少年日本史 〈謹んで震災のお見舞いを申し上げます。〉

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育鵬社とは  自由社とは  正統保守の教科書は育鵬社

2011年03月29日 | 新しい歴史教科書をつくる会を正常化せよ
藤岡信勝研究より
 
■扶桑社版中学校歴史・公民教科書とは
これまでの自虐的な教科書を正すため、フジサンケイグループの扶桑社から発行されている。平成13年4月に検定に初合格(14~17年度使用)、17年4月に2度目の合格(18~23年度使用)。

■新しい歴史教科書をつくる会とは
かつて、扶桑社版中学校歴史・公民教科書の執筆や採択運動にかかわった。初代会長は西尾幹二氏(当時電気通信大学教授)。

■新しい歴史教科書をつくる会の内紛とは
扶桑社版教科書の2度目の採択が不調に終わった平成17年秋、採択本部長である藤岡信勝副会長(当時拓殖大学教授)らの責任が議論になったが、藤岡氏は逆に、会員管理用のコンピューターソフトに不具合があるなどとして、宮崎正治事務局長の追い落としを画策し、本来は不仲である西尾幹二元会長と共闘した。八木秀次会長(高崎経済大学教授)が18年2月の理事会で解任され、西尾氏の同級生である種子島経氏(元BMW東京社長)が会長に就任した。
規約にない「会長補佐」に就任した藤岡氏は「藤岡略歴メモ問題」(後述)などを問題視し、八木氏を追及。それに呆れた八木氏は同年4月、保守系理事とともに退会。八木氏支持に転じていた種子島会長も一緒に辞めた。[1] 「新しい歴史教科書をつくる会」は会長空白の後、同年6月に小林正氏(元参議院議員)を選出した。
八木氏らは幅広い保守層を結集して「日本教育再生機構」を設立。「新しい歴史教科書をつくる会」の小林会長も種子島氏と同様、八木氏支持に転じ、日本教育再生機構との連携を模索したが、翌19年5月、藤岡らによって解任された(8月除名)。[2] この過程で多くの保守派が日本教育再生機構に流れた。「新しい歴史教科書をつくる会」の歴代会長のうち、第2代・田中英道、第3代・八木秀次、第4代・種子島経、第5代・小林正の4氏が日本教育再生機構に所属。「新しい歴史教科書をつくる会」は現会長の藤岡信勝氏のみ(初代会長・西尾幹二氏は退会したものの影響力を行使)。
 
■「怪文書」問題=藤岡略歴メモ問題とは
「新しい歴史教科書をつくる会」が内紛中だった平成18年4月、西尾幹二氏は自らのブログで、公安当局のデータとされる藤岡信勝氏の略歴メモが自宅にFAX送信され、そこには「H13 日共離党」と書かれていたと明らかにした。藤岡氏は「自分の離党は10年早い1991年である」(藤岡氏は西暦を使う)と主張し、平成19年7月、西尾氏や公安当局ではなく、なぜか八木秀次氏に損害賠償を求め東京地裁に提訴。裁判所は1審、2審とも八木氏の関与を認めず、藤岡氏は全面敗訴。21年1月、最高裁で敗訴が確定した。
藤岡氏は並行して八木氏ら4人を東京地検に業務妨害罪で刑事告訴したが、不起訴となった。東京地検は西尾氏宅のFAX通信記録調査など所要の捜査を行った結果、八木氏らが関与していない、またはFAX自体が存在しないと判断したとみられる。[3]
  
■福本修也弁護士とは
藤岡信勝氏は八木氏への提訴、刑事告訴のほか、扶桑社に対しても提訴している(原告は藤岡氏、西尾幹二氏ら4人。東京地裁で敗訴確定)が、代理人はいずれも第二東京弁護士会の福本修也弁護士。福本弁護士は統一教会の顧問弁護士で、統一教会ウオッチャーの有田芳生氏によると「東大原理研出身で合同結婚式にも参加した」という。[4]
 
■育鵬社とは
「新しい歴史教科書をつくる会」の内紛を嫌ったフジサンケイグループが平成19年8月に設立した教科書専門出版社。扶桑社が100%出資。扶桑社版中学校歴史・公民教科書を継承する教科書(平成24年度使用開始)を発行する。

■教科書改善の会とは
育鵬社の中学校歴史・公民教科書の編集・採択を支援するため平成19年7月に発足。正式名称は「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」。事務局は日本教育再生機構。代表世話人に屋山太郎氏(政治評論家)、世話人に小田村四郎氏(元拓殖大学総長)、三浦朱門氏(元文化庁長官)、渡部昇一氏(上智大学名誉教授)ら保守の錚々たる文化人が名を連ねる。歴史教科書編集会議座長は伊藤隆氏(東大名誉教授)、公民教科書編集会議座長は川上和久氏(明治学院大法学部長)。

■自由社(石原萠記社長)とは
社長は旧社会党系の運動家で、ソ連や中国、韓国との友好に努めてきた石原萠記氏。[5][6] 石原氏は自由社の月刊誌『自由』で「『自由』の役割は、60年安保、70年安保を闘い、それ以降の70年半ばには、江田三郎さんたちと社会主義インターを日本へもってこようとして、いろいろとご協力し合ってきた。そして、それが社公民という形で一つの運動になった」などと、社会主義を目指してきたことを自認している。[7] 扶桑社から絶縁された「新しい歴史教科書をつくる会」の新たな教科書発行元となり、平成20年4月、文部科学省に中学校歴史教科書(22、23年度使用)を検定申請。不合格、再申請を経て21年4月に合格した
 
■自由社(加瀬英明社長)とは
平成20年9月、自由社(石原萠記社長)と同一名称の自由社が加瀬英明氏(外交評論家)を社長として設立登記された。自由社(石原萠記社長)は検定合格直後に版権を自由社(加瀬英明社長)に譲渡するという不可解な手続きを行った。[8] 自由社(加瀬英明社長)の取締役は植田剛彦氏(著書で慰安婦強制連行説を主張する親韓派ジャーナリスト)ら。[9] 監査役は三堀清氏(パチンコチェーンストア協会の法律分野アドバイザー)。加瀬氏も韓国人元ホステスをスタッフにするなど親韓派である。[10] 取締役教科書編集室長の松本謙一氏(元「新しい歴史教科書をつくる会」東京支部長)が追放されるという内紛も起きている。[11][12]
  
■自由社版教科書とは
安重根を「韓国独立の志士」としたり、三・一独立運動を詳述するなど親韓・自虐的記述が目立つ。菅原道真、阿倍仲麻呂、岡倉天心、乃木希典ら基本的な人物が登場しないなど欠陥が多い。[13] 市販本では朝鮮出兵を「朝鮮侵略」と書き、[14] 特攻隊を「自殺攻撃」と貶めている。[15] 平成24年度使用開始版も検定申請した。
 
 
参照リンク
[1]狂乱の春—「つくる会」会長職2ヶ月 - つくる会の体質をただす会
[2]★小林正・前つくる会会長 除名へ - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します 
[3]そもそも「怪文書」は存在しなかったんじゃないか - 藤岡信勝研究
[4]藤岡信勝の代理人弁護士が霊感商法事件の公判で言われたこと - 藤岡信勝研究 
[5]★「つくる会」と「自由社・石原萠記」と「ソ連」と「中国」と「社会党右派」と「創価学会」 - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します 
[6]石原萠記 - Wikipedia 
[7]★「つくる会」発行元は社会主義の出版社 - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します 
[8]自由社は2つある-文科省さん、類似商号にご用心 - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
[9]★自由社役員「慰安婦は強制連行された」 - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
[10]★「不敬を正す会」も作ってください。加瀬英明さん - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
[11]自由社教科書編集室長からの告発メール - 藤岡信勝研究
[12]自由社幹部「藤岡信勝は所詮屯田兵の末裔」…元役員からのメール - 藤岡信勝研究
[13]★あくまで「安重根は韓国独立の志士」の自由社版 - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
[14]★秀吉の朝鮮出兵を「侵略」と書く自由社版-扶桑社版からの改悪<11> - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します 
[15]★特攻隊を「自殺攻撃」と貶める自由社版教科書-扶桑社版からの改悪<下> - 正統保守の敵「つくる会」一部首脳を追撃します
 
 
(作成・偽装保守問題研究会)
※転載自由

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