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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

はなに寄せて

2010-04-29 00:00:32 | Weblog
はなみずきの咲き始めは、ほんの少しづつ色がつきながら開いていく。
10日ごろから咲き出していた。
咲く、というのは当たらないかもね、色が美しい花びらのように見えるのは「がく」だもの。

もう10年も前になるかな?
田園都市線つくし野駅前で、29日の午後「はなみずきコンサート」を開催していた。
亡くなられた東敦子さんが発起人だったと聞いている。
私もバックコーラスで参加させていただいた。
駅前広場に、はなみずきが植えてあり毎年満開だった。

はなみずきの季節になると思い出す。


ベランダ園芸を生活目標プランに建てている入居者もいらっしゃる。
今年も牡丹が見事に開いた。
居室内には施設のオープン記念に頂いた胡蝶蘭の鉢が2つ。
どうせ誰も世話をしないので私がその方のところへ運んできた。
咲きましたよ!
蘭の花を咲かせたのは私も初めてだったので嬉しい!
世話をしすぎないのがよかったみたい。
夏には夕顔を咲かせるのが楽しみ。今年は見られないが・・・。
スタッフの内誰かが支援してくれることを期待したい。


26日の画像は「金のなる木」の花。
今日のは、ご入居者に頂いた「教会と桜」と題された絵。
70歳から300枚の作品を残され、1枚も手元を話したことがないと聞く。
「記念に持っていけよ、お前に上げる」
1年前、ご家族の了承を得ていただいた。
その方は認知症だが「絵、やったろう?持っているか?」といまでも聞かれることがある。
私の名前も覚えていてくださるのだ。
週に2日しか出勤しなくても・・・。
この方が、家へ帰りたいとも、奥さんのことも、全く口には出さなくなってしまっているのは、諦めなのではないかと私には思えてしまう。


セントポーリアは私の思い出の花。
花言葉は「小さな愛」
大きく育っていたが、引っ越してから環境が合わず枯れてしまった。
それ以来、セントポーリアは育てていない。

もう一度「小さな愛」を育ててみようかなあ。

フリーで介護相談

2010-04-26 18:08:49 | Weblog
なんと気分がのびのびすることか!
フリーターといっても出社するのが衆2日というだけで、会社に在籍している限りは縛られていますが。
家で引きこもってしまうので、読書をするためにスタ*まで足を運び、買い物も済ませる。
読書は2時間、1時間は買い物。
ゆったりした時間があるので、ツイ面白いデザインが目に付くと買ってしまう。
当選したお買い物券を有効利用。
試着すると、お店のお兄さん「失礼な言い方だけど、かわいいですよ」といってくれた。
正しい日本語で耳に心地良い。
今日はめったに手に取らないこげ茶のチェックのスモック風チュニックとインカアステカの神様の刺繍が胸元にあるワンピースを購入。
サロンコンサートくらいなら使えそう。

かわいいと誉められた(と思っている)が、何でもかんでも「かわいい」はないと思っている。

私たち介護職もご利用者に「かわいい」と言っていることが多い。
本当に可愛らしく見える場合はそれでよいが、
「美しい」「きれい」「品がある」「よく似合う」
全てひっくるめて「かわいい」はないだろう。
語彙が少なくなっていると感じる。

私も私的な立場では要介護者の保護者であり、施設入居しているので身元引受人でもある。
まわりの友人たちも介護世代が増えてきている。
施設へ入居しているのは私のところくらいで、
みんな同居していたり、親の住まいまで通っていたりのようだ。
同居している人は結婚以来ずっと同居。
認知症だという友人は、毎日何回も電話が架かってくるといっていた。
調子が悪い日は、何十回になるそうだ。
良く相手をしているなあ!と、感心する。

介護業界で長く働いているので、必要になると質問や相談される。
状況さえ判ればアドバイスは出来るので、重宝されているみたい。
介護相談の地域ボランテイアでもしようかしら。







健康診断

2010-04-24 12:14:48 | Weblog
勤務先はご入居者の定期健康診断は年2回(春・秋)。
スタッフは、年1回で年齢によって場所が選択できる。
30歳がその分かれ目である。
どうも身体的には30歳が中高年の仲間入りするらしい、かわいそうに。(笑い)

昨年から新宿の委託先が利用できている。
同じ系列のタ拠点の検診に出かけると、まるで「どこの誰?」という扱いをされるが、ここでは一律「お客様」なので気持ちが良い。
最後にお茶とお菓子まで出していただける。
おなかが空いているし、バリウムの後なのですごく嬉しい!

おかげさまで映像での所見なし。
「とてもキレイですねえ!」と誉められてしまった。
心肥大もなし、エコーは様子観察程度のものが見られるが、毎年観察していくことでクリアしている。
血管年齢を計る器械があったので待ち時間に計って見ると、年齢相応。
ウ~ン、年齢より若くなくて残念。

その日の1食目を3時ごろに八宝菜、サンドイッチとコーヒー、ビスケットでとったので、夕食は8時。
納豆とごぼうキムチにご飯で済ませる。

5時から7時までは声を出しているが、家だと思い切り歌えないので辛い。
仕事第一できた数年間のおかげで、体が使えなくなってしまった。
身体を使うと、声は近所迷惑になるので出せない。
思い切り出してよい練習場所で歌う機会を多く持つしかないのだ。
まだ調整中であるが、年齢との戦いである。
ストレッチでは維持できない。
フオルテシモを出したい。もう一度出せるようになりたい。維持してうたいたい。


ケアプラン面談のため平日に出勤したので、今日はお休み。
その日の夜、一部のスタッフと食事に行く。
「オトナノ会」だそうだ。が、20代もいる。
雨降りで寒かったが、勤務先からバスで美味しいお店まで。
先日でかけたG駅の方。
駅からは10分はあるだろう(帰りは駅まで歩いた)
小料理屋風のお店で、なかなか落ち着いて品数も多く美味しかった。
私は飲めないので、こういうところのほうが嬉しい。
ただ、飲む人には高くなるだろうけど。

思いがけず癒しのプレゼントまで用意してくれていた。
アロマセットに、カップラーメン!みたいな入浴剤。
男子からはセロリ!つきカーネーション。
ユーモアが溢れて、とても嬉しかった。

この3年間、個人的に食事へ行くことも飲みに行くこともしなかったものね。
勤務上で親しさの度合いが変わるのを私は嫌う。
後輩たちも感じ取っていたのだろう。

まだデートのお誘いがかかっている。
ただし、相手は2人だが(笑い)。

ざしきわらしが住み着いた?

2010-04-21 18:47:18 | Weblog
自分が大らかになっているからかもしれないが、ささやかなツキが回ってきている。
1000円のお買い物券を、2店舗から頂いた。
500円のクオカードもある。

くじ運は悪く、じゃんけんも弱い。

それなのに、図書館前のコンサートの日程が2回も取れた。
伴奏ピアニストの都合がつかなくて、探していたのだが、
メンバーの一人が後輩を紹介してくれ1回はクリアできた。
お金に換えられないラッキーなツキ。

看取りをした方の遺品で残っていたお人形を頂いてきた。
おじいさんおばあさん人形である。
せっかく置いていって下さったが、ほこりにまみれるばかりだったのを貰い受けてきた。
それは、母の枕辺に飾っている。
どなたかが、その方を喜ばせようとひと針ひと針こしらえたお人形。
その方は良く「子供がいるよ、ほらそこに!」といっていた。
せん妄での幻視、というのはたやすいが、不思議は不思議のままにしておきたい。
葬儀のとき、家族席に私たちスタッフを同席させてくださった。

おじいさんおばあさん人形に着いて、ざしきわらしが訪れているのかもしれない。
そんなフウに思っている。


亡くなった方の形見を傍に置いておくと、心が安らいでいる。
もちろん、形ある形見だけではないが・・・。
忘れようとして忘れがたい思い出を残してくださった方も含まれている。


卒業コンサートのプログラム
   うぬぼれ鏡
   むこうむこう
   初恋
   死んだ男の残したものは
   フレデイ、もしくは三教街

   樹蔭よ
   歌に生き、愛に生き(トスカ)
   カンツオネッタ(ドン・ジョヴァンニ)
   手を取り合って(ドン・ジョヴァンニより二重唱)
   三尺、四尺(フイガロの結婚より二重唱)

   手紙~愛する子供たちへ~


ご家族の中に二期会の会員の方がいらっしゃるのでプレッシャーですが、私は私の創り上げる歌を聞いていただくことにしています。


陽射しに誘われて、

2010-04-19 19:57:44 | Weblog
少々運動不足のようで、タマの勤務で腰痛が・・・。
「そりゃあ、運動不足でしょう!」と、同僚たちから言われた。

で、お天気も好いし、ひとめぐり。
**電気まで行き、テレビなどを見る。
途中まで戻ると2時間経過。
スタバでお茶し、読書。
3時間半の散歩。
小腹がすいて、買ってきたポップコーンを食べる。

基本、休日は2食にしている。
朝?チャント起きてます。明るいので目が覚める。
睡眠時間は?6時間くらいかな。

今日も本の整理をして、後輩たちに読んで役立ててもらえるようにダンボールにつめる。
買ってきたお菓子も詰める。(笑い)
ナにヤカンヤ言ってもいじめたくなるほどカワイイ。(笑い)

出勤している日は、ご入居者で悩みを抱える方のために動く。
家族との仲を修正するのも私の仕事だ。
これがマネジメントだと私は思う。
お金が絡む問題はこじれることが多い。

その方の資産は、その方の自由に使えばよいと私は思う。
方向さえ間違っていなければ・・・。
認知力が落ちていこうと、どんなに悪口を言ってようと、心の底では残してあげたいと思っているのが血縁というものだろう。
双方の間に入って舵取りをしてあげられれば、どちらも傷つかない。
高齢になっての諍いは辛い。
誰かが、私に相談すればよい、と教えてくれたと聞いた。
在籍している間に出来る限りは進展させたい。


離れて住むまわりの人から電話があった。
不労所得が入ったので、電気製品をかなり買ったという。
なんと、マン馬券をあてた!という。
おろどき!いや、オドロキ!(笑い)
このくらいの脱税は許されるよねえ。アハハ。
白波五人男、弁天小僧のセリフだったっけ?
「こいつあ春から縁起がいいなあ」


Yahooブログで、ODNマイページで書き溜めた記事を再編集して掲載することにしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mammamiacasa

老人ホームの認知症ケアを中心に記録しています。