外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

りんご宇宙の膨張~シードルを仕込む~

2012-09-10 23:39:27 | グルメ
宇治川の河畔で出逢った猫




先日、本屋で雑誌の「うか○○」を立ち読みしていて、あるページで目が釘付けになった。
なんと、シードル(りんご酒)の作り方が載っているじゃないですか!

自宅でワインやシードルを作ることは、私の長年の憧れだった。
でも作業が複雑そうだし、しかも時間がかかりそうなので、めんどくさがり屋の私は今まで棚上げしてきたのだ。
しかしこのレシピによると、りんごジュースとドライイーストがあれば、簡単にシードルができるようだ。
これはやってみるしかあるまい!ということで、早速りんごジュースを買ってきた。
ドライイーストはパン作り用に買った分が余っている。

雑誌以外にも、他の人のブログなどを参考にしつつ、適当にやってみた。
成功するかどうかは、まださだかではないですが。どきどき。


<材料>
・りんごジュース 700mlくらい
・ドライイースト 小さじ1弱

<作り方>
ワインの空き瓶(熱湯消毒する)の八分目くらいまでりんごジュースを入れ、ドライイーストを加えて栓をし、しゃかしゃか混ぜる。
1、2時間後、発酵が始まって泡が出てきたら、栓を緩める(栓を閉めたままだと、ビンが割れる恐れがあるらしい)。
2、3日後、泡が出なくなって、底の方に白っぽいオリ(ドライイーストの成れの果て)が溜まったら、発酵終了。
栓をしめて、冷蔵庫で冷やして飲む。


ちなみに雑誌のレシピだと、りんごジュースは1リットル(ストレート果汁)、ドライイースト小さじ1、
使用する容器は1.5リットルのペットボトル、となっていた。
うちにはペットボトルはないけど、ワインの空き瓶ならいっぱいあるので(毎日飲むから)、そちらを利用した。
ジュースは濃縮還元のものを使った。だって、ストレート果汁は高いんですもの。

料理関係に詳しい友人の話では、りんごやブドウなどの果物は天然の酵母を含有しているので、
別にドライイーストを使わなくても、果汁を密閉容器に入れて室温に置いておけば、そのうちにお酒になるのだそうだ。
ドライイーストは人工的に発酵を促進する役割を果たすらしい。
りんご果汁だけで作るお酒ってのも魅力的ではあるけど、やはり早く飲める方がありがたいわ。

昨日、寝る前に瓶をを眺めたら、りんごジュースは盛んに発酵中だった。
にごり酒のように白濁していて、細かい泡がひっきりなしに立ち上っている。
栓を外して耳を寄せてみると、「ジュワジュワジュワジュワ」という不思議な音が聞こえる。
まるで宇宙が膨張するときの音みたい・・・宇宙が膨張する音、聞いたことないけど。
私が寝ているあいだも、暗い台所で膨張し続けるりんご宇宙・・・。
ふふふふふ、はやく美味しいお酒になあれ!






宇治川の鴨さんたち。キャットフードをやってみたら、先を争って食べていた。


コメント
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