しきしまの大和の国は 言霊(ことだま)の助くる国ぞ ま幸くありこそ
柿本人麻呂
どうだろう最近の言葉使いの軽くなったこと、全く嘆かわしい。
首相のブレーン的役割の某内閣官房参与が、女性アナウンサーが口にしたくないような言葉使い。
首相はどうかというと、うつろな目で「言葉に魂がこもらない」。
オオバナノエンレイソウ
湿潤な広葉樹林を好み発芽から開花まで10年かかる。
こんな性質と開発が進むことによって、いまや「絶滅危惧種」に指定された。
北海道大学の徽章になっている。
あをによし奈良の都は咲く花の 薫(にほ)ふがごとく今盛りなり
小野老(おゆ)朝臣
赴任先の大宰府から奈良の都を思って詠んだ歌。
ここで詠まれている歌は桜だろうか、それとも梅だろうか?
やはり梅のような気がする。
利休梅
馥郁とした香りと花心の黄緑色が何とも好ましい。
しかしこの2~3年野ネズミにかじられて痛々しい。がんばって夏を乗り切って欲しいものだ。
忘れ草わが紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため
大伴旅人
(忘れ草をわが下紐につけるーー香具山の古き京を忘れんがため)
ここでいう忘れ草は萱草(カンゾウ)ーー花が一日限りで終わると考えられたため
カンゾウ
北国ではまだ薔薇が咲かない。漸くつぼみをつけ始めた。
今楽しめるのは、チューリップ、忘れな草、クリスマス・ローズなど。