日本人は「空気を読むのが上手い」。
その場の雰囲気を察して多数派にすべりこむ。
ところが空気を読むだけではどうにもならないものがある。
私の場合は「左利き」だ。
「左利き」の割合は全体のおよそ10%と言われている。
物心ついた時に、箸とエンピツは右を使うようになっていた。
(矯正された記憶はある)
それ以外はみな「左」。ゴルフもこだわって「レフティ」で通した。
今の社会は右利き仕様にできている。
特に道具類は使いづらい。
もっとも今は、右手も左手もほとんど同じように使えるのでかえって便利だ。
瓶のふたを閉めるときは右回り、開ける時は左回りになっている。
年をとると瓶のふたが段々開けにくくなる。ところが左利きだと左手で開けるので開けやすい。
それと左利きは「右脳」が発達するので、「直観力」に優れていると言われている。
「少数派」にはそれなりの利点が必ずある。それを見つけて前向きに生かすことが大事なのだろう。
加藤俊徳医学博士は次のように述べる、
左利きは「右利き社会のあたりまえ」を、常にあらゆる角度から分析し、どうやって自分も出来るようになるのか、左右の脳を使って考えています。
左利きは知らず知らずのうちに、新たな発想を生み出しやすい「脳の体質」になっているのです。
犬にも利き足というのはあるのだろう。
うちの愛犬はおそらく右利きだ。
昨日、今日と大雪が来た。春にはまだ遠いが冬至(22日)を過ぎれば足音が聞こえてくるだろう。
若草や我と雀と遊ぶ程 一茶