エジプトが反映していた頃、地中海に交易圏が生まれました。 そして、紀元前2600年頃にはトロイの木馬で有名なトロヤ文明、紀元前2000年頃にクレタ文明が花開きました。
特にクレタ文明は古代エジプトとも交易を行っていました。 クレタ島にあるクノッソス宮殿のボリューム感のある柱は私たちにエジプトの神殿を想起させ、壁画の描画法、鮮やかな彩色法など双方の文明の類似点を感じ取る事が出来ます。 クレタ文明は前15世紀頃に滅びましたが、その時期に前後してミケーネ文明が花開きました。
これら3つの文明は、いずれも地中海にギリシャ文明が開花する以前に始まりました。 そして、ギリシャ神話の舞台として神秘的なイメージもあります。 一方、古代メソポタミア文明、古代エジプト文明に比較すると狭い範囲で、規模も小さかったようです。 ミケーネ文明、トロヤ文明はいずれも紀元前1200年頃に滅亡します。
そしていよいよヨーロッパの基礎を形作る古代ギリシャ文明と古代ローマ文明が花開きます。
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