“すくらんぶるーむ”便り

多摩市・諏訪商店街の中のまちづくり拠点“すくらんぶるーむ”のお知らせや街の風景など

困助から見えたもの

2010-02-22 14:57:23 | 出来事
困助工房の立ち上げ会(1/16)から、1か月以上がたってしまいましたが、当日は諏訪・永山地域から関心のある方が6人参加され、その後来訪された方も含めて、8人の方が困助工房スタッフとして登録されました。
          
         


◆登録してくださったスタッフの方のご意見もお聞きし、本格始動に向けて、現在体制の準備中ですので、ご一緒に活動を進めてくださる方、関心のある方、どうぞ、“すくらんぶる~む”にお立ち寄りください。(当面、毎週火曜日、木曜日、金曜日にまちせん理事が“すくらんぶる~む”におります。)

ということで、工房側は準備中ですが、お困りごとの依頼が既に何件か届いており、可能な範囲でのアドバイスはさせていただいております。
なるべく早く、ご依頼のお応えできるようにしたいと思いますので、しばらくお待ちください。


◆さて、スタッフ登録の方の中には、50年以上ペンキ職人としてお仕事をされてきた方、家具の修理技術をお持ちの方、また、布団職人の方もいらっしゃいました。
皆さんのお話の中で、「職人としての腕をふるう機会が少なくなっている」という残念な声が聞かれました。


ここで突然ですが、皆さんは、粗大ごみの中で回収量が多い品物は何かご存知でしょうか。
多摩地域、多摩市のデータは把握していないのですが、東京23区清掃一部事務組合の報告書(H20)によると、下記の順だそうです。
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第1位 布団
第2位 箱物家具
第3位 いす
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布団は化繊綿が主流となり、打ち直しをして長く使うということが少なくなって、使い捨てのようで、布団屋さんも減少し、職人さんも仕事が少なくなっているそうです。また、修理の依頼で持ち込まれる家具があっても、ベニヤが使われていて修理のしようのないもので、家具修理の腕の振るいようがないケースも多いとのこと。

2つの話を単純に結びつけるのは性急すぎるかもしれませんが、「安い」「便利」の波に乗っているうちにこぼれ落ちていくものを改めて感じた会議でした。


昔、布団は家で手を入れながら長く使っていましたね。布団屋さんにわたの打ち直しを頼んで、リフレッシュした綿を家で新しく用意したカバー(中表)の上に広げて、最後に「えいやっ」とひっくり返して、真中を閉じて…。
小さい頃に姉さんかぶりで手伝いをさせられた時は、綿ぼこりで鼻がむずむずして、できればこの手伝いはパスしたい、と思っていた、そんな記憶が蘇ります。



【“すくらんぶるーむ”についてのお問合せ】 
NPO法人 多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議
 多摩市諏訪5-6-3-102 MAP
  Eメール:info@machisen.net
  TEL 042-337-5609  FAX 042-337-5599
 *“すくらんぶるーむ”の2月の予定