午前9時前。
ダンナからラインあり。
「昨日はごめんなさい。忘年会、来てください」
今日にならないと参加するかどうかわからないと言っていた方は
不参加のようです。
「行きません。誰か他の方を誘ってください」
昨夜の怒りがまだ尾を引いていて、「知らんがな、勝手にしろ」という気持ちで。
しばらくして、
「ごめんなさい。お願いします。」
無視して、仕事に没頭。
昼休み、職員専用休憩場所で、
「参加してくれる方は見つかりましたか?」
人数合わせのために誘われて来てくれる人などいないやろ、ざまあみろ、
という皮肉を込めて。
お昼ゴハンを食べていると、返信あり。
「見つかりません。宜しくお願いします!!」
必死な気持ちが伝わってきます。
隣にいる「お昼ゴハンを一緒に食べるグループ」のお一人に、
昨夜の話をして
「朝から何度もこんなラインが来るけど、行くつもりないねん」
と笑いながら言うと、真剣な顔で
「行ってあげてくださいよ~。『ごめんなさい』って何度も謝ってるじゃないですか。
そんな人、なかなかいませんよ」
彼女はバツイチ。別れたご主人は、どうやら「素直に謝ることができない人」
だったようです。
やっと昨夜の怒りが鎮まってきたころでもあったので、
「そこまで言うなら、行ってやるわー!!」
と、返信。
間髪を入れず
「ありがとうございます!!」
ダンナよ、私の気持ちを翻させたIさんに感謝しろ。
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そんなわけで、仕事を終え、北新地の「田なか」へ。
朝の時点で参加する気はまったくなかったので、地味(私にとって)な服装
なのが、ちょっと残念。
鉄板焼きとお好み焼きが中心でボリューム満点のコース、美味しかったです。
私にとって初対面の3名の方々は、いつもこの飲み会に参加されている
おじさま達(ダンナの会社のOB)と同年代、というより先輩だそうで、
一番年上の方は、なんと、77歳。
少々お耳が遠いようですが、お元気そうで何より。
昨夜の怒りなどおくびにも出さず、ニコニコと笑って飲む私。
トイレに行くついでに、
一番離れたテーブル(人数の関係で4人がけテーブルが3つ横並びだったのです)
に座っておられる3人のおじさま達のところに立ち寄って
「忘年会シーズンやから、この店しか予約が取れなかったんです」
「いやいや、こういうのも楽しいし、美味しいわー。
ホンマ、奥さん、いつもありがとう」
という言葉をいただいて、ホッとしました。
コース料理も中盤にさしかかったころ、
私の隣・端っこの席で、正面にいる方とばかりしゃべっているダンナに
「ちょっと、お隣の席に行って、ご挨拶してきたら」
と、耳打ち。
指図通り、トイレに行ったついでに、という感じで、お隣のテーブルに
さりげなく座り、久しぶりにお会いするであろう先輩のお二人と
談笑するダンナ。
彼は少々気が利かないところがあるので、放っておいたら、
ずっと自分の席に座って、最後までお二人とはろくに会話せずにいたかも知れません。
せっかくお呼びしたというのに、失礼なことです。
・・・・って、なんで私がここまで気を回さなあかんねん。
会計役も務め、各テーブルを回り、皆さんからお金を徴収(?)しました。
幸い、ダンナの会社の取引先からカンパ(?)があったので、
本来なら一人5,000円のところ、2,000円ですみました。
この点は、ダンナ、グッジョブ!
こうして、忘年会は、つつがなく終了。
やっぱり、私って、この飲み会にとって、欠かせない人間だよなー。
気が利くし、会話を盛り上げるのもうまいし、隅々まで目配りができるし。
ダンナが「来てください。お願いします」と懇願するのも当然やわ。
(自分で言うな)