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ab Cuore 

帰国した時ノンポリだった私が見たのは≒無政府状態の日本。
ショック、怒り、希望をこのブログに書きました。

6/15 9話 僕があなたをほしいとしたら体だけ

2025-06-15 13:28:08 | あほ


6/15 9話 僕があなたをほしいとしたら体だけ


数日後、孝太郎は仕事で出かけた。

私は彼の機嫌のよさそうな時に、私、家に帰れないのと聞いてみた。

家? どこの?

お前のあのアパートは解約して、ここにお前の部屋があるじゃないか?

ママに会いたくなったか?

とうつむきかげんの私に聞いた。


そうだ、いいことしてやる。

彼は私を抱き上げ、ベッドに連れて行った。

私はほとんど何も身につけていなかったから

出かける前のメイクラヴでもと思った。

彼は私にのしかかると首にキスを始めた。

やさしいキスだった。

何分くらいそうしていただろう?

やがて彼は起き上がった。

それで終わり?

と心の中で思った。

彼は大きな手鏡をとると、見てごらんと言った。

私の首には信じられない色と大きさのキスマークがいくつか見えた。

ママになんて説明する?


私の目から涙があふれた。

そんなにうれしい?

と孝太郎は笑いながら聞いてきた。


そして私をひっくり返し、尻に吸い付いた。

そしておまけだと言って、私を床に落とした。


彼の差し出した鏡には尻の横に大きな黒いキスマークが見えた。


そして涙で汚れた私の顔を両手ではさみ、

焼印でもいいんだ。

とボソっと言った。



彼が出て行ってからしばらく私は涙が止まらなかった。

そうしてどうしてこんなことになったんだろうと

彼との出会いを思い出して見た。


それから彼が焼印でもいいんだと言ったことを考えた。

焼印?

彼が決めたら、私がどうしようと彼はやるだろう。


今や彼は恐ろしい存在だった。

それでも私はどうして彼のメイクラヴが好きなんだろう

と一日中考えた末たどり着いたことは、。


数少ない過去の経験を振り返り、彼ほど強く感じた人はいない。

体があっているの?

彼と別れて、他の男と付き合いメイクラヴすることあったら

きっと孝太郎を思い出す。

それは新しい相手に失礼ではないか!


どうやって彼の体から離れられるの?

答えは出なかった。


1週間、10日、2週間、孝太郎は帰ってこない。


私は台所に行って食品のストックを見た。

冷蔵庫と冷凍庫の他の戸棚を見て、米や小麦粉、いろんな缶詰を

発見した。


私はびっくりして全部の戸棚をあけてみた。

ペットボトルの水やウイスキーやワイン、その隣に棚に食器と炊飯器も発見した。


なんでこれまで見なかったんだろうと思った。


私は何か作ってみようっと思った。

でもこの裸で台所に立つのは嫌だった。


私は自分の部屋に行った。

外出着はないけど、洋服ダンスの引出しをあけてみた。


そこには下着もパジャマも、トレーナーもあった。

私が入れたままになっていた。

私は小さい引出しをあけ、青いエプロンも見つけ出した。

私は下着を付け、室内着のようなパジャマを着て、エプロンをつけた。


それから厚いソックスをはいた。

上履きがなかったからだ。


私はご飯を炊き、冷凍庫の料理でご飯を食べた。

冷凍の料理はどれもおいしかった。

しかし、パンもご飯もない料理だけって案外もの足りなかった。


食後、私はすごく元気になった。

そしてもっと料理を積極的にやろうと思いついた。






































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