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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

入居者参加型クリスマス会

2009-12-19 01:15:09 | Weblog
今日は1週間早いクリスマス会。
夕食もクリスマスメニュー。
イベントは夕食前からはじめた。

いつもの夕食より30分前に誘導し集まっていただく。
3年目で、初めて入居者も一緒に参加するイベントとなった。
これまでは「見る人」。

83歳で歌を習っている方がいる。
普段から親しい中では歌ってくださるようになったので、
「クリスマスに歌ってみませんか?」と勧める。
「何にしましょうか。」

聞いていない、練習させていない、と家族が気にしていたが、ご本人は関知していない。(笑い)
最初から歌う気満々!
それで良いと思う。

誰でも花になれるときが最高に楽しい。
親しい方が楽しみにしているだけで嬉しいと思う。

それをきっかけに、
車椅子の方が、フラに参加してくださるという。
娘さんがフラの先生で、本人も多少は踊れるらしい。
「このところ足腰の調子が悪くて気がめいっていたから」
と、これを機会に気晴らしをするという。


「ホワイトクリスマス」をフラダンスで踊る。
カイマナヒラ、きよしこの夜もウクレレとフラダンスで。

「千の風になって」を秋川バージョンで。
「高いから」「声がでない」といいながらも、
全曲歌いきれた。
実は、私、1番だけにして最後の部分を繰り返したらどうか?と勧めたのだが。
中には辛辣な批評家もいるので。

伴奏は?
人前で引くのは初体験(笑い)の私。
電気ピアノなので、ストリングスをかけてごまかす。(笑い)
クリスマスソングの弾き歌いを食事中のBGM音量で。
カヴァレリヤ・ルスチカーナの間奏曲「アヴェ・マリア」、
ア・カペラで「アメイジング グレイス」を歌う。

仕事途中なので、歌うのはかなりハードなんです。
声を使いすぎ状態、喉はからから。

終わってから「伴奏は録音しておいたんでしょ」といわれた。
「いいえ、弾いていましたよ」と答えると意外そう。
ごまかしだったが、それなりにごまかせたみたい(笑い)。
やれやれ・・・。
入居者の皆さん、けっこう恐いんですよ。

「来年は私も歌いたい!」
そういう方も出現。
声を出すのはよいことだ!
嚥下の機能訓練になるのを知ってますか?
声がはっきり大きく出せる人に嚥下の悪い人はいないでしょう。


それにしてもスタッフの季節感なしの格好。
サンタクロース、サンタガール3人は良いとして、
フラダンスをしたので、
フラチームは、フラの衣装。
私は、真っ赤なダンス用のドレス。
軽くてしわにならないので持ち運ぶ時はこの衣装を着る。
男性スタッフの出勤が多くて、
蝶ネクタイをしたウエイター姿に。

仮装パーテイのようだが、変身するだけで喜んでいただける。

ホワイトクリスマスを言語で口ずさむ方あり、
千の風を再度リクエストする方あり。


ご入居者の方が若いスタッフより、よほど積極的なの!
再認識しました。

キッチンスタッフ、料理もホテル並みに美味しかったですよ~!