選挙というのは下駄をはくまで分からないものだ。
事前の下馬評では、自民・公明が圧倒的に有利、都民ファーストは惨敗。
共産・立憲はそれなりに増加と言ったところ。
風向きが変わったのは小池百合子都知事が入院したころから。
小池都知事が意図的に入院したとは思わないが、崖っぷちに追いやられていた都民ファーストにとって「火事場の馬鹿力」が出た。
普通ならボスが戦線離脱でガクッと来るところだが逆バネが働いた。
都民ファーストの議員たちのメンタリティは高かったということか。
小池百合子が酸素ボンベを抱えて都民ファーストの応援に駆け付けたスタイルは、さすがなものがある。
都民の判官びいきに火をつけた。
それに引き換え麻生太郎や菅義偉は五輪強行やワクチン供給不足で味噌をつけた。
麻生太郎の暴言癖は治らないものだ。このタイプは選挙応援などしないほうが良い。
さまざまなドラマの結果、
自民党33 公明23 合計56 過半数64に届かず。
都民ファースト31
共産19 立憲民主15
自民党が数を増やしたとはいえ当初見込みから大幅後退、尚且つ公明党と合わせても過半数を取れなかった。
明かに逆風が吹いたということだろう。
次期衆院選までに体制を立て直すことが出来るだろうか?
このままズルズルいくような気がする。