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野中広務氏:支那の工作員と呼ばせていただきたい

2013-06-09 23:20:52 | 政治
このところ、ご本人や古賀誠氏等一派をしばしばテレビで見かけると思っていたら、先週後半から例の尖閣棚上げ合意で騒がれている。日中国交正常化の際に、田中角栄前首相が中華人民共和国首脳と尖閣棚上げを口約束で合意したと、田中氏本人から口頭で聞いたと喧伝している。

これが何故問題なのかは、多くの方々が発言しているので詳しくは述べない。単純に言えば、尖閣は日本固有の領土であり、領土問題は無いという日本政府の立場を棄損し、支那に有利な証言であること。そして、それが嘗ての政府首脳から発せられたということだ。

ご本人は、日本のためと仰っているが、日本の利益には繋がらず、むしろ明らかに不利益となっている。かつての日本国首脳の発言として尖閣棚上げが発せられることにより、領土紛争地域であることを我が国自身が認めていた可能性を示唆することとなる。支那からすれば大いなる前進だ。

領土問題の完全解決は武力に依るしかなく、平和裏に事を収めるには、結局のところ棚上げしかない。しかし、日本の国益を考慮するならば、あくまで領土問題は無いという立場を取りながら、裏で支那と何らかの妥協をしつつ、棚上げに持ってゆくという外交手法を取るべきなのだ。反戦平和を唱える野中氏であるからこそ、そのようなスタイルでの外交を陰からサポートするなら理解できる。それが、全く日本の国益に反したスタンドプレイは、日本を憂える元政治家の行動とは思えない。しかも、文書など証拠が残っている訳でもなく、伝聞でしかないという。「この俺だけが聞いたのだ。俺の命令は上様の命令だ。だから従え。」ということか。まるで柳澤吉保に代表される江戸時代の側近政治ではないか。正に野中一派の密室芸ここにありである。彼らの世界観は、法治主義や民主主義の対極に位置しているようだ。

この手の輩に対する効果的な接し方は、無視、そして相手にしないことである。国を憂える気持ちがマスメディアに少しでもあるならば、鳩山氏や野中氏等による国益に反する所業に関しては無視を貫いていただきたいところである。


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