行雲流水の如くに

日銀、金融緩和の出口を模索しているーー植田総裁ようやく動くか

日銀の植田総裁がようやく「アベノミクス」の出口を模索し始めた。

異常な金融緩和は円安と株高をもたらしたが、単なる脂肪太りになっただけ。

筋肉は衰え血管も堅くなってきている。

一部の輸出企業と富裕層は喜んだが、大部分の国民は生活や所得のじり貧に陥った。

この出口戦略は良い結果を生むだろう。

 

このところ預金金利が上昇している。

日本の国民は何があろうと貯蓄好きである。浪費せず節約に努めるのだ。

この国民性が世界一の貯蓄大国になった原因の一つ。

ようやくマイナス金利の修正へと風向きが変わったと言えよう。

無防備に借金を増やして来た企業は要注意だ。

 

アメリカの金利上昇はピークを打って利下げ局面に、それで円高が進み始めた。

国民生活にとっては円高の方が望ましい。輸入物価の下落をもたらすからだ。

ただ従業員の賃金引き上げによる物価上昇は容認すべきだが、便乗値上げ気味の商品は買わないことだ。

このような円が変動する時期に、外貨絡みの投資は控えたほうが良い。

 

植田総裁発言

「出口に到るとなった時には、その少し前から様々な情報を私どもから開示して、皆様にもスムーズに対応していただけるように努力したい」

「年末から年始にかけて一段とチャレンジングになる」


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コメント一覧

megii123
kenちゃん、こんにちは。
「マイアス金利の修正は遅すぎた感がしますが、まだ間に合います」
その通りですね。
ここでぐずぐずして修正のタイミングをずらすとアメリカは来年春には金利引き下げを始めるでしょう。
それまでにやるべきですね。

私は昨年2月ロシアがウクライナに侵攻したころの円ドル相場110円前後を期待しています。
100円~110円いい所ですね。
黒田元総裁は何ら反省していないようです。
今後の展開は植田総裁がどこまで覚悟できるか、にかかっています。
knsw0805
行雲さん、おはようございます。
植田総裁の発言が少し変わってきましたね。マイナス金利の修正は遅すぎた感がしますが、まだ間に合います。円安が続けば日本の財産が全て外国勢力に食い荒らされてしまいます。現在は142円前後ですが、適正なるレートはやはり100円~110円だと推測しますが、各界いろんな説があって予測は困難ですね。それにしても行雲さんがいつも書いておられますが、大谷選手等の年収を見るまでもなくアメリカとの格差がここまで開いたのはひとえに2016年「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入の決定から7年間あまり、黒田元総裁の金融政策のかじとり失政によるものですね。
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