太陽のような笑顔がまぶしい。
「いつも明るく元気で、笑顔でいたい。
笑顔って伝染するから。
周囲も元気であってほしいなって思うんです」。
整った顔を、思い切りよく崩して笑う。
“全力の笑顔”でこう続けた。
「やっぱり疲れた顔をしていたら、女性はかわいくないでしょ」。
男女ともに愛される人だ。
もっとも、ヒロイン役を演じた新作映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督、15日公開)では、その笑顔を完全に“封印”した。
人生が入れ替わってしまった2人の男性のうちの1人に恋をする、婚活中の真面目な女性編集長、香苗を演じた。
役柄の女性は「結婚」も努力すれば、かなうと信じている。
その懸命さが、コミカルに映る役どころ。
監督からは「笑わず、感情を表に出さぬように」という演出を受けた。
「笑顔を封印し、なるべく抑揚つけず、声も低くして。
でも不機嫌とフラットは紙一重。
さじ加減に苦労しました」。
完成作を見て、表情をさほど変えずとも役柄の感情が出せることを実感。
新境地を開いた。
役柄の女性は、立てた目標に向かって努力する。
「でも結婚は相手があることなので(笑)。
そこが現代社会の風刺で、彼女の少しズレた部分でもあるので面白い」。
だが、それでも懸命に努力をするヒロインは、愛らしく映る。
結婚相手への条件は、健康で努力家であることのみ。
貧乏でもいとわない。
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