工房 明泉(meisen)× 目に見えない世界のこと

陶芸について書くつもりがスピリチュアルなことメインになってます。


生命の樹:図柄解説

2014-04-30 | 焼き物
ぼちぼちですが、作品の図柄を簡単に説明していきます。

今日は、生命の樹です。

これは、ロマネスク美術でよく登場する題材で、器にもちょこちょこ描かせていただいております。


中央に聖樹、左右に 生命の糧を求める人間や鳥獣の構図で表現されます。
”生命の樹" の概念は、乾燥地帯であるアフリカやオリエント地方で生まれたようです。
そして、その考えは聖書の世界観にも受け継がれたようで、旧約聖書「創世記」や新約聖書「黙示録:22章」にも”生命の樹"の記述がみられます。
このような流れで、多文化的要素でありながら、この樹の表現がロマネスク美術の中にも浸透したようです。

ちなみに、鳥の絵の中の壺は、”生命の水" です。
これも元はオリエント地方の概念からきているようですが、詳しくはまだ調べきれていません。
こちらはまた勉強してからご報告します。

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