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行雲流水の如くに

「年末年始、牛乳飲みましょう」で済む問題だろうか?

年末にかけて急に「牛乳飲みましょうキャンペーン」が始まった。

コロナ過で需要が減少しているのとは逆に生産量が順調に伸びているからだという。

そして、このまま需要が伸びなければ生乳の大量廃棄が発生する。

 

大きな流れとして、人口減少化にあっては需要は大きく伸びないという前提で計画を立てるべきだ。

しかし畜産農家に大型設備投資を促し、牛の飼料はほぼ全量輸入である。(主に米国)

生産者は1日も休めずに働きづめだ。そして生乳廃棄はつらいだろう。

生産者をそのような仕組みに追い込んだ農政の間違い、それと農協中央会のハンドリングの失敗だ。

 

鶏卵業者が農林大臣に賄賂を贈り、その大臣は収賄罪で逮捕され、現在裁判中だ。

その時問題になったのが、「アニマルウェルフェァ」だ。

鶏舎にぎゅうぎゅうに押し込めて卵を産ませるやり方は改めようという考え方、を防ごうとして賄賂を贈ったのだ。

 

畜産業を資本主義経済の中にぶち込んで、生産性第一で動物たちや生産者を追い込むやり方は非人間的である。

日本では畜舎飼いが80%で、放牧畜産(牛、馬、山羊、めん羊などの草食家畜を牧草などが生えた草地で飼育すること)は20%だという。

放牧畜産は非効率のように思われる。

確かに生産量は減少するが、畜舎で大量の石油や電気を使ったり、経歴不明の輸入飼料を使う必要がなくなり経費が大幅に減少する。

その結果生産者の手取り収入は増加し、動物たちにもやさしく、そして地球にもやさしい産業が成立するのだ

もはや生産性第一主義は曲がり角だ。もう弥縫策では追い付かない

考え方を根本から切り替えるべきだろう。


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