オーディオ&真空管の部屋

~気仙沼市で再起をかけるオーディオ店『ミュージック・クラブ&真空管』店主の奮闘日記~

ライトプレーンを作ろう!空転金具の改良其の4、、、、、、の巻き。

2023-11-09 16:59:13 | 日記
最後にプロペラシャフトを掛ける爪の部分の改良です。プロペラシャフトの引っ掛かりと万が一の抜け防止のため、まっすぐだった爪の部分に切込みを入れます。その後、切込みに合わせて、空転方向の金具のカーブを整え、穴の部分が干渉しないように斜めに削り込みます。空転金具の改良は面倒で手間が掛かりますが、こうしておけば、天気が良い日に、せっかく飛ばしに来たのに空転金具のトラブルで飛ばすことができない、、、となる可能性は低くなります。何事、準備が9割?です。

ライトプレーンを作ろう!空転金具の改良其の3、、、、、の巻き。

2023-11-09 16:49:18 | 日記
次に、シャフトを通す穴の部分を大きくします。この穴の直径は1.2~1.3ミリほどあるので、とりあえずそのままでも使えるのですが、プロペラに取り付ける時の位置決めがシビアでさらにL字加工したプロペラシャフトの曲がりの部分に干渉しやすいため、この穴を大きくしておきます。最初に1,3ミリ、次に1,5ミリ、1,7ミリ、1,9ミリ、2,0ミリと少しづつ穴を広げてゆきます。

ライトプレーンを作ろう!空転金具の改良其の2、、、の巻き。

2023-11-09 16:34:58 | 日記
このタイプの空転金具は爪の部分と木製プロペラに固定するための薄い金属パーツとがカシメられて固定されています。残念ながら時々この部分が緩い物がある事と、将来の不測の事態?の予防のために、この部分を半田付けしてしっかりと固定しておきます。最初に半田ペーストや酸を付けて、半田の乗りを良くした後に半田付けをします。表面にも半田が流れるように半田付けすると強度が増します。半田付けが終わったら、洗剤をワイヤーブラシに着けて、流水で良く洗浄します。私は酸を使いますので、半田の乗りは良いのですが、きちんと洗浄しておかないと、あとで、腐食してきます。このため、三度ほど洗浄します。

ライトプレーンを作ろう!今日は空転金具の改良だ!、、、、、の巻き。

2023-11-09 16:15:42 | 日記
ライトプレーンに使用する木製プロペラはプラスチックプロペラのように先端にプロペラシャフトを引っ掛ける爪の部分が無いため、何らかの方法でプロペラシャフトとプロペラを繋げる部品が必要です。プロペラがゴムの力で回っている時にはしっかりと繋がり、ゴムの動力が無くなった時には素早くしかも完全に離れるそんな仕組みが色々と考えられてきました。その中で現在私が使っている方式は主に爪付空転金具方式とノッチ(閂)式空転金具方式の2種類です。どちらも長所短所がありますが、初めてでも扱いやすいのは爪付の空転金具方式で、原理はプラスチックプロペラの先端の形状と同じ原理です。過去(50~60年前)には部品として模型店などでも購入できましたが、今では入手が難しい部品となりました。造りや材料もメーカーによってまちまちで、金属製、プラスチック製、プレス機で加工しただけの物、しっかりと作られている物、など玉石混合です。今回は造りのしっかりした金属製の空転金具をより使いやすい様に改造します。写真は改造前の空転金具です。