TPPは今日から参院特別委員会審議。 まったく馬鹿げている。政府与党の頭は大丈夫か?。
本家本元のアメリカでは、あの選挙、両方ともTPP反対、とりわけトランプ氏ははっきりして居、当選した。オバマ政府は来年1月
の任期一杯に、なんとか通すつもりだった。 今日の新聞報道によれば、それもどうやら諦めたようだ。トランプ氏は当選後
路線修正を図る気配があるが、さすがにTPPだけはノー、撤退のようです。TPPについて、撤退の意向はアメリカだけでは
ないようです。参加国の大半がこの傾向のようです。アメリカのこの結果を受けてさらにこの傾向は避けられないでしょう。
世界の情勢がそうあるときに、日本政府与党は一体何を考えているか? 全く訳が分からない。衆議院特別委員会においても、
交渉経過の資料は7千ページ余に及ぶようですが、2千ページ余りしか公開されていない。それも 「海苔弁当」 とか言われて
墨ぬりばかりだという。
政府与党がアメリカがもうダメなのに、なお強行しようというのは、日本が議会議決をして、アメリカの背中を押すと言うのです。
馬鹿も休み休み言え と言いたい。 ヒラリー敗退トランプ圧勝は、いはばこうしたグローバル主義の結果だったではないか。
いくらトランプの軌道修正と言っても、現にオバマ現政権が諦めた以上、実現するわけがない。
日本政府与党が何故こんな行動をとるか TPPはアベノミクスの最重要の柱であるからだ。政府与党はうまいこと言いながら、
その本音は要は、日本のグローバル大企業に広い市場を保証してやってもっともっと儲けさせたい。そこに尽きる。特に農業問題。
安倍政府与党は、日本の農業をなんとかしょう等とは考えていない。輸出に などと言ってもたかが知れている。零細 米中心の
農業を切り捨てようと言うのだ。原が住んでいるこの高山地区でも、整然と構造改善した田圃が次々耕作放棄されている。現米価
ではそうするほかはないのだ。ましてTPP体制になった時、「中津川の軽井沢」 を自称するここも野獣の住みか だ。
こうした事態はアメリカではヒラリーに大敗北をもたらしたが、日本では安倍与党に同じ運命をもたらすと思う。現に先般の参院選、
東北ならびに裏日本自民党は、総崩れだった。新潟知事選挙結果も全くそうだった。
こう考えてみると、安倍晋三君は「地獄への道」選んだのだろう。ヒラリー氏は落選が本当に悔しかったようにだが。