行雲流水の如くに

政治家がタカ派的主張をするとき

自民党の政治家が「タカ派的発言」をするようになったのは第二次安倍政権以降である。

精神科医の和田秀樹氏によれば、

政治家がタカ派的になるとき、その国ではだいたいにおいて、経済が行き詰っているとか、あるいは政局運営が行き詰まっていることが多いわけです。

安倍政権誕生は2012年だが、GDPで日本が中国に抜かれたのは2010年。

この時のショックが安倍政権誕生を生んだのかもしれない。

まともに現実を見ることが出来ない日本人の弱点が露呈した時だ。

強気発言を繰り返す安倍政権支持が増え、同時に具体的数字の裏付けを持たないで中国憎しを煽るネトウヨが出てくる。

 

日本は重大な岐路に立っているという認識が今ほど大事な時はない。

このまま安倍晋三の霊が乗り移ったような岸田政権を黙って見過ごしていると、取り返しのつかないことになるだろう。

和田秀樹氏は次のようにも述べていた。(2011年)

経済が行き詰まり、失業率が上昇したり、物価が上昇したりして国民の生活が苦しくなると、「豊かになりたい」という欲求が満たされず、自己愛が傷つきます。

この欲求不満のはけ口のひとつとして、自分たちよりも弱いものを攻撃して鬱憤を晴らす「抑圧移譲」が行われることがあります。

「悪いやつらを懲らしめよう」といった主張が世論に受け入れやすくなると、メディアや政党が世論受けを狙って、マッチョ的な主張を競うようになるためです。

なんとも鋭い指摘ではないか。

10年経って更に、この国はますます病膏肓(やまいこうこう)に入っている。

岸田政権の軍事費倍増などは弱いくせに虚勢を張る負け犬根性。

相手に対して経済力でも軍事力でも劣勢に立った時は、臥薪嘗胆が必要。

軍事力増強の前にやるべきは経済力・技術力の向上だ。


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