行雲流水の如くに

万葉の世界を楽しむ

喜怒哀楽は人間の感情をあらわしたもの。

万葉集では、哀をあらわす言葉が、「しのに」であろうか。

近江の海 夕波千鳥汝が鳴けば 心もしのに古(いにしえ)おもほゆ

(心はしおれてーーー昔のことが思われる)

 

哀しんでいる人に「頑張れ」と声をかけることが、必ずしも良いとは限らない。

あるいは自分自身を鼓舞するよりは、その哀しみの中に佇んでいるほうが良い時もある。

 

白鳥の渡り

この辺で白鳥が見られるのは、3月から4月にかけて。

田んぼの落ち穂をついばむ姿は何となくほほえましい。

 

あをによし

めずらしいことを褒める時に使う言葉だそうだ。

「あをに」は青い土のこと。

奈良のどこかで取れる土が青色彩色に使われる土として有名だったので、奈良にかかる枕言葉となった。

 

あをによし奈良の都は咲く花の 薫(にほ)ふがごとく今盛りなり

 

北海道の桜はエゾヤマザクラが多くソメイヨシノは比較的少ない。

楽しめるのは5月上旬、まさに豪華絢爛。


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