ちいさいやつら

わが家のセキセイインコとアキクサインコのお話

幽明、境を異にする

2012-12-21 03:45:01 | 綾子のこと
私はここ3年ほど
2本のネックレスをしていて、
健康診断の時以外は
外したことがありませんでした。

なぜ2本しているかというと、
一本は綾子、もう一本はメイの
身代わりのつもりなのです。
時々名前をつぶやいては
ネックレスに触ったり口づけをしたり・・・。
綾子が入院してるときは
しょっちゅう触っていました。

このネックレスは、
もしいつかそれぞれ旅立つ時が来たら、
それを今度は私の身代わりとして
一緒に持たせたいと思っていたのです。
私を一緒に連れてってと。



そして今、
一本を外す時が来ました。




綾子が逝ってしまいました。




あまりに急で
どこからお話していいのやら・・・。



綾子は、骨盤が開いてお腹がブヨブヨで
水曜日の朝、
食べられなくなってうんちも出なくなり、
また、うんちをしようと気張ったら
小さく「ヒー」って鳴いたのでした。
卵かなと、お腹を触ると
卵のような、そうでないようなで
私にはよくわからなくて。

もしかしたら軟卵かもしれないと思い、
休診日で、
先生は手術が2件重なってて大変だったのに
かなり無理を言って預かって頂きました。

夕方電話で尋ねると、
卵はないけど、腹水が溜まってるって。
それに痩せてて何か変だから、
あとで検査してみますって。

翌木曜日の午前中に電話すると、
エコーで見たら卵巣か卵管が腫れてて
お水が溜まってる状態で、
原因は恐らく過発情によるもので、
ただの炎症か腫瘍かは
レントゲンなど、
他にも検査してみないと分からないと。

ここで私は卵管炎かな?と思い、
とりあえずすぐに命に別状はないかと
なんとなく安心するも、
夜7時ごろに電話があって、
綾子ちゃんの呼吸が荒いので、
高酸素を送ってますが、
今から来られませんかって。

病院に行くと、
立ってるのがやっとの綾子がいて、
体全体を揺らして呼吸していて
それはもう苦しそうで。

先生に話を聞くと、
卵巣か卵管がこの一日で一気に腫れて
気嚢を圧迫してるので苦しいのだと。

昨日と今日のエコー写真を見ましたが、
水が溜まってるところと
腫瘍らしきものとが
ぶどう状にぼこぼことある状態で、
私が卵か?と思ったものは卵ではなく、
このぼこぼこしたものだったのでした。
そして両日のエコー写真を見比べて
入院後、一気に腫れたのが私にも分かりました。
レントゲンも見ましたがどこもパンパンで
気嚢が殆ど押しつぶされてて・・・。

綾子はものすごく苦しそうだったから、
もう連れて帰ろうかと思ったけど
酸素室から出したら
それこそもっと苦しいだろうと思ったり、
でももう状態が良くないなら
延命治療はせずに
このまま逝かせた方がいいんじゃないかと思ったり。

でも先生と話していて、
今出来ることは少ないんだけど、
とても辛いだろうからそれを救うためにも
消炎剤と利尿剤を注射しようということになり、
だけど、待合室には他の患鳥さんもいるし、
夜遅くの対応になりそうだから、
心を病院に置きつつも一旦帰宅しました。

だけど程なく
夜の10時半に再び電話が鳴り、
綾子ちゃんが亡くなりましたと。

すぐに迎えに行きました。
結局、掴むだけでも危ないので、
注射は状態がもう少しよくなってからと思ってる間に
息絶えたそうです。



今回の発情は、
ご機嫌になったり多尿便になったりしないし、
体重も全く増えないし、
エリカラもリュープリンも、
何しても骨盤が閉じなくて、
なにかが変だとずっと思っていたのですが、
変だと思うだけで、
こんな結果になってしまいました。

綾子は、竜骨が飛び出るほど痩せてて、
私も骨が当たるなーと思いながら
でも体重は
どちらかといえばマイナス傾向だけど
変動があまりなく、
うんちも、それこそ前に
よく不調になってた頃よりも沢山出てたから
あまり気にしてなくて・・・。
もしかしたら食べても食べても
腫瘍に栄養が取られてたのかもしれません。

卵管炎なのか、
卵巣炎なのか、
悪性腫瘍なのかどうかは
開けてみて、
そして病理に出してみないと分かりません。

私は前から
鳥たちが死んだら献体しよう、
遺体が戻ってこなくてもいいとすら
思っていたのですが、
いざその場になってみると、
あんなに苦しそうだった綾子のお腹を
さらに開くことはできなくて、
死因はよくわからないけど、
そのまま連れ帰って来ました。

私は今、
最後の、苦しそうに息をしていた
いわゆる呼吸困難の時の姿が
目に焼きついて離れず、
それがとても辛いです。
ものすごく辛かっただろうなと・・・。

今日は眠れそうにないので
ダラダラとここに綴ってましたが、
綾子には発情抑制と称して
色んなことをやってきたから
今はごめんねとしかかける言葉がなく、
そういうことを考え始めたら
涙が止まらなくて
これ以上書けそうにないので
ここで終わりにします。



最後に、
よかったら綾子の寝顔を見て行ってください。
夜遅いから、お花屋さんは開いてなくて、
うちに咲いていたビオラと
アメジストセージで飾ってやりました。









綾子、約5歳6ヶ月でした。

可愛がってくださったみなさま、
ありがとうございました。

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