外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2019年チュニジア・トルコ・イタリア旅行記(9)~チュニス5日目・バーブ・サアドゥーンとバルドー博物館編~

2020-02-02 14:07:38 | チュニジア

 

2020年もすでに2月に突入してしまった。なんてことだ・・・

今年の1月の中東情勢は年初からやたらに激しかった。カルロス・ゴーン氏の逃亡騒ぎ、ソレイマニ司令官暗殺とその後の展開、リビア情勢のさらなる緊張、シリア政府軍とロシア軍のイドリブへの攻撃激化、そしてトランプ大統領の「中東和平案」発表。コロナウイルスの騒ぎも相まって、なんだか心身ともに落ち着かなかった。まあ、ブログの更新が滞っていたのは、そのせいではないが(いつものことだし)。

 

でも完全に忘れてしまわないうちに、なんとか昨年9月の旅行記の続きを書き終えて、他のことを書きたい…

 

というわけで、今回は、チュニス滞在5日目の記録。この日は午前中にメトロのバーブ・サアドゥーン駅付近にある北方面行きのバス・ルアージュ(ミニ乗り合いバス)のターミナルを下見し、午後はバルドー博物館を訪れた。

 

頑張って早起きして8時半に朝食ルームへ。ここは朝食の時間帯が早くて厳しかった(たしか9時まで)

 

スチームミルクに粉末スティックのネスカフェを混ぜるタイプのセルフカプチーノ、なんちゃってバゲット(柔らかい)、カップケーキ

 

朝食後、メトロのリパブリック駅まで歩いた。

 

途中で携帯・PC周辺機器を扱うお店が集まったビルを見かけたので、そのうちの1軒に入ってSDカードリーダーを購入。20TD(約770円)だと言われたので、試しに値切ってみたら、あっさり15TD(約577円)に負けてくれた。もっと値切ればよかったかな・・・

 

メトロに乗って、バーブ・サアドゥーン駅で下車し、北方面行のバスやルアージュが集まるターミナルを目指して歩く。翌日にアルジェリア国境に近い地中海沿岸のタバルカに日帰りで行くつもりだったので、乗り場や所要時間等をチェックしておこうと思ったのだ。

 

でもその前に、駅の近くで見かけた市場らしきところに寄ることにした。

 

アラブ的な、ガラクタばかり売っている露店。こういうの買う人、いるんだろうか。いるんだろうな・・・

 

何気に由緒ありげなモスク

 

ヘルバという苦い飲み物を味見させてくれたおじちゃん。体にいいらしい。良薬口に苦し。

 

店番猫 私が近づくと警戒モードに

 

「じろじろ見んなよ」

 

「ちっ、どこかで寝なおすか」

 

こっちの子は逆におねだりモード。

 

道端でデーツがたわわに実っていた。

 

あちこちで道を聞いて、ようやく北方面ターミナルに到着。

 

タバルカ行きのルアージュ乗り場を確認。その辺にいたおっちゃんたちに聞くと、所要時間は片道3時間、運賃は往復25TD(約960円)とのこと。片道3時間か、遠いな・・・朝起きれるかどうか不安だ。

 

下見が済んだので、近くのカフェで冷たいジュースを飲んで休憩。この日は暑かったので、歩きまわると汗をかいた。

 

洋ナシのジュース。男性ばかりのカフェだったが、静かで涼しくて居心地が良かった。

 

 

お昼だったので、その近くの安食堂に入ってランチにした。冷房がなくて暑かったが、お店のおじ様がにこやかで感じが良く、料理も美味しかった。

 

キョフテジーとサラダとファンタ(写ってないけど)で4.4TD(約170円)。サラダはフレンチフライで覆いつくされている。

 

キョフテジーは、羊のレバーとジャガイモ・トマト・ピーマン・かぼちゃなどを卵と一緒にオリーブオイルで炒め煮したチュニジア料理らしい。レシピによって材料にバリエーションはあるが。なんにでもフレンチフライとバゲットがついて来るのは、元宗主国フランスの影響か。

 

食後、またメトロに乗ってバルドー博物館へ。メトロのチケット売り場の場所を尋ねた紳士は、案内してくれた上に切符を買ってくれた。親切な人が多いな、チュニジア。

 

メトロの車両は、車いすの人が降りる時にスロープになる補助板が出るようになっていた。

 

イタリアのサーカス「ORFEI(オルフェイ)」のポスター。チュニジアはイタリアの下に位置し、フェリーで行き来できるくらい近いのだ。

 

さて、いよいよバルドー博物館へ。ル・バルドー駅から近くて行きやすい。

 

建物付近の物売りのおっちゃんから、銀メッキのお守り(ハムサ)のペンダントを購入。2TD(約77円)だったが、おっちゃんは「本物の銀だよ!」と言いはった。

 

入り口付近に、2015年3月のテロの犠牲者の慰霊碑があった。イタリア人の犠牲者の名前の下に日本人の名前が続いている。

 

展示スペースに学芸員の姿はなく、監視カメラもどこにあるのかよくわからなかった。テロ以前に、盗難対策は大丈夫なのか。

 

 

「あ、きゅうり買うの忘れた~」という風情の河童風の像

 

さくさくっと見て回って、併設のカフェに休憩しに行ったら、そこは猫カフェだった。

 

お店の男性が毎日餌付けしているそうだ。ミケの母猫と子猫数匹、そしてまだ遊び盛りの白ソックスの黒猫がいた。

 

 

子猫を呼び集めて授乳する母猫

 

エサをくれる人(私)がいる気配を敏感に察知し、子猫を振り落としてこちらへ来る。

 

落ち着き給え。

 

お店の人に声をかけた上で、栄養を付けてもらうためにパウチを提供。

 

ミントティーを飲みつつ猫を堪能してから、博物館を離れてまたメトロに乗る。

 

駅の近くの風情のあるマクハー(喫茶店)

 

リパブリック駅で降りて、またカルフールへ。

 

カルフールの前に停まっていた車。

 

買い物を済ませ、またハナーホテルでベックスビールを飲んだ。暑い日はビールが美味しいねえ~ 夕食はこの日も焼いたチキンをテイクアウトしてホテルで食べた。前日とは違う店で買ったが、やはりローズマリーの風味が利いていて、とても美味しかった。

 

(続く)

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2 コメント

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続き、楽しみです (Zhen)
2020-02-15 22:30:23
チュニジアの話は、聞いたこともなかったし、もちろん行ったこともない国なので、すべてが、へぇ~って感じで、とても興味深く拝読致しました。
元々、猫には、興味なかっのですが、次々と表情豊かで、猫の心の言葉付の写真を見て、猫もなかなか可愛いな、と思うようになりました。
続き、楽しみにしています。
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Zhenさんへ (michi)
2020-02-16 03:04:55
読んでいただき、ありがとうございます~

チュニジア、いいところですよ。猫だらけで、かわいかったです~猫って表情豊かで、考えていることが顔に出るんで面白いんですよ~ 

生産性が低くて、なかなか更新できないのですが、よろしくお願いします~
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