9月下旬の平日、東葉高速鉄道の北習志野駅にやってきました。東京都心部までやく35分でアクセスすることが出来、標高30メートル前後の高台の丘陵地帯の中に造成されている北習志野のベッドタウンの中を散策していきます。
北習志野駅は以前は新京成電鉄の駅だけであり、東京方面へ出るには新京成線で津田沼まで出る必要があったのですが、1996年(平成8年)に東葉高速線が開業し、東京都心部までダイレクトにアクセスすることが出来るようになりました。
「北習志野」という駅名や地名ですが、ここは習志野市ではなく、船橋市の東部に広がっている広大な「習志野原」の丘陵地帯の中央に位置しています。平坦な高台地帯の中に良質な住宅地が整備されています。
新京成電鉄の北習志野駅は地上部に設置されていますが、東葉高速線の北習志野駅は地下のかなり深い場所に駅ホームが設置されています。東葉線が開業した1990年代の時点で駅周辺は開発がかなり進んでいたので、地下にトンネルを掘るしかなかったということです。
平日の午後の時間帯の北習志野駅の駅前広場を撮影してみました。朝や夕刻の通勤ラッシュの時間帯は多くの人たちで混雑していますが、昼間はこのように閑散としていて、典型的な東京のベッドタウンの風景となっています。
2012年8月に「エキタきたなら」と言う名前の商業ビルが完成し、駅のイメージが大きく変わりました、以前の北習志野駅は、古めかしい駅舎と歩道橋しかなかったのです。
商業ビル内にはレストランや居酒屋、銀行、駅前保育園などの施設が入居していて、駅周辺の住宅地から東京方面へ通勤している人たちに便利な施設が多く集まっています。
駅前広場の北側には2009年1月末に開業した「北習志野駅前ビル」が建っていて、この商業ビルの開業と同時期に、新しい北習志野駅舎も供用が開始されました。
駅前ロータリーの中などは以前からほとんど変わっていないようでしたが、駅前広場を取り囲むように、駅舎や商業ビル、商店街をつなぐようにペデストリアンデッキが整備されています。
北習志野駅と、駅前商店街を結んでいるペデストリアンデッキは昼間でも地元の人たちが多く歩いていて、地上部には人の流れはほとんどありませんでした。
平日の昼間であっても人通りが意外と多いペデストリアンデッキを散策していきます。北習志野駅前ビル内にはセブンイレブンやサイゼリア、携帯ショップ、マツモトキヨシ、マクドナルドなどの店舗が入居しています。
北習志野駅から東方向(習志野台方向)に向かって駅前商店街が伸びているので、少し散策してみたいと思います。
ペデストリアンデッキは北習志野駅前商店街の入り口まで設置されていて、駅前の道路を渡らなくてもいい構造になっています。
北習志野駅舎と「エキタきたなら」の全景を撮影しました。地上3階建て、敷地面積は5809平方メートル、延べ床面積は1889平方メートルであり、駐輪場45台分を備える商業施設であり、20店舗が入居しています。
駅前ロータリー周辺の建物や店舗などは以前とほとんど変わっていません。千葉銀行習志野台支店の店舗も以前のままです。
北習志野駅周辺は二つの大きな商店街があり、一つは東方向(習志野台方向)へ向かう「JuJuきたなら商店街」と、こちら北方向(高根木戸方向)へ向かう「北習志野エビス通り商店街」の二つです。
次回の記事では「JuJuきたなら商店街」を少し散策してみます。