初夏の大手町：日本橋川南岸の散策道「大手町川端緑道」 ＰＡＲT２

大手町のオフィスビル街の北端部を通っている日本橋川脇の散策道「大手町川端緑道」の散策を続けていきます。正面に写っている２棟の高層オフィスビルは、２０１２年１０月に開業した大手町フィナンシャルシティです。




平日の昼間なのですが、散策道内は人通りが全くありませんでした。６月上旬の東京都心部は気温が固くなり、ジメジメとした天候が続いています。




「経団連会館ビル」を見上げて撮影しました。２００９年４月に竣工した高層オフィスビルで、日本経済団体連合会の本部屋テナントオフィスが入居しています。




経団連会館ビルの手前付近で、散策道は大きくＳ字カーブを描いていきます。




大手町フィナンシャルシティのスマートなデザインの高層オフィスビルを始めとして、ここ２０年程の間に大手町地区では古いオフィスビルの取り壊しと、高層オフィスビルの建設ラッシュが続いています。




今から２０年前と比較すると、大手町地区や丸の内地区の街並みそのものが一変しています。当時の東京随一のオフィスビル街は新宿だったのですが、今では都心部の東京駅周辺がその地位を奪還しました。




淀橋浄水場跡地に建設された西新宿の高層ビル群は、浄水場の敷地の外側に街並みを広げること自体が難しいのですが、古いオフィスビル街がどこまでも広がっている東京駅周辺では再開発を容易に進めることが出来るのです。




経団連会館ビル前から振り返って、竹橋共同ビル方向を撮影しました。




経団連会館ビルに隣接して建っているのが「ＪＡビル」、ＪＡビルの脇には「日本経済新聞本社ビル」が建っています。




しばらく歩くと、前方に日比谷通りが見えてきました。




大手町フィナンシャルシティの高層ビル群を、真正面から撮影しました。




東京国税局などの組織が入居している「大手町合同庁舎３号館」のビルを撮影しました。気象庁本庁舎の敷地に隣接して建っています。




交通量が非常に多い日比谷通り前にやってきました。「大手町川端緑道」の散策道は、日比谷通りを挟んだ反対側にも続いています。




日比谷通りを挟んで数日前にご紹介した「大手町一丁目第３地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事現場の全景を撮影しました。この場所に高さ１６８メートルと９０メートルの高層ビルが建設されることになります。




この場所にはかつて、日本政策投資銀行ビルや日本政策金融公庫ビルが建っていましたが、それらの組織は「ドミノ方式」「玉突き方式」の再開発手法によって、隣接している大手町フィナンシャルシティ内に移動しています。




日比谷通りを横断するために、一度日本橋川に架橋されている神田橋方向へ向かいます。