![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bd/de88b4e98d9aacafabea0ffe564b1ea4.jpg)
京都一周トレイル・京北トレイルの為にトレイル委員会があり、一緒に作業しまへんかと先日お誘いを受け、時間の許す限りということでお受けした。道標立てや道の整備などは殆ど出来ているがオープンまでにすべき事はまだまだあり、更に全体のコースが完成するまでは、そしてより歩きやすいルートに整備するには更に作業は続く。今日は我が最初の活動に参加する日だ。朝8:30、周山にある自治会の倉庫前に集合した。倉庫前の道ではご近所さんが雪かき作業で忙しい。
部長の塔下氏の指示で、田中・柿村両氏と私の3人が細野から魚が淵への峠越えのルートと滝又の滝から余野へと抜けるコースを歩いてタイムを計るのが今日の我々の仕事である。
車2台で出掛け、まず魚が淵に1台をデポしもう1台で細野小学校へ。周山街道は除雪されているがまだ雪は残っていて栗尾峠を下るとき前を行く車がブレーキを踏み踏みゆっくりと慎重に下っている。ブレーキを多用したらいけんよ~。
小学校の入口付近の雪の中に駐車していざ出発、まずは府道を西へ歩き始めた。最初の集落の西の端から入る高間谷林道の入り口にはもうちゃんと道標が設置されている。林道の積雪は30cm位かしら。雪を踏み分けというのではなくラッセルという程でもないが、先頭の元気な柿下氏がどんどん歩いてくれるのでその後を歩くのは楽だ。ただ私はアイゼンもスパッツも付けないトレッキングシューズというズボラな出で立ちで雪の中はやはり滑りやすい。途中から林道を左に折れユリ道へ。ここは少し狭い道になっていて山道を歩く感覚が味わえる。途中支尾根を歩く道になるが自然林だ。しばらく歩くと、栗尾峠から西へと続く尾根を進む林道へとたどり着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/75/abed79b17dd62e6ce57309ad760c8588.jpg)
ここからの眺望がトップの写真の様に素晴らしい。稲荷谷から天童へと続く城丹国境尾根が全部見える。ここは標高450ms位と低いので若丹国境尾根の山々は見えないようだ。ここの林道はエスケープルートとして位置づけていると田中氏。広い林道を少し西へ歩いて、今度は魚が淵目指して下る。アイゼンを付けてなかったので雪に隠れていた根っこを踏んだのかコロリと転倒してしまった。上手くお尻から落ち雪のクッションもありどうってことないのだが山で転んだのは初めてだ。いけんいけん、冬は運動不足で完全に体が鈍っている証拠だ。
坂を下っているとき田中氏に、この道は細野の鮎釣りさんが歩かれた道だと教えて貰った。そうか細野の人にすればこの道が大堰川へ越えていく最短路だ。行きは良いが沢山釣れた時は担いで帰るのは大変だったろうなあ。多くは周山で売って自家用は栗尾峠経由で帰られたのかしらその時はどのルートを?等と考えるのも楽しいし、昔の人に聞いてみたいものだ。
魚が淵に到着。高瀬橋にはたっぷり雪が乗っていてまだ誰も歩いていない。府道の対岸からのこの足跡のない風景を撮るのも貴重なシャッターチャンスだ。次の写真はここに住むか山を越えて歩いて来ないとなかなか撮れませんでよ(^_^)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/8d/6023cf5424f8e1350b29dd8f0c35717d.jpg)
次なるコースは滝又の滝のコースだ。余野まで走り1台をデポ、細野へと引き返して滝へのコースの入口へ。お、誰かこの道を走った跡があるぞ、と進むと神戸ナンバーの車が一台あった。ここはもっと雪深かった。40~50cmはあろうか。滝への道にも足跡がある。途中立派なカメラを担いだ人に出会う。雪の滝又の滝を撮りにこられたのだった。
途中7~8箇所谷川を渡るのだが、お、ちゃんと木橋が掛けられている。このコースの方が雪深く感じる。滝の手前の大きな岩には立派なツララがぶら下がっていた。滝の水量はまずまずというところか。昨年の春は雪解け水も豊富だったのだが、果たして今年の春はどうだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/37/adc6e0787e56f678473de4e2d8a20708.jpg)
滝手前から滝の上へと登る道が整備されているが急坂には変りなく、また雪のおかげでやはり厳しい登りだった。滝の上の辺りで、ここから落ちたら直接滝壷行きかな、なんて話しながら少し進み橋のところへ。ここからは立派な林道が通じている。この道を余野へと進む道は林道歩きだが、その脇は杉林になっているが昔は田圃だった様子が伺える。昔は平坦地はどんどん田畑に、その後米より材木ということでどんどん植林された歴史が見て取れる。林道があちこちに分かれていて標識をしっかり見て貰わないと道に迷う人もでるかもしれないなあと心配する。これには道標だけでなく更に京北トレイル専用のテープを作って分岐などに丁寧に巻きつける予定だとのこと。
低い峠を下ると九頭神社の辺りに出るとそこは雪の余野だった。
それぞれのコースを1時間ちょっとで歩き、お昼過ぎには本日の作業はお終いと相成ったが、久しぶりの雪の山歩きで、鈍った足が痛かった。装備を怠った罰か、滑りやすい雪の中の歩行で足には負担が多かった様だ。左膝の横の筋が少し痛い。それに朝食が十分でなくて久しぶりにシャリバテ現象に襲われてしまった(*_*)
3月27日の開設記念の歩きには既に申し込みが200名もあるそうで、急遽今回歩いた細野から魚が淵へののコースも取り入れられる様だ。そうきつくなく適度な山登りの楽しさも味わってもらえ、素晴らしい展望もありとお薦めのコースである。
今後何回もトレイルを歩き、皆さんによりコースを楽しんで頂ける様な案内記事を書いていきたいと考えている。
部長の塔下氏の指示で、田中・柿村両氏と私の3人が細野から魚が淵への峠越えのルートと滝又の滝から余野へと抜けるコースを歩いてタイムを計るのが今日の我々の仕事である。
車2台で出掛け、まず魚が淵に1台をデポしもう1台で細野小学校へ。周山街道は除雪されているがまだ雪は残っていて栗尾峠を下るとき前を行く車がブレーキを踏み踏みゆっくりと慎重に下っている。ブレーキを多用したらいけんよ~。
小学校の入口付近の雪の中に駐車していざ出発、まずは府道を西へ歩き始めた。最初の集落の西の端から入る高間谷林道の入り口にはもうちゃんと道標が設置されている。林道の積雪は30cm位かしら。雪を踏み分けというのではなくラッセルという程でもないが、先頭の元気な柿下氏がどんどん歩いてくれるのでその後を歩くのは楽だ。ただ私はアイゼンもスパッツも付けないトレッキングシューズというズボラな出で立ちで雪の中はやはり滑りやすい。途中から林道を左に折れユリ道へ。ここは少し狭い道になっていて山道を歩く感覚が味わえる。途中支尾根を歩く道になるが自然林だ。しばらく歩くと、栗尾峠から西へと続く尾根を進む林道へとたどり着く。
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ここからの眺望がトップの写真の様に素晴らしい。稲荷谷から天童へと続く城丹国境尾根が全部見える。ここは標高450ms位と低いので若丹国境尾根の山々は見えないようだ。ここの林道はエスケープルートとして位置づけていると田中氏。広い林道を少し西へ歩いて、今度は魚が淵目指して下る。アイゼンを付けてなかったので雪に隠れていた根っこを踏んだのかコロリと転倒してしまった。上手くお尻から落ち雪のクッションもありどうってことないのだが山で転んだのは初めてだ。いけんいけん、冬は運動不足で完全に体が鈍っている証拠だ。
坂を下っているとき田中氏に、この道は細野の鮎釣りさんが歩かれた道だと教えて貰った。そうか細野の人にすればこの道が大堰川へ越えていく最短路だ。行きは良いが沢山釣れた時は担いで帰るのは大変だったろうなあ。多くは周山で売って自家用は栗尾峠経由で帰られたのかしらその時はどのルートを?等と考えるのも楽しいし、昔の人に聞いてみたいものだ。
魚が淵に到着。高瀬橋にはたっぷり雪が乗っていてまだ誰も歩いていない。府道の対岸からのこの足跡のない風景を撮るのも貴重なシャッターチャンスだ。次の写真はここに住むか山を越えて歩いて来ないとなかなか撮れませんでよ(^_^)
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次なるコースは滝又の滝のコースだ。余野まで走り1台をデポ、細野へと引き返して滝へのコースの入口へ。お、誰かこの道を走った跡があるぞ、と進むと神戸ナンバーの車が一台あった。ここはもっと雪深かった。40~50cmはあろうか。滝への道にも足跡がある。途中立派なカメラを担いだ人に出会う。雪の滝又の滝を撮りにこられたのだった。
途中7~8箇所谷川を渡るのだが、お、ちゃんと木橋が掛けられている。このコースの方が雪深く感じる。滝の手前の大きな岩には立派なツララがぶら下がっていた。滝の水量はまずまずというところか。昨年の春は雪解け水も豊富だったのだが、果たして今年の春はどうだろう。
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滝手前から滝の上へと登る道が整備されているが急坂には変りなく、また雪のおかげでやはり厳しい登りだった。滝の上の辺りで、ここから落ちたら直接滝壷行きかな、なんて話しながら少し進み橋のところへ。ここからは立派な林道が通じている。この道を余野へと進む道は林道歩きだが、その脇は杉林になっているが昔は田圃だった様子が伺える。昔は平坦地はどんどん田畑に、その後米より材木ということでどんどん植林された歴史が見て取れる。林道があちこちに分かれていて標識をしっかり見て貰わないと道に迷う人もでるかもしれないなあと心配する。これには道標だけでなく更に京北トレイル専用のテープを作って分岐などに丁寧に巻きつける予定だとのこと。
低い峠を下ると九頭神社の辺りに出るとそこは雪の余野だった。
それぞれのコースを1時間ちょっとで歩き、お昼過ぎには本日の作業はお終いと相成ったが、久しぶりの雪の山歩きで、鈍った足が痛かった。装備を怠った罰か、滑りやすい雪の中の歩行で足には負担が多かった様だ。左膝の横の筋が少し痛い。それに朝食が十分でなくて久しぶりにシャリバテ現象に襲われてしまった(*_*)
3月27日の開設記念の歩きには既に申し込みが200名もあるそうで、急遽今回歩いた細野から魚が淵へののコースも取り入れられる様だ。そうきつくなく適度な山登りの楽しさも味わってもらえ、素晴らしい展望もありとお薦めのコースである。
今後何回もトレイルを歩き、皆さんによりコースを楽しんで頂ける様な案内記事を書いていきたいと考えている。
mfujinoさんは雪中行軍を敢行され、ご苦労様でした。まさにタイミング良く(悪く?)積もったものです。やはり、天は日頃の善行をしっかり見てくれている様です。
栗尾峠の雪景色も素晴らしいものですが、魚ケ渕の吊り橋は、貴重なショットになりましたネ。足跡一つない雪の高瀬橋など、そうは写せるものではないでしょう。滝又の滝の氷柱も中々迫力があります。
久々に撮れ撮れの古里の雪景色を満喫させて戴きました。この上に、宇津地区の写真があれば申分ないのですが、これは直接味わえることを楽しみに残しておきます。きっとまた、雪が降ることを信じております!
更なる節酒・節煙・摂食・摂眠で、日頃から健康維持にお勤めください(私を見習って)。尚、3月27日の京北トレイルは、申し込まないと参加不可なのでしようか。
「雪ふる晝に」 高島 高
なごやかなるものは
愛すべきである
しづかなるものは
尊むべきである
いつか人々の心が
そこにかへる日
かの人間のふるさとの美しさ
細野からの道は全く知りません。城丹国境尾根がはっきりと見えるということなら、行かない訳にはいきません。魚が淵も車で2、3度通っただけで辺りの徘徊は全くしておりませんので、未知の処を訪れる楽しみがあります。本年は何回か京北トレイルをうろうろとさせていただく、ということは周山ビールがたくさん飲めるということで楽しみにしております。
雪の中のテスト走行いや歩行やりましたね!
井戸もコースに入っていて標識を見るだけで元気が湧いてきます。
私もいつか歩かせてもらいます!!
この京北トレイルでは、北山の峰々を眺望するスポットは少ないのですが、この眺望はなかなかのものだと思っています。上の写真を撮ったのは、栗尾峠をほんの少し細野側へ下ったところから西へ伸びる林道(名前は忘れました大井表林道だったかしら?)からです。もう一つの眺望スポットは、茶呑峠から中江に向かう途中、鳴の堂付近からパラグライダーのテイクオフ場へと盲腸線が出ているのですが、ここからの眺望はあの長老ケ岳も望むことが出来ます。黒尾山へのルートからも明石の方が見えるそうです。黒尾山といえば周山から周山城址を通って黒尾山へ登るルートも整備されています(これは前の記事に書くのを忘れているようです、、) それに宇津にも城跡へのルートも整備されます。ここはルートづくりは結構大変な作業になります。
是非京北トレイルにトライして下さい。開設記念の行事への参加はバスでの送迎や保険、それに地図の事を考えると申し込みした方がお得です。でも今夜の部会での情報では更に申込者が増えているそうです。もしかしたら申し込んでも満杯ですとの返事が帰ってくるかもしれないと危惧しています。
このトレイルの泣き所はバスの便です。一日で全部という訳にもいかないのでどこでストップして次に繋げるかというのが大変です。まあ徘徊堂さまの健脚でしたら羽田酒造のビールが喉を通る楽しみさえあればあと4km、5kmってえ~い歩いちゃえと行かれるでしょうが。
雪道を歩くときはちゃんと装備をしないと駄目ですね。スパイク付きの長靴を探そうかなとも考えています。それと最近は山歩きにも適した地下足袋もあるそうですし。このスパイク付き地下足袋は道があるところを歩くときよりも、道のない斜面をよじ登ったり、トラバースするときに威力を発揮しそうですので、山仕事の時の方が良いかなとも考えますがどうなんでしょう。徘徊堂さまの様に道なき山道を歩かれる方にはもってこいかもしれません。
今日の部会でも話題に上がったのですが、地元の人にもどんどん活用して頂きたい気持ちです。
この日取りは前から決められていたのですね。それにしても30㌢の雪の中の作業は大変だったでしょう・・・でも誰もが経験していない見事な雪景色に出会われたことで花○の日と言うことに。
抜けるような青空に新雪の京北トレイルのコースを楽しませて頂きました。岩の水滴がこのように綺麗なツララになるのですか?見ごたえがありますねぇ!魚ヶ淵のつり橋、サクサクサクと渡りたい衝動にかられます。
黒尾山と言えば「卯滝口のバス停から行くからな」と言っていたような記憶があります。
滝の横にある岩に垂れ下がったツララも見事ですが、もう一つ見事な木がありましてその対岸の岩に生えているのですが、その根は岩を這い洞窟の中まで伸びているのです。生命力を感じます。
黒尾山は二つあります。周山城址の傍の509msのと下宇津にある569msのとですが、京北トレイルで通るのはこの周山のです。確かに卯瀧から登れます。しかしさすがご主人の言葉は良く覚えておられますね。
お久しぶりです。京北トレイルは何て素敵なことでしょう。是非訪れてみたいです。
最近、娘のために雛飾りを致しましたが、雛とは「鄙(ひな)び」に完全に通じているように思われます。鄙びの里では、今日以上の野遊びや、鄙びの行事がわんさかあったことだろうと想定しています。ご存知の通り『万葉集』にも登場している「曲水の宴」が有名でしょう。王朝貴族が庭園の流水に臨み、流れる杯に従って順に詩歌を詠み合ったというものですね。これは、古俗の穢れや流しがソフィストケイト(洗練化)され、詩歌競詠と結びついたものであったのだろうと容易に想像がつきます。それでも、必要に応じて別に人形(ひとがた)による祓いや流しが行なわれていたことは『源氏物語』に主人公光源氏の行動としても描かれている通りです。
「穢れ」と「ハレ」の儀式が雛祭りで、五月五日の端午の節句とは完全に一対になっているとだんじられます。江戸時代に栄えたお雛様文化は完全にその原型を忘れ去ったあとの祭りであったのでしょう。
こうしてややもすると忘れ去られようとしている鄙びの文化の中に、日本人の文化の原型(素型)があったように思われてなりません。
妻が学会で論文を発表した後になりますが、春に京に帰ってから、今度は是非ともお伺いせて頂きたいです。楽しみにしています!
私は自分をブログを鄙の里と命名しています。自然を「体感」することに憧れてIターンしました。日本の文化の素晴らしさは人と自然の交流が要素の一つになっているのではないでしょうか?硯水亭さまが<鄙びの文化の中に、日本人の文化の原型(素型)があったように思われてなりません。>と書かれているなかの鄙びの要素の中に「自然」が含まれるのではとも勝手に思っております。
個人的にはお雛様そのものにはあまり興味がない人間なのですが、だって男の子ですからね(^_') ただ、雪に包まれた寒くて長い冬、その雪の下には春への気配を感じられる頃、お雛様を楽しむ女の子の気持ちは少し分かる様な気がします。この節句を区切りに女の子は一気に華やかな季節へと気持ちも切り替わったのかしら。男の子たるわたくしは雪の中を歩いて楽しんでおりました。
今朝も薄く白化粧の景色ですが、その雪はベトベト、春近しを感じております。