カンドー 日本でいちばん大切にしたい会社

仕事の関係で「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著、あさ出版）を、同僚から借りて、読みました。

法政大学大学院の坂本教授は中小企業経営等の分野で有名な先生で、お名前や数年前に出版された本のタイトルは知っていましたが、あまり仕事に真面目ではない僕は読んではいませんでした。

・・・読んで 感動 しました。

５０年前から障害を持つ方を積極的に採用し、今、社員の７割が障害者という川崎の日本理化学工業さんのこと、島根県の山間の町で義足などを作っていて、その製品を必要としている世界中の人たちの役に立とうという若者が集まる中村ブレイスさんのことなど話には聞いていましたが、この本を読んで改めてそれぞれの社長さんの経営の姿勢とそれを長年実行していることに心を打たれ、そこで生まれた数々のエピソードに感動の涙を禁じえませんでした。

その他、徹底的に「社員の幸せのために」を判断の基準とし、それが結果的に４８年連続増収増益につながった伊那食品工業さん、お菓子で人をシアワセにする柳月さん、本当にお客さんから愛され信頼されれば寂れた商店街の中にあっても繁盛することを証明している杉山フルーツさんのお話など、自分は何のために生きているのか仕事をしているのかを教えられる思いです。

いままでこんなことロクに考えたこともなかったのに・・・お恥ずかしい・・・

他にも９社の紹介があり、こちらも素晴らしい会社です。


で、早速、同じ坂本先生の著書、「日本でいちばん大切にしたい会社２」と「経営者の手帳」を買って来ました。

これを読めば僕も少しは立派な人間になれることでしょう。