北朝鮮が3日発射したミサイルの情報を政府が全国瞬時警報システム(Jアラート)で速報した際、訂正や遅れが出た。
日本上空を通過していないのにJアラートが鳴ったのだ。
その後も延々とああだこうだとテレビでやっている。
なんとも時間の無駄である。
Jアラートはミサイルの発射情報を米軍の早期警戒衛星や自衛隊のレーダーがまず探知し、防衛省が軌道を計算。
通過地点や時刻、落下地点を予測し、内閣官房に情報を伝える。内閣官房がJアラートの有無を判断して発令する。
この程度と言えば語弊があるが、この辺はミサイル防衛の基本中の基本。
このシステムをしっかりこなせないようでは論外。
ウクライナではロシアから80発のミサイルが飛んできても8割は撃墜しているという。
この辺のシステムを勉強しに行ってはどうだろう。
さらにはイスラエルの防空システムなども導入を検討してはどうか。
野球でもサッカーでも守りの弱いチームは絶対に勝てない。
「敵基地攻撃能力」などを論じる前にしっかりした防衛体制を固めるべきだ。
今の政府や自衛隊上層部は、
防御が極めて困難なミサイルだから、反撃力を持つことによって攻撃を抑止する以外に方法はない、という考えなのか?
この考えを推し進めれば、最終的には核を持つ敵に対しては核を持つという考えになる。
日本の安全の基本的な考え方は、
日米同盟をしっかり固めたうえで、周辺国との友好を図って緊張を減らしていくことにある。