ちいさいやつら

わが家のセキセイインコとアキクサインコのお話

元気アピール

2018-03-17 16:00:00 | 病院関連





メイは頑張ってくれてます

胸の筋肉が落ち
竜骨だけが一本縦にスッと通ってるのが
見て分かるほどに痩せました

体重は昨日病院で量ったら
先月から-8gの25g
腫瘍の分もあるので
実質20gあるかどうかというところ
といわれました


今のところ一番の敵は吐き気でしょうか
すごく食べたがるけど
気持ち悪いから食べられない
というような状態が続いています

食べふりがすごいです
5センチくらいの粟穂を
ハイスピードでむしって全部ハゲにするけど
あまり飲み込んでいません

食べられそうなものは
すべて試してますが
大抵、一口二口食べて目をつぶり
これじゃない
もっと食べられそうなものを持ってきてよ
という顔をします

それの繰り返しでね
もうどうしたらいいんだか・・・

何かないかと私がキッチンに立つと
下の動画のように
コツコツとプラケを叩いて
早く持ってきてー!と私を呼ぶの
鳴くことをすっかり忘れてしまったみたい



(動画11秒)

https://youtu.be/0DZT9ck36U4

これは神経症状ではないですよ
身体が突っ張ってないですし
なにより私がそばに行けば止めますから

それで何か手に持ってるのが分かると
どこにそんな体力があるのかと思うほど
すごい勢いで走り寄ってきて
食べようとするのですが
やっぱりこれじゃないという顔をします

結局もう手の内がなくて
ごめんねごめんねといって
カキカキでごまかすことの方が多いのですが
こういうコツコツが頻繁で
しかもそれがじーちゃんの介護を彷彿とさせて
苦しい気持ちになります

じーちゃんも喋れなかったので
何か用があると
ベッドなどを叩いて私を呼び
なに?これ?どれ?それ?と
言いたいことを推理して対処して・・・
でも5分も経たないうちにまた呼ばれる
ということがとにかく頻繁で
我慢できずに大声で怒鳴ったことや
じーちゃんに手をあげそうになった
そういう握りつぶしたい記憶を
まざまざと思い出してしまいます

とにかく
メイが少しでも食べられるといいのですが
なかなか食べられるものを
見つけてあげられず
ただ見てるだけになってしまうのは
想像以上に辛いものですね

一番辛いのはメイだって分かっているのですが・・・

最近は、もしかしたらこれって
餓死に近いのかしら?
などと思ったらもう
居たたまれなくなってしまい
強制給餌はしなくとも
せめて吐き気さえ治まれば
食べられるようになるのではないか・・・
そう思って
予約してあった通院日
移動だけでもリスキーだけど
ニトロを運ぶような慎重さで
そーっとメイを病院に連れて行きました
吐き気止めを出してもらおうと

これまで電話のみで薬を出してもらってましたが
新しい薬は診察しないとダメなのです

で、診ていただきましたけど
吐き気止めはもう入ってると・・・
なんだそうだったのか
それにメイの吐き気は嚥下中枢が関わってて
薬で治まるものではないって

とりあえず
神経症状に対する薬は追加してもらえましたが
それ以外、先生もやることはないという感じです
私がもう無理をさせたくないと言ったので・・・

でもね

「 医療従事者からみたら
 この状況でオーナーさんが連れて帰ること自体
 無理をさせてることになるんだよね
 点滴すれば身体は楽になるわけだから・・・
 それでも連れて帰ると言われれば
 こちらは何も言えない 」と

そうね、分かる分かる
でも入院して
肉体的に少し楽になったとしても
知らない人ばかりで
しかも鳥の叫び声が
聞こえるようなところに
ストレスフルでいるよりも
私は家にいる方をね

先生は肉体的に楽な方を
私は精神的に楽な方を

どちらにするか天秤にかけたとき
治る病ならまだしも
死出の道を歩いているなら
最期まで慣れたところで暮らす方を・・・

それから

「 この状態でご飯をくれくれというのは
 それはもう死ぬ前の危篤状態みたいなもの
 食べふりしてるのと同じ
 元気なのをアピールしてる 
 でもそれは体力を使うから
 あまり覗いたり話しかけたりしないで
 そーーっと置いておくのが今のベスト
 布をかけておくのもいい 」と・・・

一瞬、ひとから言われた
死ぬ、危篤、という言葉が
突き刺さりましたけど
メイがこうなって以来
自分の中に常にある言葉で
覚悟はしているから痛みはすぐに消え
それよりもメイが私の前でさえ
元気アピールしてるのかと思ったら
切ないなぁと・・・
本能ってすごいですね


ということで
メイにとっては
あまり実りのない通院となりましたが
コツコツして呼ぶのは
体力を使うだけの元気アピールだから
食べられるものを探し回るのではなく
そっとしておく方がいいと分かったことは
収穫だったかな

今は助言から
時々プラケに毛布をかけるようにしたせいで
大人しく寝てることが増えました

が・・・

毛布をかけててもコツコツします
前よりはぐんと回数が減りましたけど・・・

でもそのコツコツは
食べたくて呼んでるのではなくて
近くにいてほしいという感じかな
そばでメイちゃん頑張ってるねー偉いねー
などと色々話しかけてる間は
目をつぶってじっとしてますから


でも、どんなに頻繁だったとしても
呼ばれたら絶対無視はしない
自分に悔いを残さないためにも・・・

神経症状

2018-03-02 14:54:15 | メイのこと
3月になりましたね





メイは
比較的よく食べてくれて
とりあえず今日は大丈夫そうだな
という日もあれば
辛そうでああもうダメかも
という日もあります

五輪閉会式の日もそうで
メイに愛の言葉を言い
たくさんの感謝の言葉を伝え
まんじりともしない夜を過ごしましたが
翌朝自力で食べてくれて
ほっとするやらなんとやら

そんなこんなで
メイが3月を迎えられるとは
思ってもみませんでした
今はただメイの生命力に驚くばかりです


ただ、お腹の腫れも大きくなり
体重を量っても腫瘍の重さもあって
その体重が適正かどうかも分からないので
量ることさえやめてしまいました

竜骨が飛び出していて
かなり痩せてきているのは
確かなのですけどね


そして神経から来ていると思われる
症状も出始めました
腫瘍細胞が脳に飛んだのかな・・・

背伸びをして胸を反らせ
数秒ごとに身体がビクっと動くの・・・






最近はもう
必要以上に写真も動画も撮らないのですが
これは先生に診て貰おうと撮った動画です


(動画)約1分


https://youtu.be/Yt9gTmRQoeY


この時の背伸びは
まだ大したことないのですけど
酷いときは脚がピーンと突っ張ってしまいます


病気百科によると
中枢神経症状の一つの
強直性痙攣というものに当てはまりそう

それによると

「脚をつっぱるような動作や
翼を広げるような動作がみられ
首を後ろに反らす
後弓反張(こうきゅうはんちょう)がよくみられる。
足指を握りこむこともある(ナックリング)。

痙攣が30分以上に及ぶ場合
痙攣する筋肉による過剰な酸素消費に加え
呼吸筋も痙攣して呼吸が抑制され
低酸素脳症を起こして死亡します。

治まるのを待つか、あるいは
抗痙攣薬(鎮静薬)を投与する」


メイはいまのところ
30~40分ほどで落ち着きます

またナックリングかどうかわかりませんが





痙攣時、指が4本揃ってしまいます

食欲もあったりなかったり・・・
ご飯を手で持っててやると
ちょっと食べてくれるので
時間をみてはそうしてるのですけど
明らかに食べる量は少ないです

なるべく家にいるようにしてますが
仕事で外出しなければならないこともあり
その間に蒼ざめた馬(*)が
来てしまうかもしれなくて
でももうそこは
どうしようもないかなと思ってます
夜寝てる間にってこともありますし・・・
時々起きてはいますけどね

なので、せめて他のことで後悔しないよう
今日が最後かもと思って接してるつもり


ちなみに病院の受付で
ここの先生は安楽死は・・・と聞いたら
首を振ってました

するといわれても悩むだろうし
しないといわれても
最期まで頑張らせねばならないのか・・・
と思うこの勝手

どちらにしても
メイの前では明るくいなくてはね



(*)蒼ざめた馬
いわゆる死神のこと
「ヨハネの黙示録」第6章に記される4人の騎士のうち
「死」を象徴する第4の騎士が
蒼ざめた馬に乗って現れることに由来する
アガサ・クリスティの推理小説にもある

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