英国紳士の午後

メタルマンをこよなく愛すロックマン系管理人ブログ
メタルマンはメタルブレードで死ぬ

HIGHSPEED Étoile(2024)

2024年07月04日 11時20分46秒 | アニメレビュー
俺が新アニメを見ることはめちゃめちゃ稀だ。
毎週きちんと見てるのはブンブンジャーぐらいで、プリキュアも見ていない。
どちらかと言うと最近はアニメより映画を見ることが多い。

そんな中、「ハイスピードエトワール」というアニメが途中までクソつまらないが、途中から面白くなる!という記事を読んだ。
それは凄いな!と思い、急遽3日間で12話まで視聴した。
興味があるブレイバーンは半年かけて3話しか見れていないのに、あまり興味のないこちらは3日間で視聴しきってしまうのは不思議なものだ。

結論から言うとこのアニメは、すっきりとした清涼感を感じられるアニメだ。
あの話、もう1回見直したい!あのシーン良かった!と言うような後味は一切ない。
春雨のようなアニメだ。

アマゾンでレビューを読んでみるとレースシーンがしょぼい、盛り上がりにかけるなど罵詈雑言が書かれていた。
俺も気になったことを書く。

第1話
ビリで走る主人公が、1位のキングに周回遅れにされるシーンがある。
ビリになりたくない主人公は、周回遅れは道を譲るというルールを知らず、リボルバーストと呼ばれる加速装置を使いキングを抜き返す!
というシーンがある。
なぜかこの後、「あのキングを抜いた!」と周囲からちやほやされ始めるのがこれがよくわからない。
ドライビングテクニックで抜いた!すごい!となるならわかるのだが、加速装置を使って一時的に加速し追い抜いただけなのに凄い!と評価されるのはどういう世界観なんだろうか?

またライバル達がみんな仲良しすぎるのも面白さにかける。みんなで一緒にゴールしてしまいそうなぐらい和気あいあいとしている。
レースに勝つ!!と言うよりは、クラブ活動のような感じを受けた。
ライバル達みんな主人公と仲良し!だから、主人公負けるな!!!と応援したい気持ちにイマイチならない。
もっとこう一癖も二癖もあるライバル達が出てきて、主人公と熱いバトルを繰り広げる!というシーンがあれば良かったと感じる。

劇中で主人公の車がクラッシュし大破してしまい、新車に乗り換えるシーンがあるのだが、なんかデザインが変わってMT車になりました、くらいでワクワクがなかった。
折角、主人公の乗機乗り換えイベントなのに全くテンションが上がらない。
折角、新車になってもその次の話ではなんかスタート前にリタイアになっていたのもよくわからない。
と言いたいところなのだが、これはドラグナーのオマージュである。
ドラグナーがパワーアップしてドラグナーカスタムになった次の話でグン・ジェム隊にボコボコにされるというエピソードがあるので、それのオマージュだと考えられる。
ドラグナーの監督は福田監督、福田監督はサイバーフォーミュラの監督。サイバーフォーミュラはレースアニメ、ハイスピードエトワールもレースアニメ、というマニアックなオマージュなのだろう。

レースドライバーは可愛くて若い少女ばかりで、男性は3人ぐらいしかいない。(キング、リチャード、ボブ)
まぁ可愛い子を出せば男は見る!!という判断なのだろうが、レースという題材にはそぐわないように思う。

マシーンに搭載されている人工知能amiは、KITTやアスラーダ、ADAのような感じで好感を持てた。乗り物に搭載されている対話型人工知能はやはり夢があるなぁ。車のデザインはなかなかカッコよかった。
が、プラモが出たら買いたい!というほどでも無い。

なんかこう魅力的なキャラクターに欠けるんだよなぁ。このキャラクターの続きが見たい!と思ったキャラがいなかったのが残念だ。

ゲーム化も予定されているそうだ。
当然、レースゲームだよな!サイバーフォーミュラのゲームみたいな感じかなぁ!と思ったらパズルゲームとノベルゲームだった。
俺はパスだが、50年経てば逆に価値が出るかもな。
まぁレースゲームを作るとなると金がかかるからしょうがないのかも。

全体的に脚本がよくなかったように思うが、カーレース自体が昔ほどの盛り上がりがないため、この令和時代に色々な販促要素を入れてストーリーにするのは難しかっただろう。
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