外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

料理本研究家宣言

2012-03-04 17:06:57 | 日記
自作のピタパン、ベーコンとルッコラのせ。ルッコラは庭でちぎったもの。味付けには、トマトペーストとアリッサ(チュニジアの唐辛子ペースト)とマヨネーズを使った。「おうちカフェごっこ」は楽しい。



吾輩は料理本研究家である。名前はまだ無い(=無名)。ふっ・・・

料理のレシピ本を読むのは、私の趣味のひとつである。
料理本を読むのは楽しい。これまでの人生で幾多の料理本を読みあさってきたし、これからも読むだろう。
でも、読んだレシピを参考にして、料理を作ることはめったにない。レシピ通りに料理するのってメンドクサイし、あんまり好きではないのだ。
そういう直截的な実用目的のために読むのではなくて、あくまでこれは「読書」なのだ。

美しい写真付きで紹介される、世界各国の料理、日本各地の郷土料理、才能ある料理研究家たちの創作料理のレシピ。そして料理を通して眺めた、その国や地方の歴史や文化、社会習慣などの解説、料理研究家の幼児期の思い出や料理観、ひいては人生観や世界観・・・良質の料理本にはそういうものがきゅっと詰まっている。

これまで読んだレシピの数々は、私の記憶の中で互いに混ざり合って輪郭を失い、星雲のようにぼうっと輝いている。台所に立って夕食の準備をしている際中、ふとした拍子にこの星雲から小さな星がはらりと流れ落ちて、思いもかけぬ閃きを放つ時がある。そういうとき、最初に考えていたのとは一味違う、面白い料理が出来上がるのだ。これが料理本研究の、幸福な副産物である。

(などと、色々理屈をつけてみたけど、実は私は単なるくいしんぼうで、四六時中食べ物のことを考えていて、つい美味しそうな写真が載っている本に手が伸びているだけなのだ。しかも料理本を読んではいるけど、別に研究しているわけではないので、ホントは「料理本読書家」を名乗るのが正しいのかも。あれこれケチをつけることも多いから、「料理本評論家」でもいいけど・・・まあ、細かいことは気にしないでください。楽しくやろうぜ)

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