

7月11日(土)
文庫でオペラが聴けるなんて!この32年間、思ってもみませんでした。
けれども、今日、ナント思いがけず実現したのです。
毎週かかさず文庫に来る5年生のN君。本が好きで、お話の部屋にも毎回入ります。
友だちに誘われて来るのではなく、自分の意思で、たった一人で来るのです。どんな家庭環境かと常々思っていましたら、なんとご両親はそろってオペラ歌手とか。この前、お母さんが見えて、今日はお父さんがはじめて文庫を覗いてくださいました。そして、「小さい子の部」も「大きい子の部」も子どもたちと一緒におはなしを楽しんでくださいました。
おまけに、文庫のお話が終わった後、お父さんに「オペラを聞かせてください!」といきなりお願いすると、快く承知してくださり、原語で子どもたちのために歌ってくれました。もう一つ!というアンコールに応えて、次は子どもの好きな曲。さらなるアンコールに応えて、3曲も歌ってくれたのです。
1.サンタ・ルチア
2.フニクリフニクラ
3.オオソレミオ
全身から湧き出るような迫力のある声、表情豊かな歌いっぷり、イタリア語での熱唱は子どもたちを驚嘆させました。生まれて初めてオペラを聴く中学生もいたのです。
日本では、オペラが身近にありませんが、子どもたちはかけがえのない経験をしたことでしょう。もちろんいっしょに聴いた文庫のスタッフの大人たちも、ライブに大感激でした!