久しぶりに文庫の近況報告をしたいと思います。
今日は北風の吹く寒い日でしたが、おなじみのH・N姉妹に、2年生のHちゃん、久々に顔を見せてくれた男の子二人と3組の親子が来てくれました。たった一人で毎週来る小1のMちゃんは遅れてきましたが、大きい子のおはなしの時間にはセーフ。
今日は北風の吹く寒い日でしたが、おなじみのH・N姉妹に、2年生のHちゃん、久々に顔を見せてくれた男の子二人と3組の親子が来てくれました。たった一人で毎週来る小1のMちゃんは遅れてきましたが、大きい子のおはなしの時間にはセーフ。
初めて来た小さな男の子は、おはなしの部屋に入りたがらず、お母さんに抱きついてしぶっていましたが、「オオカミみたいな怖いものはいないから大丈夫!お母さんと一緒ならいいでしょう」と誘うと、お母さんにくっついて隅っこに座りました。すると他の2組のお母さんもついでに入ってくれ、子ども8名、大人3名、それに千葉大・教育学部から見学にみえた若い女子大学生も入って、いよいよおはなし会の始まり~始まり~。
<ちいさい子のおはなし>
おはなし 「だいくとおにろく」 同名絵本 (福音館)
絵本 「もりのともだち」 マーシャ・ブラウン作・絵 (冨山房)
「だいくとおにろく」のお話が進みだすと、下を向いていた男の子はしだいに顔をあげ、いつの間にやら、じっとおはなしに聞き入っているではありませんか。鬼は出てきますが、さほどこわくはありませんものね。
「もりのともだち」は、字の部分を消して、一回り大きな紙芝居に仕立てたため、絵がくっきりと浮き上がり、動物たちの表情まで読み取れます。おんどりがキツネをおそうシーンは迫力満点!画家の筆の力とストーリーの簡潔さが、子どもたちをスーッと物語の世界に引き込んでくれました。
おはなしと絵本がおわると、いつもの「わらべ歌」で遊ぶ時間。今日はじゃんけん遊び。慣れてきたところで、二人一組になって遊びますが、親子組はお母さんと子どものペアー。負けた子は片腕をだし、勝った子は「ねーずみ、ねーずみ」と歌いながら腕をはい上がっていって、最後は脇の下でコチョコチョとやります。これにはひっくり返って大喜び。
小さいこの時間 親子一緒にわらべ歌で遊ぶ光景
お話と絵本とわらべ歌が、子どもの心を魔法のように、ときほぐしてくれたに違いありません。
次の<大きい子のおはなしの時間>には、小さな男の子は、すっかりお母さんから離れ、一人でちゃんと座っておはなしを聞きましたヨ。たった30分で起きた奇跡の変化です。
みんな、自立した一人前の聞き手となって座っている光景に、今日はなんだか胸が熱くなりました。。
<大きい子のおはなし>
おはなし 「かしこいグレーテル」 子どもに語るグリムの昔話・2(こぐま社)
おはなし 「尻尾の釣」 日本昔話百選 (三省堂)
大学3年生のMさんは、先日、稲毛小学校で教育実習を受けていたとき、たまたま「おはなしの時間」に出会って、文庫のことを知ったそうです。卒論に「子どもの読書」のことを取り上げようと思っていたところ、こういう手渡し方もあるんだと知り、興味を持ったそうです。将来は生まれ故郷の富山に帰って先生になりたいとか・・・こういう大学生がいるって嬉しいですね。
大きい子のお話が終わり、ろうそくを消す光景・・・・・ 子どもばかりのおはなし会となりました