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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

3連休は3連勤

2008-07-21 22:33:29 | Weblog
過ごしやすい日でした。
今回のシフトは暦上の週末は全て出勤。電車が空いていて、ま、いいか。
せめて着るものだけでもリゾートワンピース。

入居受け入れ、ケアカンフア、入院中の方のお見舞い。
事例検討会提出の修正版を送付して、お休み前の申し送りを残して帰宅。

月曜日は往診歯科や栄養管理指導、言語聴覚士のリハビリなどがあります。
祭日でドクターの往診が休み。

今日、お試し入居の方は共同生活が初めてといいながら、
実はショートステイは経験済みらしい。
話好きで、どんどん仲間に自分から入っていける方だ。
先住者の方が圧倒されたみたい(笑い)。
しかし、本人がまだ心からホーム入居を必要としていないのと、
まわりにいる息子2人が賛成していないので、ドウかな?
直接介護をしなければならない娘さんは入居を勧めている。
兄弟が何人かいると、たいていこうなりますね。
自分たちは手を貸さないのに、口だけは黙っていない兄弟・親戚。


お見舞いに行ったのは先週入院に付き添った方のところ。
同じフロアの入居者の家族から「お見舞いのお花代」を預かったので責任もあり出かけることにした。
1週間の間に衰えた感じ。
月末には退院できると聞くが、ホントに大丈夫だろうか。
「歩けない」と情けなそうにご本人も言う。
心不全で今も嘔吐・吐き気があるという。
「おなかは空いてるけど食べさせてくれない。」と訴える。


歩行器を使って歩いていた人も歩けなくなってきている。
杖歩行できていた人は、歩行器を使い出した。
尿漏れ失禁もそれにつれ出てくる。
ちょっとした病気が原因で認知症が進む。
ギャクもある。
車椅子だった人が杖歩行になり、
持病が気になって外出できなかった人が、友達が出来ると、伴にドライブや観劇に出かけている。バスに乗って遠出まで!


また強引だとか先走りだとか言われるだろうが、
遅番スタッフの休憩の取り方を指示した。
施設には、早番と遅番がいる。
重なる時間帯でどちらも休憩を取ろうとするから取れなくなる。
各フロアが落ち着いている時間帯で取ればよいのだ。
早番では、休憩時間に食事をとろうという動きで、そうなっている。
しかし何も全員が一緒に一緒のことをする必要はないのに、
これまでどおり入居者と一緒に食べているのは2人。

みんな一緒じゃないとイジメに会う?
介護職というのは、ある意味個人経営みたいな仕事で、同じことをしていても個人によってケア内容が変わってくる。
それが入居者との相性になる。
全てに対してもっと自立して欲しい。
休憩時間が欲しいなら、休憩時間がとれないというのなら、
リスク管理まで視野に入れた考え方を持たなければ成り立たない。
リスクは常に存在するのだから。

ひさかたの

2008-07-18 00:53:14 | Weblog
ひかり・・・?じゃなかった、認知症フロアの応援。
半年以上の久方ぶりなので、ADLは下がっているし、人数も増えているし、
ワオ!
内心、フアンがいっぱいでしたが、顔には出さずシラーッと。(笑い)

やるべきことはクリア、
常に夕方から夜にかけては「不穏になる」と送りがある方たちも
何の問題もなく穏やか。

先日ご主人を亡くした方も、ツイさっき亡くなったかのように嘆くのを昔話に置き換えて回想法に切り替えたところ、
「暗いところに一人でいると淋しくて仕方がないの。」
という本音を引き出しながら対応。
眠くなるにつけて居室に戻り、不穏なし。

毎日のように家族が来る方。
家族が帰った後「帰宅願望」が出て不穏になると聞いたが?
私の顔を見ると、笑いが絶えないツボニ嵌まるようで(ナンデ?)
な~んにもなく、至極平穏。
トイレに行って、ベッドに入ると「お世話になりました。ありがとう」というお礼まで。こちらこそ、ありがとうでした。

ただ一人だけ難儀したのが、小脳変性症の方。
あまりのレベルダウンに本人も付いていけずにいて、トランスがママならない。
自分でやろうとするのだが、筋力が伴わず筋緊張してしまう。
「前傾になって、お願いだから。私に寄りかかって。」
と何度もゆっくり話したが、「どうしても出来ない。」という。
あまりのリスクに、男性スタッフに来てもらった。
私より背が高く、引き上げるのは無理だから。

トランスというのは、介助側と被介助側の背格好のバランスも影響があるのです。
男性が楽なのは、体力ばかりでなく、体格が大きいからというメリットもある。
被介助側が体格が大きいと、
介護技術だけではどうにもならないときもあります。


あまりに「オヒサ」なので、体力消耗しましたが、
その代わり、目に見えていなかった現状が把握できました。
出勤したら必ず全てのフロアを見に行くようにはしていますが、
その場にずっといるのではないので見えていないこともあります。
今日私を助けてくれたスタッフ、
ナースから良くない評判も聞いていますけど、
私の前では、ご入居者への態度・言葉遣い・ケアのやり方も問題はなし。
「見えないところである?」という話だが、
さあ、どちらもありなのかもしれませんね。


入院付き添い

2008-07-14 23:33:34 | Weblog
今日は「流しソーメン」のイベントがありましたが、出勤間もなく付き添いに行くことになり昼食抜き、休憩抜き、の7時間。

このところ血圧が不安定、ふらつきが出てきて、時に徐脈。
歩行もおぼつかなくなり3日目でした。
土日をはさんだのですが、早めに行って良かった。
心不全のための徐脈でした。
肺に水がたまっているのが私でも判りました。

ご本人、やたらテンションが高くて「???」。
割合私を信頼してくださっているので、家族からも苦情があった方なので、私を付き添うことにしたらしい。
盗られ妄想があっても私だけは信頼しておられるらしい。

コンタクトパーソン(CP)は、一番身近になるから攻撃の対象にもなるというが、
サテ、それは本当でしょうか?
何らかの原因があるからだと私は思いますし、現実問題、原因が存在します。
ただ、それに気がつかないでいるだけです。

この方の場合、
「土足で踏み込むような振る舞いをするのよ、あの人は。」
はっきり言っておられました。
スタッフは「世話をしてあげてる!」という態度だったのではないでしょうか。
あくまでも、一歩引いた態度で接すれば、
信頼関係が壊れることはなかったのではないかと思っています。

こう言い切れるのは、この方とスタッフとの両方の長所短所を知っているからです。
この方の心の弱さも知っているからです。

付き添っていたおかげで、あまり話せていなかった家族と親しく会話も出来ました。決してうちの施設の対応を非難することなく、疾患を受け止めてくださったようです。私がずっと付き添っていたことに対し、お礼を言ってくださいました。
ドクターの説明で、「子供じゃないので本人に聞かせてやってくれませんか。呆けてはいないから。」と言われたのを聞いて、高齢になると本人をないがしろにしがちなのを批判されたのかな?とも取れました。

入退院の時に付き添うと、とても喜んでいただける得な役回りです。
ただし、医師との申し送りや病状経過などをキチンと話さなければいけないので、
神経は人一倍使いますが、なくてはならない仕事です。

昼食が夕食になり、まともな食事は本日1回。
ココのところ栄養が偏ってるなあ・・・、紺屋の白袴・・・(笑い)です。

大きな舞台は気持ちいい!

2008-07-13 21:21:52 | Weblog
キャパ1300人のホールで歌ってきました。残響設定1.5。
持ち時間は8分間ですが、昨年からオペラの一場面を歌っています。
もちろん、立ちも衣装もつけて。

いろいろありますが、気持ちよく歌いたい!というのだけは一致してます。
今年の参加は男性3人、女性3人の6人。
こうもりの一場面のカップルにはちょうど良い!?(笑い)
本番の舞台では、リハーサルでもやらなかった?甘いシーンを・・・。(笑い)
これを楽しむために運営協力もしています。
なかなか1300のキャパを使いこなす企画を立てるのは難しいので。

同じくらいの大ホールで公演したのは、もう11年前。
思い出だけが増えていく・・・。
ホントに余力がなくなったなあ・・・、と思います。
お仕事も半端に出来なくなり、2足のワラジは履きかえがきかなくなったのかも。

次の練習は怠りませんが、
しばらく本腰を、お仕事のほうに向けないと。

さあ、良いことだけを思い出アルバムにはさんで、
ガンバラナクッチャ!
お仕事場では、まだ若者たちを引っ張っていかなきゃいけないのだから。
「オバちゃん」は、あなた方に椅子を明け渡せないのよ!(笑い)
10年早いって。(笑い)

本職は多忙なり

2008-07-09 22:26:48 | Weblog
ホームページの本拠は「ODN」ですが、日記がすぐ満杯になるという欠点と、
消してからじゃないと書き込めない、
消し方が面倒、というのが難点です。
で、時々こちらの方へお引越しするというわけ。

こちらは音楽活動を主として書いていますが、
当分「歌う介護士・2」になりそうです。

現在、有料老人ホームで、ケアワーカー・ケアマネ・アクテイビテイ・リーダー
兼任兼任、また兼任という仕事を残業規制の中、手当てなしで働いてます。
年齢が若い上司の下で、
言いにくいことを言わされるという「憎まれ役」でもあります。
マ~ッタク、
自分自身(自信?(笑))をしっかり持っていないと潰されますよ。ホンと。


今日は休日出勤する羽目になり、バスツアーの付き添いでした。
私のスタンスとして、ご入居者とは「就かず離れず」。
どんなに個人的に仲良くしたくなっても一線を引いてお付き合いをします。
あくまでも仕事、プロとしてご入居者と向かうように心がけています。
「水臭い」と思われても、言いたくないことも言う立場であり、
会社の代弁者としてかかわらないといけないこともあるので、
会社を離れての付き合いは戒めています。
けじめをつける。
全て「契約」の上でかかわっているので、
私たちスタッフは「個人」はありません。
お友達付き合いは勤務している限りはしてはいけないのです。

「一緒に出かけよう」「お礼にご馳走したい」
ご入居者から嬉しいお誘いもあります。
しかし、私がかかわるご入居者は1人2人ではありません。
1部の人と個人的に付き合っているのを他のご入居者が知ったら、
何かにつけて差別されていると誤解されることが、
やがて起きてくると思います。
そうならないために、
あえて「会社を辞めたらね。それまで元気でいてよ。」と、話します。

職場で最も時間をとるのが、精神的ケア。
勤務時間の半分は「傾聴」。
家族の相談にもかかわりますので、声が嗄れるわけだわ。

歌えない介護士になることもしばしば・・・(苦笑)