ダチョウは危険が迫ると砂の中に頭を隠すという。
もっともこれは誤解だそうで、繊維質の食物を消化するのを補助するため、砂と小石を飲み込む際に砂の中に頭を突き刺す習性があるためだという。
ダチョウよりレベルが落ちるのがこのところの安倍晋三首相のようだ。
「雲隠れシンゾウ」と言われている。
忍者ものが好きな人は「霧隠才蔵」をよくご存じだろう。それをもじったようだが。
コロナウイールス感染者が、東京のみならず大阪、名古屋、福岡など全国に波及する勢いを見せている。
こんな状況を知ってか知らずか「GOTOキャンペーン」を強行する。
池田清彦氏に言わせれば、
「東京都感染者400人超。どうでもいい時には全学校に休校要請だし、肝心な時には、補助金を出して、コロナウイールス撒き散らして来い、というに等しい政策をするって、いったいどう政府かしら」
太平洋戦争当時の指導部も愚かであった。
科学的・合理的な戦略や戦法を考えることが出来ず、精神論で戦えとの方針のみ。
最後には「特攻隊」などということまで考え付いた。
当時の若者は純粋だったから、このような「圧迫管理」に抵抗できなかった。
このところの安倍官邸が行うコロナ対策も、若者に「夜の街自粛」を要請するしか手がないようだ。
最近の若者はスマホでの学習効果か、感染しても軽症とわかってるから、野放し状態だ。
結局最後のしわ寄せは、高齢者と持病のある人に行く。
安倍政権の初期の段階は「三本の矢」などと言って、大いに喧伝したものだが、結局どこへ飛んで行ったのやら。
最近の新三本の矢は、
やるべきことをやらず、やるきもない、残る矢は潔くやめることだ。