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裏番長

2018-02-22 21:39:51 | 仕事
工事現場での「職人さん」と一口に言っても、いろんな工種があって。
私の通っている改修工事の現場では、足場工・左官工・補修工・防水工・
シーリング工・塗装工・雑工といった職人さんが、通っています。

担当している工区の3棟を、少しずつずらして、工程表を書き、
その日程どおり進むよう、H監督は、四苦八苦。
雨が降ればできない防水の作業もあったり、急に体調を崩して休む
職人さんもいて、なかなか予定通りには進まないのが、工事現場の常。

先々週から現場に来ている塗装工の職人さん達、3人。
みんな20歳そこそこ。

耳や鼻にピアスあけてるのは、良いとしましょう。
個人の趣味だから。

でも、事務所での傍若無人な振る舞いに、呆れる毎日が続いていました。

昼休み、スマホで対戦ゲームをし、騒ぐ。
携帯電話で、話す。また、その着信音が、大きい。

服について固まった塗料を、指で掻き、ポリポリとはずし、、
床に落とす。直径3mmほどの白い粒が、大量に、床に落ちてる。
掃除が大変。

食べた弁当ガラ、飲んだペットボトルや缶も、置き去り。
空き缶には、吸い殻がつっこまれてる。

こいつら、ええ加減にせえよ!!
と、我慢の限界がきて。

昨日。
イケ監に、仕事の進捗について報告するついでに、
その件について話しました。
彼らを雇っているH監督に、すぐ電話してくれて。

おかげで、今日からは、
「休憩は外(車・事務所外の喫煙所)でお願いします」
「事務所内は禁煙」
ということになりました。

事務所内、すごくスッキリ。
これまでペンキがついていた机や椅子は、
シンナーを使って拭くと、キレイになりました。

頭の痛かった問題が、イケ監に報告したことで、一気に解決。

「ありがとう」とイケ監に電話すると、
「まだそんなことがあったら、オレにすぐ言うて。
 あまりひどかっから、『出禁』(出入り禁止)にさせるから」
「うん。わかった」

私は電話1本で、生意気なガキ職人達をおとなしくさせることが
できる「裏番長」でございます。(にやり)

休憩時間の国際交流

2018-02-19 19:03:46 | 仕事
今朝、朝礼が終わったあと、鳶さんの職長の子と一緒に、ベトナム人の
トアン君がいるのに気づいたので、
「トアン、シンチャオ(ベトナム語で『おはよう』)」と声をかけると、
はにかんだ笑顔で「シンチャオ」
会うのは1ヶ月ぶりくらい。足場の解体のあとの、部材を片付けるために
職長さんと来たみたい。

たしか23歳と言ってたかな?昨年の夏に他の仲間と日本に来て、鳶職を
やってるけど、けっこう日本語がうまい。

部材の片付けは午前中でほぼ終わってしまい、職長さんは他の現場へ。
トアン君は、職長が迎えにくるまで、所在なげに事務所に座っていました。

そこで、警備員のおばさま(いかにも関西人!という感じの、パワフルで
明るくてよくしゃべる方)と、私が、いろいろと話しかけて。

現場に持って行った「猫ジャンガ」を貸して、「こんな風に組み立てるんよ」
と、手本を見せると、けっこう楽しそうに、遊んでました。

で、組み立てた作品(?)を、スマホで撮影してるので、
「その写真、どうするの?」と聞くと、
「ベトナムノ、オトウサン、オカアサンニ、オクル」



可愛いなぁ。
でも、トアン君は、7月にベトナムに帰ってしまうそうで。
1年間日本で稼いだお金って、どれくらいになるのかしら。
めっちゃ親孝行。

警備員のおばさま、
「私、そのうちベトナムに行くわ!連絡するから、携帯の番号を教えて」
と、番号を交換してました。

私とH現場監督は「マジっすか」と、笑いながら、そのやりとりを眺めてました。

職長さんに前聞いたところによると、ベトナム人って、めっちゃ真面目で
よく働くらしいです。
そして、本国で、ある程度日本語の勉強をする制度があって、
仕事の内容も理解してから、来るとのこと。
もちろん、不法就労などではありません。
職長さんの会社の責任者が、ベトナムに赴いて、面接し、
選んだ人たちを連れてくる。
4年ほど前から、その会社では、そういうシステムができあがっている
らしいです。

かれこれ20年前から(!?)工事現場で事務員兼CADオペを
やっている私ですが、この業界も様変わりしてきたなぁと思います。

まさか、ベトナムから来た青年たちと、同じ工事現場で働くとは、
夢にも思わなかった。

すっかり友達になった警備員のおばさまと一緒に、私もベトナムに
遊びに行こうかしら。(え)

鳶さん達と警備員さん

2018-02-17 07:21:17 | 仕事
一昨日から、足場の解体が始まりました。

足場の組立をやっていた鳶さん達が、3週間ぶりに、戻ってきました。
ほとんどが、見慣れた顔ばかり。
そのうち一人は、ベトナム人のホアン君。
駐車場から現場事務所に向かう後ろ姿を見かけたので、
「シンチャオ!(おはよう)」
と、声をかけると、びっくりしたように振り向き、はにかんだ笑顔で「シンチャオ!」

鳶さん達の足場解体作業は、手早いです。
組立のときも、じっと作業を眺めていたのですが、下から上へ、何人もが連携して
部材を渡すより、
上から下へと、渡すほうが、はるかに楽なのでしょう。

職長の子に聞くと、「組立の半分くらい(の時間)っす」

そして、鳶さん達の解体作業が、回りの方に迷惑がかからないよう、
注意しなければならない警備員のおばさまも、3週間ぶりに、戻ってきました。

その方が他の現場に派遣されたあとも、ずっとラインでやりとりしてるのですが、
「今の現場も、ダイキくんに似てる子おるよ。
 半ケツなのも一緒」
と、写メを送ってくるので、毎日笑わせてもらってました。

休憩時間や昼休み、事務所に来て私の隣に座り、稲荷寿司や、おやつを食べるおばさま。
話しかけてくるので、つい、相手になってしまい、関西人おばさん同士ならではの、
弾丸トークが炸裂。めっちゃ楽しい。

そのおばさま、ヤマハの格好良いバイクで、通勤してるのです。

昼休み、それにまたがった写真を、お互いに撮影し、遊んでました。



おばさまと私が「あの人、渋い!カッコイイ!」
と、意見が一致している鳶さんが通りがかり、
「ええのん、乗ってるなぁー」
と、ビックリしてました。

補修図面と検査立会いとチョコ

2018-02-13 19:02:59 | 仕事
現場では、工程写真や材料写真など、毎日たくさんの写真を撮ります。
私は、職人さんが現場で撮影した、補修箇所の補修前と補修後の写真を、
エクセルの「工事写真帳」に、補修の種類(モルタル浮き・セパ穴欠損・ケレンなどなど)
に分けて、何千枚も貼り付け、同じ箇所の補修前後が一目でわかるように両面印刷し、
チューブファイルにとじて、インデックスをつける作業を、先週からやっていました。

これらのノウハウは、前の現場でイケ監から伝授されました。
そう言えば、イケ監はずっと別の現場に常駐していて、今私が通っている現場に
来たのは、1月23日が最後です。

ほったらかしかい。(≧ヘ≦) ムゥ

まぁ、私なら、ほっておいても大丈夫だろうと思っているのでしょう。

インデックスをつける作業は、前の現場では、透明のテプラ6mm幅で印刷し、
ハサミで切って、ちまちまとインデックスに貼り付けていたのですが。
ものすごく面倒くさかった。

なので、今回は、A4サイズ1枚に72面あり、シール形式になっていて、
専用のソフトウェアをダウンロードしてPCで入力し、
プリンターで印刷できる製品を買いました。



位置合わせに少々苦労したけど、テプラのテープをちまちま切って
インデックスに貼るより、格段に、こっちのほうが、楽。

数時間で、インデックスつけは、終了。
イケ監の現場で苦労したのは、何だったんや?!(笑)

いっぽう、足場にも、午前と午後、2回上りました。

午前は、Hさんに頼まれて、彼が職人さんのように外壁の塗装をしているところの写真。
本当はその塗装工事は完了しているのですが、「撮り忘れ」があったので、
それらしき場面の写真を撮る必要があるのです。
ちょっとした「粉飾」ですが、大会社の「粉飾決済」に比べれば、可愛いものです。

午後は、ほぼ工事が終わった棟での、足場解体前の検査のため、
工事の発注者:大阪府の住宅供給公社の方と、
工事の監理者;設計事務所の方と一緒に、Hさんと私で、足場を上から下まで、
一時間近く、歩き回りました。
公社の方に、塗料がきちんと塗れていないなど、指摘されたら、
Hさんが、目印のためにマスキングテープを貼り、写真を撮る。
私は、A3のクリップボードにはさんだ図面に、その箇所の指摘事項(塗装・左官など)
を①から順番に、番号をつけて、引き出して書き入れる。

素晴らしい連携プレイ。
私は工事現場での仕事が大好きな、ちょっと変わった女。(笑)

今日も、現場の仕事を終え地下鉄の駅まで歩くあいだ、イケ監に電話して。

・補修写真は、全部、完成した。
 インデックスも、便利な製品を見つけ、一日で、つけ終えた。

・図面も、全部書き終えて、あとは現設計の数量を入力するのみ。

・足場に上って、足場解体前検査の立ち会いをした。

それらを報告。

補修写真の整理が終わった件と、プリンターで印刷できるインデックスを使った件に
ついては、感心されたけど。
「足場上るのは、ほんま、気ィつけてや」
と、偉そうに言われ、
「わかってるって。もう慣れたし、大丈夫やから」

事故が起きたら、大変だもんね。
私は、足場の上では、常にちゃんと手で自分の身体を支え、ゆっくり動いています。

もし両親が存命なら、オトンがこのブログを見て、オカンに報告し、
「アンタ!何しとんの!足場上るなんて、危ないやんか!!やめとき!!!」
と、心配性のオカンから、電話が、かかってきてただろうなぁ。
今は、ひょっとしたら、あの世から私の姿を見て、卒倒してたりして。

バレンタインデーのチョコレート。
日曜日、大混雑の梅田大丸のチョコレート売り場で、
その夜会う予定の元生徒さんたちのぶんと、現場に通っている職人さんに配る大袋、
ダンナとイケ監へのぶんと、あれこれ買いました。

今日、イケ監の現場にいるY監督がこっちに来て、
またそちらに戻ると言うので、彼へのチョコを、託しました。
ついでと言ってはなんですが、Y監督にも、同じものをプレゼント。

数時間後。スマホに、イケ監から、お礼のメッセージが。

嬉しい。私の気持ちは伝わったかしら。
3週間会ってないけど、スマホでこっそり撮ったイケ監の動画を見て
「やっぱ、カッコイイわー」と、ニヤニヤしています。ストーカーかよっ(笑)

現場監督補佐

2018-02-08 19:49:14 | 仕事
現場監督のHさんから頼まれ、監理事務所の方と一緒に足場を上り。
「下地補修完了検査」を受けている最中の写真を、10枚以上、撮りました。





補修箇所を、指示棒(?)で、叩き、音を聞いて、「ここはちょっと・・・」と、
ダメ出しをする監理事務所の方。

その場所を補修番号とともに、デジカメで撮るHさん。
あとで、補修工さんに、写真を渡し、手直しをしてもらうためです。
昨年末までイケ監の現場にいたときは、足場に上ったことがなかったのに、
今では、普通に上ってます。
だって、現場監督が、昨年秋に転職してきたHさん一人しかいないし、
いろいろトラブルがあってバタバタしてるから、手助けしないと。

補修工さんからもらった「完了写真」の撮り忘れが何箇所かあったときは、
同じく補修工さんからもらった手書き図面を持って、一人、足場を上り、
図面と見比べて該当する補修箇所を探し、
「やったー!見つけた!ウの38!!」と、宝探し、もしくはスタンプラリー気分で
写真を撮りました。

事務作業としては、「図面」「数量表」はとっくに入力を終えて。
数百枚の「補修写真帳」を印刷する。
それも、3棟のうち2棟は終えて、8cmのファイルにインデックスをつけてとじ、
あと1棟を残すのみ。
それを終えたら、「完成図書」の作成に取りかかるつもり。

前の現場で、イケ監が
「○○さんがいなかったら、オレ、(過労で)死んでたわー」
と、何度も言ってましたが。

今の現場でも、現場監督:Hさんに、
「ほんま、○○さんがいなかったら、ボク、地獄ですよ」
と、大感謝されております。

なんで2時間もかけて工事現場に通ってるのか?
しかもイケ監に2週間以上会ってないし。

でも仕事は、楽しいので、頑張ります!!!

昨日と今日の現場作業内容

2018-02-06 19:59:20 | 仕事
【昨日】
 ・朝イチ、塗料の缶が搬入されて。
  材料置場に運んでもらい、写真を撮る。

 ・午前10時、塗膜防水の下地検査。設計事務所の方に来てもらい、
  足場で、3箇所、「水すまし」という電動工具を使い、コア抜き。
  Hさんがコア抜きしているところ、下地の厚みを計っているところを、
  それぞれ撮影。

 ・設計事務所の方が、事務所に来られ、Hさんが現場に出ていたので、
  代わりに、指示事項2点を、聞いて、メモし、あとで報告。

 ・「ついでと言っては、なんですが」と、その方を材料置場に案内し、
  確認してもらって、指さししている写真を、撮る。


【今日】
 ・朝イチ、防水工事用のシートや缶の搬入。
  材料置場に運んでもらい、写真を撮る。

 ・先に工事が終わった工区で、すでに足場解体に入っている会社の方から、
  余った塗料をいただけるということで、職人さんに手伝ってもらい、
  約20kgの缶を、台車で25缶運び、材料置場へ。
  「ごめんなさい、そっちじゃなくて、こっちに分けて置いてください」
  と、指示する。

事務所では、「補修工事の前後」の写真を、エクセルの「工事写真帳」に
貼り付ける作業を、Hさんに「もうイヤや。」とぼやきつつ、やっていますが。

「材料の搬入車両が来た!」とか、「設計事務所の検査が始まる!」
という連絡が入れば、
バサッとヘルメットをかぶり、作業服の上に薄手のダウンを着て、
腰道具をつけ、事務所を出る私。

我ながら、けっこうカッコイイかも。(笑)

足場に慣れてきた

2018-02-01 21:47:44 | 仕事
補修担当の職人さんからもらった手書きの補修場所を、CADに書き移す作業の最中。
どうしても見つからない番号が3つほどあり。
「これ、絶対、職人さんが、書き忘れてるよね」と、思ったので。

ヘルメットをバサッとかぶり、職人さんの手書き図面を持って。
「ちょっと、47号棟の南面、行ってくるわ」
「大丈夫ですか?」と、心配そうな顔の、現場監督・Hさん。
「うん、全然平気」

で、足場の階段を一番上の6段目まで上り、マーキングしている場所を探し、
見つけたときは、すごい達成感。まるで「宝探し」のような気分。
手書き図面に書き込み、事務所に戻り、CAD図面に入力。

そんなことを、午前中と午後、2回やりました。

前の現場では、足場に上ることをイケ監が許してくれなかったけど、
今の現場では、堂々と上ることができます。

図面を書いたり、工事写真を撮るという作業があるため。

一歩ずつ「現場監督」への階段を登っている気がする。(笑)

現場監督補佐

2018-01-30 20:44:51 | 仕事
ベテラン現場監督のYさんが、他の現場へ呼ばれて行っている今日。

そういう日にかぎって、監理事務所の検査が、あって。
もう一人の現場監督Hさんから、私にその状況の写真を撮ってほしいと頼まれました。

作業中の写真を、一つの棟の三面で、3箇所ずつ、計9箇所。

三人で、足場に上り、1時間以上かけて、写真を撮りました。

Hさんが、特殊な電動工具で、外壁に穴を空けている場所を、監理事務所の方が
指で差す。
私は、「場所:○○棟 北面 NO.1」とホワイトボードに書き込み、
写真を撮る。
さらに、その穴の写真と、監理事務所の方が「クラックスケール」で計る
ところも、撮る。
そして、A3のクリップボードにはさんだ図面に、場所の印をつけ、引き出して
「No.1 1.5mm」などと、書き込む。

監理事務所の方が図面を見て、「では、次はこのあたりにしましょうか」
その指示に従って、階段を上り下りし、足場を歩きました。

足場というものは、場所によって、とても狭かったり、
天井が、低い場所があるのです。
たまに、足場部材で「ゴン!」と頭を打ちましたが、ヘルメットのおかげで、大丈夫。



Hさんには、
「ホンマ、助かりました。ボク一人やったら、(電工)ドラムや延長コードを
 引っ張って、あの工具を使い、写真を撮るなんて、絶対無理でしたもん」
と、大感謝されました。

本格的な足場デビューが、すんなり終わったので、
午後5時過ぎ、地下鉄の駅まで歩く途中、イケ監に、報告。

「今日は、足場に一時間以上おったでー」
「あ、今日は検査か。大丈夫やった?」
「うん、全然大丈夫。めっちゃ楽しかった」
「でも、安全には、くれぐれも気をつけてや」
「わかってるって。ほな、またねー」

あと、今日は、補修班から微妙に急かされた「数量表」も頑張って入力したし。
「材料検収」の写真、「空袋検収」の写真、「浄水槽補修マーキング確認」の
写真も、撮ったし。

マジ、私、現場監督補佐でございます。

ウチは便利屋じゃないぞ

2018-01-26 04:23:23 | 仕事
先日、私が仕事をしている公営住宅改修工事の現場のプレハブ事務所に、
すっかり顔なじみになった住民のおばあちゃんが、来ました。

90歳を過ぎていて、独り暮らし。ちょっと痴呆が入っています。
自分が住んでいる棟のまわりに足場を組み、シートをかけた日のこと。
ディサービスから帰って来たら、いつもと様子が変わっているので、
自分の住んでいる部屋がわからなくなって、うろたえているところに、
他の住民さんが声をかけ、警備員のおばさまと一緒に、部屋に連れて行き、
私が迷子札(ネックストラップに名前と住所を書いた紙を入れた)を作り
「これからは、出かけるとき、絶対にこれを首にかけてくださいね」
と、お願いしました。
出かけた先で迷子になる可能性があるからです。

そのあとも、「玄関ドアが開かない」と事務所に来たので、
見に行くと、塗装したばかりのペンキが乾燥するまで閉めないでください、と
いう説明を忘れて、閉めたため、ペンキがくっついてしまっていて。
私が力任せにドアを開けたということもありました。

今回は「玄関の鍵がなくて、中に入れない」とのこと。
またドアのペンキのせいかも、とイケ監と一緒に見に行くと、本当に鍵がかかっていて、
開きません。

「どこにやったんやろ」と、おろおろしながら、手押し車や服のポケットを
探るおばあちゃん。
そのとき、胸元に、私が作った迷子札の赤いストラップが見えて、
ひょとして?と思い、「おばあちゃん、これちょっと見せてね」と、服の中に
隠れている迷子札を引っ張り出すと、案の定、迷子札と一緒に鍵がついていました。

私の勘ってすごい。
というか、それを渡す時に、「玄関の鍵もこれにつけておいたら忘れないでしょ」
と、みんなでアドバイスしたのを思い出しただけなのですが。

やれやれ。しかし、玄関の鍵がないと思ったとき、なんでウチの事務所に来るかなぁ。
「いつも親切にしてくれるから、何とかしてくれる」と思ったのかしら。

ほかにも、住民さんは、「バルコニーの塗装をするので片づけをお願いします」という
チラシを郵便受けに入れたら、「たくさんいらないものがあるので処分してほしい」と
頼んできたり、トイレの配管のペンキを塗り替えるため職人さんがお邪魔したら
「くさいにおいがするので配管ごと取り替えてほしい」と頼まれたり、
なんだか私たち工事会社を便利屋と勘違いしているのではないかと思います。

まぁ、高齢の方が多いので、仕方ないと言えるかもしれませんが。

そのうちに「電球が切れたから取り替えてほしい」なんて言われるのではないかと
思います。(笑)

10日ぶりの邂逅

2018-01-22 19:29:55 | 仕事
イケ監は最近、めったに現場に顔を見せません。
今年に入って、会ったのは今日で3度目。

ふだんは会社や他の現場にいるみたい。
私の通っている現場は二人の監督が常駐しているので、任せても大丈夫と
思っているみたい。
私にとっては、前の現場と同じように毎日一緒に働けると思っていたのに、
話が違うー!!!

しかし、明日は、二人の監督がそれぞれ他の現場・監理技術者の講習に
行くため、イケ監が来ることになりました。

今日は、昼過ぎ、明日のための引き継ぎ事項を確認するため、現場に来ました。
先々週の木曜日に会って以来です。

Hさんから、現場の状況を聞き、明日来る職人さん達の作業内容・人員について
説明を受け、朝一番に材料搬入があり、設計事務所の方に来てもらって検査を
受けることになった件など、報告を受けていました。

2月から、イケ監は、別の現場に常駐するそうです。
そうなったら、ほとんど会えないやん。
話が違うー!!!

Hさんが現場に出て、二人になったとき、
「何か変わったことはない?」
「うん」
「(仕事は)順調?」
「うん」
PCに向かったまま、すねるような口調で答えてしまった。

で。言いたいことを、言ってやろうと思って。
「あのさぁ。アンタと仕事するのが楽しかったから、ここに来ようと思ったのに。
 『ええ仕事ありまっせ』て、だまされて、日本に連れてこられたベトナム人の気分。
 ダンナにそう言うと、笑とったわ!」

イケ監、笑いながら「そんなん言われても。人が足らへんのやし」

この野郎、腹立つわー。でも、仕事は楽しいし、まぁいいや、と思って。

2つの棟の図面と数量表を入力し終えて、今は、補修写真をエクセルの
写真帳に貼り付けている段階、と、報告し。

先週水曜日まで足場の組立に来ていた鳶さんの中にベトナム人の若い子が
出稼ぎに来ていて、ベトナム語を教えてもらった話とか、
警備員のおばさまとすっかり仲良くなって、長靴をもらった話とか、して。
けっこう笑いを取りました。

明日は、久しぶりに、イケ監と朝から夕方まで、事務所で一緒に仕事ができます。

「明日、オレ、何したらええの?」
と、笑わせてくれ、2時間ほどで会社に戻って行きましたが。

私は、Hさんにから指示されたので、やるべきことはわかっています。
朝イチ、材料が搬入されたら、まず、業者さんに材料置場へ台車で運んでもらう。
「材料搬入」写真を撮る。
設計事務所に電話して、担当者の方に来てもらい、検収を受ける。
その後、材料を棟ごとに分けて、職人さんにわかるよう、養生テープを
蓋に貼り、目印にする。そして、運んでもらう。

あと、土工さんに、コア抜き検査を受けたあとの穴と、アンカーで空けた穴の
補修をお願いする。

もしかしたら、明日は、私がイケ監に指示する立場になるかも知れません。(笑)