私がもっとも注目する脳科学者が池谷裕二氏です。「海馬」「進化しすぎた脳」「脳はなにかと言い訳する」「ゆらぐ脳」など私たちの脳を直接刺激する本を次々と出版し、ベストセラーになっています。この本も、書評空間キノベス!2009で9位に選ばれています。
茂木健一郎さんや養老猛さんの本とは、一線を画して、池谷さんの本は、まさにずばり脳科学の最新情報満載です。哲学じゃない。科学です。
彼は東大医学部薬理学ですが、その研究が世界から注目されているまさにバリバリの現役。まだ40歳…(おお、もう40歳になったんだ。)
すごいなと思ったのは「私は研究を進めていく上で、仮定をしません。研究の事実をゆがんでみてしまう可能性があるからです」といったような内容の言葉。それで作った実験器具は、世界規格の精度を1000倍ほどあげちゃったっていうから、半端じゃない。
「進化しすぎた脳」でも高校生達に授業をしたのですが、この「単純な脳、複雑な「私」」も母校の高校生達への授業です。高校生向けの授業だから、難しい言葉は一切ない。でも内容は血の吹き出るような最新情報。今週発表された論文なども惜しげなく教えてくれます。
彼が研究しているのが、海馬であり、脳の可塑性の探求であり、自発創生・自己書き換えです。人間の脳はシンプルな機能でありながら、ゆらぎがあることでまるでそれ自体が生きもののように「複雑系」の働きをする。
池谷さんのホームページでは、ニューロンの分布を音楽に置き換えたものを聞くことができます。これは、現代音楽に聞こえます。無秩序な音じゃない。彼のクラシック音楽の造詣の深さはよく知られるところで、作曲もするんです。楽譜見るのは大好きという彼。もうひとつの趣味はワインかな。ツイッターではクラシックかワインの話が主です。
ニューロン・ミュージックだけでなく、自分試しにリンクからページ下の実験やってみてください。あれ????って、思うかも。
※朝日出版社/単純な脳、複雑な「私」
http://www.asahipress.com/brain/
※池谷裕二ホームページ
http://www.gaya.jp/ikegaya.htm
茂木健一郎さんや養老猛さんの本とは、一線を画して、池谷さんの本は、まさにずばり脳科学の最新情報満載です。哲学じゃない。科学です。
彼は東大医学部薬理学ですが、その研究が世界から注目されているまさにバリバリの現役。まだ40歳…(おお、もう40歳になったんだ。)
すごいなと思ったのは「私は研究を進めていく上で、仮定をしません。研究の事実をゆがんでみてしまう可能性があるからです」といったような内容の言葉。それで作った実験器具は、世界規格の精度を1000倍ほどあげちゃったっていうから、半端じゃない。
「進化しすぎた脳」でも高校生達に授業をしたのですが、この「単純な脳、複雑な「私」」も母校の高校生達への授業です。高校生向けの授業だから、難しい言葉は一切ない。でも内容は血の吹き出るような最新情報。今週発表された論文なども惜しげなく教えてくれます。
彼が研究しているのが、海馬であり、脳の可塑性の探求であり、自発創生・自己書き換えです。人間の脳はシンプルな機能でありながら、ゆらぎがあることでまるでそれ自体が生きもののように「複雑系」の働きをする。
池谷さんのホームページでは、ニューロンの分布を音楽に置き換えたものを聞くことができます。これは、現代音楽に聞こえます。無秩序な音じゃない。彼のクラシック音楽の造詣の深さはよく知られるところで、作曲もするんです。楽譜見るのは大好きという彼。もうひとつの趣味はワインかな。ツイッターではクラシックかワインの話が主です。
ニューロン・ミュージックだけでなく、自分試しにリンクからページ下の実験やってみてください。あれ????って、思うかも。
※朝日出版社/単純な脳、複雑な「私」
http://www.asahipress.com/brain/
※池谷裕二ホームページ
http://www.gaya.jp/ikegaya.htm
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