行雲流水の如くに

中国外交の基本は「遠交近攻」策だ。

遠交近攻策とは、遠くの国と親しく外交し、近くの国を両者で挟み撃ちにして攻め、領土にしようとする外交・軍事戦略。

中国戦国時代、魏の范雎という宰相が秦王に進言した。

中国の歴史の中で、いろいろな国が分立して争った時代がある。

春秋・戦国時代(紀元前8世紀から紀元前3世紀)だ。中国の軍事とか外交戦略はこの時代に源がある。

 

韜光養晦(とうこうようかい)とは、力のない間は陰に潜んで力を養えという意味。

鄧小平は、これを明確に基本的外交戦略とした。

しかし習近平にこんな謙虚な気持ちはないようだ。十分に力をつけたから隠すことなど必要ないということだろう。

 

かっての中国は「眠れる獅子」などと評されたが、いまや周辺部の国を虎視眈々と狙う「鰐」(ワニ)になってしまったのか?

中国はいつもアメリカと仲良くしようと努めてきた。(遠交)

一方で周辺部に圧力をかけ続ける。(近攻)

アメリカも鷹揚に構えて中国をかばってきた。

しかしNO1の座を狙う中国に対し、もはやアメリカも甘い顔は出来ない。

これから10年程度は熾烈な覇権争いうが続くことだろう。

 

今の中国を共産主義によって統治された国とはだれも思うまい。

習近平という皇帝によって専制的に統治されている「習王朝」だと認識しておいた方が良い。

米国と中国の覇権争いのカギを握るのは、最終的には中国の人民の意志であろう。

民主主義国家にあるような様々な自由を選択するのか、それとも専制に甘んじながらも経済的豊かさで満足するのか?


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