昨日の予算委員会の質疑は、十分とは言えないが「熟議と公開」の国会の形が見えてきた。
立憲民主党の野田代表の発言に、この国会を政争の具にはしないという覚悟が見えた。
それを受けて石破首相も丁寧に低姿勢で答弁していた姿が印象的だ。
野田発言、
世界は分断と混乱の中にある。
わが国も少数与党政権になり、何にも決まらない政治になる恐れがある。
だからこそ「熟議と公開」の精神で、日本の民主主義の底力を与野党が知恵を出し合って発揮すべき時だ。
いたずらに予算の年度内成立を阻止することはしない。
そのためにより良い予算を作っていきたい。
一部野党がシングルイシューで与党に要求を突き付けるのはありだが、財源示さずに要求するのは無責任。
無定見かつ安易に国債発行で賄うやり方はいつまでも通用しない。
安定した代替財源を見つけるのは難しいがその努力は与野党ともやるべき。
立憲が着目している様々な政府基金のブタ積み(無駄に積み上げているカネ)の見直しは必要だ。
2~3兆円程度は浮いてくるのではないか。
企業・団体献金がしたくてもできない人たちに、予算がつくことは良いことだ。
少数与党政権という現状を有効に生かすべきで、そのためには野党の責任も大きいのだ。