緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

開業後の東京駅:新丸ビル低層棟7階テラスから眺める丸の内駅舎

2012年11月10日 12時49分11秒 | 東京駅周辺


行幸通りの北側にそびえ立っている「新丸の内ビル低層棟」の7階に設置されているオープンテラスにやってきました。ここの7階テラスから丸の内駅舎や駅前広場を見渡すことができます。撮影した写真をつなぎ合わせてパノラマ写真に仕立ててみました。今回の散策でこの7階テラスへやって来たのは、工事用シートが完全に取り払われた丸の内駅舎を撮影することも一つの目的です。




そして最大の関心は駅前広場の全景を把握するためです。当初JR東日本が以前にプレスリリースで発表していた駅前広場の予想図とは大幅に変更されているからです。ホームページを確認しても駅前広場の正式な完成予想図や整備の工程が出てこないので気になっているところです。




東京中央郵便局跡地に再開発工事として建設された「JPタワー」の低層棟です。JPタワー全体のグランドオープンは2013年3月21日を予定しています。前面開業時にオープンする日本郵便が初めて手がける商業施設の名前は「KITTE(キッテ)」に決定されています。




丸の内駅舎南ドームの背後にそびえ立っている「グラントウキョウサウスタワー」です。リクルート、三井住友トラスト・ホールディングス(三井住友信託銀行の持株会社)、BMWJAPAN等が入居しているオフィスビルで2007年(平成19年)11月6日に開業しました。




丸の内駅舎の南ドームをズームで撮影してみました。地上から撮影していた時には見えなかった「スレート屋根」の様子がよくわかります。駅舎の切妻部には宮城県産の天然スレートと呼ばれる石が使われています。南ドーム周辺がJPタワーの影に隠れてしまったのですが、新調されたスレート石が光り輝いていました。




丸の内南口前の駅前広場をズームで撮影してみました。新たに敷き直されたアスファルトの上にガードレールを計算して並べることによってタクシーや一般車両が通るコースを形成しているのがわかります。地上を散策していた時には見つけることが難しかったのですが、丸の内南口に並ぶタクシーの待機場所も設置されていました。




丸の内駅舎中央部をズームで撮影してみました。この駅舎の背後にはJR東日本の在来線や東北・上越・長野新幹線の各ホーム、JR東海の東海道新幹線ホームが整然と並んでいます。この丸の内駅舎のすぐ脇には高架橋構造となっているJR中央快速線ホームが建っています。




駅舎中央部の皇室専用貴賓出入口の周辺には多くの見学者の人々が集まっていました。スロープとなっているアプローチ道路の左側に見える出入り口は「丸の内中央口」です。




丸の内中央口前の駅前広場の部分には歩行者用の小さな規模ですが広場が設置されているのがわかります。これは見学者のために作られているのかもしれません。




北ドーム周辺をズームして観察していきます。駅前広場の北側部分は全体的に未整備に近い箇所が多すぎます。JR総武快速横須賀線の東京地下駅の排気筒周辺も手付かずのままです。




北ドームと駅舎中央部の間にある切妻部をズームで撮影してみました。窓枠などを構成している真っ白な花崗岩や、屋根の真新しいスレート屋根が赤レンガ壁の美しさを引き立てていると思います。




「丸の内北口・北ドーム」をズームで撮影してみました。やはり上から見下ろしていても南口と比較すると人の流れの多さが格段に違います。常に丸の内北口から大手町のオフィスビル群へ歩く人の流れが途切れません。




営団地下鉄、後の東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線が1956年(昭和31年)7月20日に淡路町駅から東京駅まで開通、東西線(大手町駅)が1966年(昭和41年)10月1日に乗り入れを開始します。大手町駅と東京駅の間は地下通路が建設されて連絡を果たすようになり、中央線の快速電車の混雑率緩和や秋葉原駅の乗換混雑の緩和に大きな役割を果たしました。




戦前に構想としてあった「弾丸列車計画」を受け継いだ東海道新幹線の起点が東京駅になることが決定し、高架橋工事と幅10.2メートル、長さ360メートルのプラットホーム2面を増設する工事が行われます。またその下部に広い旅客コンコースを設置し、それまでここにあった名店街を地下に移設しました。。こうして1964年(昭和39年)10月1日、東海道新幹線が開通し、第8・9プラットホームの17・18.19番線(2面3線)が供用開始となりました。




北ドームの背後にそびえ立っているのは「グラントウキョウノースタワー」です。低層階は「大丸東京店」、高層のオフィス階には大和証券グループ本社、2000年(平成12年)にパリ国立銀行とパリバが合併して誕生し、ユーロ圏では最大規模の金融グループであるBNPパリバ銀行グループなどが入居しています。




現在歩行者用通路「グランルーフ」が建設されている場所にあった「大丸東京店」はノースタワーの地下1階から地上13階に移転されています。2007年に店舗面積34000平方メートルで先行開業しその後第2期工事が完成したことで、2012年10月5日に46000平方メートルにまで増床してグランドオープンしました。とは言っても同時期に復原工事が完了した丸の内駅舎の方に話題を持っていかれてしまい、知名度はイマイチです(汗)。




JR総武快速線と横須賀線の混雑緩和のために両国駅と品川駅の間に地下鉄新線である「東京トンネル」の工事が始まります。東京駅と新橋駅に地下ホームが増設され、馬喰町駅と新日本橋駅が新設されます。丸の内駅前広場の直下、地下5階の構造で深さは25-26メートルあり、長さ300メートルのプラットホーム2面4線を難工事の上建設し1972年(昭和47年)7月15日に総武本線の東京乗り入れが開通して東京地下駅が利用開始されました。




1987年(昭和62年)4月1日、日本国有鉄道は分割民営化されてJRグループが発足しました。分割方法に関しては様々な意見もあったが、結局東海道新幹線は東海旅客鉄道(JR東海)が一括して営業することになり、東京駅は在来線部分を引き継ぐ東日本旅客鉄道(JR東日本)との間で分割されることになりました。丸の内駅舎はJR東日本の所有となります。



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