
上野動物園の敷地の北側に広がっている「東京都美術館」の敷地内を少しウロウロしていきます。上野動物園や東京国立博物館周辺ほどではありませんが、こちらも賑わっていました。

東京都美術館は、北九州の石炭王と言われた佐藤慶太郎から東京府に100万円の寄付金が申し出され、それをもとに1926年(大正15年)、東京府美術館が建設されました。

東京都美術館の敷地と、竹の台の噴水広場の間には、多くの木々が植えられています。以前は、今以上に鬱蒼とした雰囲気だったのですが、2年前のリニューアル工事でかなり多くの木々が伐採された経緯があります。

そして1975年(昭和50年)に前川國男設計・大林組建設により総工費50億円の新館が完成しました。これ以降、貸し館以外の自主事業として、自主企画展覧会の開催や美術図書室の運営を行うようになっています。

新館の建物群の中に整備されている中庭の中へ向かいます。美術館の出入り口は、この中庭の中に設けられているのです。

1975年(昭和50年)に竣工した前川國男設計の新館が築30年を超えたことから大規模改修工事が行われることになり、2010年(平成22年)の4月より休館し、2年間の工期を経て、2012年(平成24年)の4月に公募展示室、レストラン、ミュージアムショップ、美術情報室、アートラウンジなどがリニューアルオープンしました。

建物の赤レンガ壁や、床版なども綺麗になっているように感じました。

元来た道を戻り、竹の台の噴水広場や東京国立博物館の周辺を散策していきます。上の画像に写っている建物は「スターバックス上野恩賜公園店」です。

竹の台の噴水広場の全景を撮影しました。

新しくなった噴水家をズームで撮影しました。真正面に写っている建物は「東京国立博物館」です。

ログハウスような外観のスターバックス上野恩賜公園店の建物、上野公園の緑地帯の景観に合わせて設計されているそうですが、逆に物珍しさからか周囲の人々から注目されていたようですね。

スターバックスの建物の後ろ側に見える赤レンガ壁の建物が、先ほどウロウロしていた東京都美術館の建物群です。

スターバックスのカフェと向かい合うように建っているのがレストラン「上野の森パークサイドカフェ」です。

大噴水へ向かって、散策を続けていきます。

この日は快晴の天気だったのですが、少し筋状の雲が北風に乗って流れてきました。

パッと見た感じでは、カフェと言うよりは公園の観光案内所のようなデザインですね。

この日の上野公園内は、修学旅行の学生さんや家族連れ以外に、ビジネスマンの人たちの姿が目立ちました。
