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まるで夫婦

2017-07-25 06:35:39 | 仕事
先日、所用で1日仕事を休むことになったのですが、その前日、イケ監に
「明日は燃えるゴミの日やから、捨てておいてね」
と、ゴミを入れたビニール袋を指さすと、
「オッケー」
次の出勤日に確認すると、ちゃんと捨てていてくれました。

昨日、イケ監が、ある外来語についての表記について聞いてきたので、
正解を教え、
「そんなん、誰でもわかるやろー」
と言うと、
「ちょっと聞いただけやん。がみがみ言うな!」
ビックリして顔を見ると、怒ってなくて、笑っているのです。
わざと、偉そうな口をきいたみたい。ちょっと胸キュン。

昼休み、カップラーメンにポットのお湯を入れようとしたら、
職人さん達が、その手前の打ち合わせ机に座っていて、邪魔。

打ち合わせ机に座っていたイケ監に、
「お湯入れて! 使い立てしてごめん!!!」
と、カップラーメンを渡しました。

すぐさま、立ってお湯を入れてくれるイケ監。

あと、「買ってきてほしいものリスト」を付箋に書いて壁に貼っておくと、
ホームセンターで買ってきてくれたり。

一緒に働いて4ヶ月以上経ち、慣れ親しんだ夫婦のような存在になっております。
しかし、何度も言いますが、息子みたいな年齢なので、絶対に恋愛には発展しません。
私の身近なアイドルです。

ああ、毎日仕事に行って彼に会うのが、幸せ

現場内で宝探し

2017-07-19 18:29:09 | 仕事
今日も工事写真帳を整理していて、取り忘れの写真を約20枚見つけました。

場所は、私がいる事務所と同じ棟の、廊下面。該当する補修場所の図面を見ると、
けっこうわかりやすそうな場所。

イケ監に「写真撮ってきていい?」と聞くと、「どこ?」
図面を見たイケ監、
「この補修場所やったら記号がまだ残っとうし、行ってくる?」
「うん!」
喜び勇んで作業服をはおり、ヘルメットをかぶり、安全靴を履いて、
工事写真用のコンパクトなホワイトボード、ホワイトボードマーカーと
図面、現況写真を印刷した紙をクリップボードにはさみ、
デジカメを首からぶらさげて、いざ出陣。(戦か)
普通に住民さんが歩いている廊下なので、全然危険ではないのですが、
「作業をする際の『けじめ』やから、ヘルメットをかぶって」と、前回イケ監に言われました。

前回はイケ監と一緒だったけど、今回は、一人です。
「はじめてのおつかい」状態です。(子供か)

事務所を出る前に
「私がこんなことをやってるとは、友達みんな、想像つかへんやろなぁ」
と言うと、
「なんか、ボクが無理矢理やらせてるような言い方、やめてくれる?」
「あはは~。好き好んでやってるのにねー」

エレベーターで最上階へ上がり、図面と現況写真を見て、場所を確認し、
壁にマーキングされた線と補修記号を探します。

ホワイトボードに「オー1」
現況写真を見て「0.5×0.25」と寸法を書き、
一緒に写るようにデジカメで、パシャリ。

さらに、階段を降りて、次の場所を探す。

ちょっとした「宝探し」みたいで、すごく楽しかったです。

事務所に戻り、さっそく「工事写真帳」に印刷し、イケ監に
「ほら、うまいこと、撮れてるやろ」
と、ドヤ顔。

どんな現場事務職員やねん。(笑)

今日のイケ監

2017-07-14 18:20:21 | 仕事
もともと無口なダンナとは、最近、彼が資格試験の勉強に打ち込んでいるせいで、
あまり会話がありません。

その代わり、毎日イケ監とは、よくしゃべり、めっちゃ楽しいです。

彼との会話やその日笑わせてくれたことなどをダンナに毎日報告していますが、
ヤキモチを焼く気配もなく、「毎日楽しそうで、いいね」
まぁ、私達夫婦にとって息子みたいな年齢ですから、ねぇ。

 ★★★★★★★★★★

イケ監と雑談してて、彼の言葉に対し、ちょっとふざけた口調で
「はいはい」
と答えたら、親が子供に注意するような口調で
「『はい』は1回!」

「は~~~~い」
と、わざと言うと、呆れたような顔をして私を凝視。

「ごめんー。これ、まさに、昔ダンナとやった、やりとりやわ~」
イケ監、たぶん、『このオバハン、オレをなめとんな』と思ったはず。(笑)

 ★★★★★★★★★★

そういうやりとりがあったあと、私がコピー機(複合機)に、数10枚の「工事写真帳」を
印刷するため、「印刷」ボタンを押した瞬間、
「ちょっと、(住民さんの集合郵便受けに入れる)チラシを大量に印刷してもいい?」
と言われたので、
「うわー!ごめん!」
あわてて、印刷をキャンセル。

「え?キャンセルしたん?別に、あとでも良かったのに」

「いえいえ!!!所長さんのほうを、先にしてください!!!」
と、わざと、へりくだった口調で、しかも「所長さん」と先日ふざけて呼んだら
それはやめて、といわれたばかりなのに。

「ま、チラシを入れるのは、○○さん(私)やけどなー」
「薄々わかってたわ!B棟とC棟やろ?」
「オレも手伝うし」
「いえいえ、所長さん、ぜひとも、私に任せてください!」
彼は、苦笑い。

作業服をはおり、今日も安全靴を履いて、集合郵便受けに、約130枚、チラシを入れました。

 ★★★★★★★★★★

チラシを入れ終わったあと、各棟の掲示板にも、掲示する必要があるのを思い出し、
それも、やりました。

事務所に戻る途中、イケ監が、ピロティを見上げ、スケールで天井のケイカル板と
壁からの距離を測っているので
「何してんの?」
「このボードも、取り替える必要があるかどうか、検討中やねん」
「なるほどー。チラシ、配り終わったし、掲示板(のクリアケース)にも入れたで」
「完璧?」
「うん。でも、ずっと前に貼ってた『工区分け』の字が、間違ってた」
笑うイケ監。

二人でその掲示板に行き、「この工事のお知らせは、もう終わってるから、いいわ」
と、いらない紙を取り除くイケ監。

そして、私が指摘した、文字の間違いがあった「工区分け」も、
「もう、これも、いらんわ」と、両面テープで貼っていたものを、バリバリ剥がします。

廊下を、私が先に立って歩きながら、事務所に戻る途中、聞いてみました。
「あのさ、(さっきの字の間違いを指摘されて)すねたん?」
「そんなわけないやん」
「『拗ねる』って、どんな漢字を書くか知っとう? 手へんに『幼稚園の幼』って書くねんで」
「なんか、『漢字マニア』としか見られへんようになってきた」

私が10年以上前に漢字検定準一級に合格したことは、かなり前に自慢したし、
数日前に雑談していたとき
「最近はPCで文章を書くから、読めるけど書かれへん漢字が多い」という話になり、
「ほんまやなぁ」と言いながら立ち上がって
そばにある工程表のホワイトボードに
「林檎」「葡萄」「躁鬱」「醤油」「薔薇」と書いて
さりげないドヤ顔をした・・・という件があったからです。

 ★★★★★★★★★★

そんな感じで、毎日仲良く仕事しております。

現場デビュー

2017-07-13 19:59:18 | 仕事
ヘルメットをかぶり、作業服をはおり、安全靴を履いて。

イケ監と一緒に1時間半ほどかけて「補修写真」を、約100枚、撮りました。
完全に、職人さんの「撮り忘れ」なのです。

屋内の階段なので、まったく危険はないのですが、
「作業してもらうので、けじめとして、かぶって」
と、渡されたヘルメット。

私が昨日ネット注文した安全靴が今日事務所に届いたので、さっそく履いていきました。



エレベーターで9階に上がり、さらにPH(ペントハウス)階へ、階段を上がりました。

困ったのは、すでに補修が終わっているため、「オー1」などと、
補修場所に貼っていたマスキングテープを、職人さんが、すでに剥がしていたこと。

でも、補修前の写真と、職人さんが書いた手書き図面を見比べながら、イケ監が、
該当する場所にピンクのチョークで印をつけてくれながら、下りていって。

私はそれを追いながら、階段を下り、
「あ、オー50、あった!」と見つけ、
「工事写真帳のホワイトボード」を左手に持ち、右手で撮影。

彼のペースのほうが速かったため、「宝探し」みたいで、ちょっぴり楽しい。

でも。つい、途中で、思わず根を上げてしまいました。
「もう熱中症になりそうやー!汗が、とまらん!」
「ほな、もうやめとく?」
と、心配そうなイケ監。
「いや、あとちょっとやから、やる!」

私が上るのは危ないと、PH階の足場に上がり、高い場所の写真を撮るイケ監。
デジカメ・ホワイトボード・マーカーを、すっと差し出す私。
二人とも、ものすごく手際が良かったです。
もし、一人でやってたら、2倍くらい時間がかかっていたはず。

まさに、ナイスコンビです。

全ての写真を撮り終えて、クーラーが効いた事務所に戻り、冷凍庫に入れている
「冷え冷えタオル」を取り出して首に巻き、
スポーツ系飲料を飲み、かき氷系のアイスを食べたら、なんとか身体の熱はおさまって。

PCに向かい、撮ってきたばかりの写真を、「写真帳」に取りこむ作業に、取りかかりました。
「お!私って、こういう補修が終わった写真を撮るセンスあるやん」
と、自画自賛しつつ。

そして、さっそく印刷し、ファイリング。




次の目標は、「足場デビュー」です。

足場に上るのが目標だなんて、どんな「工事現場事務職員」やねん。(笑)

名コンビ(?)

2017-07-12 18:13:28 | 仕事
最近、仕事はけっこう忙しいけど、いろいろと楽しいです。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

事務所のバルコニーで、塗装をしている職人さんが二人いて、バルコニーに背を向けて
座っている私には、その声が丸聞こえ。たぶん、向かいに座っているイケ監にも。

職人さん同士の会話って、聞いてて面白いです。
「この部屋は事務所やから、完璧に仕上げなあかんでー」
「わかってるわかってるー。」
とか。

作業が終わり、養生シートをはがして捨てるために必要なのでしょう、
「土嚢袋、まだあるか?」
「いや、もうないわ」
「そうか。○○さーん!」と、イケ監の名前を叫ぶので、

「はーい」と私が返事し、ガラス戸を開け、「土嚢袋ですね?、何枚いりますか?」

「資材・工具置き場」として使っている部屋に行き、
すぐに見つけて取り出し、職人さんに渡しました。

イケ監の名前を呼ばれて私が返事するなんて、まるで奥さんみたい。(/ー\*) イヤン♪(←アホです)

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

机の引き出しからイケ監がデジタル製のノギスを出して、
「ちょっと、あっちに置いてるケイカルの厚みを測ってくれる?」
と、頼まれて。

首をかしげながら隣の部屋に行くと、
「切れっ端があるやろー」
「あ、これかー。えーと、6.2mm」

「ついでに、ネットで、ケイカルの規格を調べてくれる?」
検索して、
「メーカーによって多少の違いはあるみたいやけど、4、6、8、10、12と、2mm刻みらしいわ」
「ほな、6mmやな。ありがとう」

事務職員にそんなことを頼むほうも頼むほうですが、ちゃんと対応する私も、偉いです。(笑)

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

工事写真帳の印刷に飽きたら補修場所の図面を書くという、自分なりのペースで
仕事をしているのですが、図面を書いているとき、ちょっと確認したいことが発生。

廊下面なので、見に行こうと思えば全然大丈夫。

作業服をはおって、エレベーターで6階に上がり、確認してきました。
で、それを図面に反映。

改修工事というのは、新築工事と違い、安全が確保されている場所が多いのが良い点です。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

懸念だった「バルコニーの手摺を鋼製からアルミ製に全戸取り替える工事」に対して
発注者側から、ようやくOKが出ました。
その電話を受けたイケ監、「やっと出たで」と、嬉しそう。

なので、工期が8月9日から、11月末に延びることが、決定。
私も、イケ監と仕事できる期間が延びて、超嬉しい。

その「手摺を取り替える工事」について、住民さんに説明するための紙(チラシ)を
1枚印刷して、私達が使っている2台のノートPCごしに、無言で差し出すイケ監。

変な言い回し、わかりにくい表現はないか、チェックしてくれという、いつもの習慣。

「埃」と書くより「ホコリ」のほうが、住民の方にとっては、わかりやすいのではないか?
工期が延びるのは具体的に11月末までと書いたほうがよいのでは?
子供さんには、仮手摺に近づかないようにする意味のことを、もっと強く書けばよいのでは?
など、細かい部分まで、指摘すると、そのとおり書き直してくれました。

昔、ダンナの書いた「安全大会での挨拶」や「始末書」などを、代筆もしくは校正したり 
した私にとっては、たやすいことです。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

そして、毎日のイケ監との会話、マジで楽しすぎ。

私が、つい
「くそ! さっきの付箋(自分の覚え書きにしようと思っていたもの)、
 ○○さん(職人さん)に渡してもた!」
とつぶやくと、
「『くそ』なんて言うたら、あかん!」
と真顔で言うので、
「わー!下品な言葉を使ってしもた!ごめん!」

数分後、PCに向かって、イケ監、操作を間違えたのでしょう。
「くそ!ミスった!」

もう、全力でツッコミましたよ、ええ。
「『くそ』なんて言うたら、あかん!」

あ。という顔で私を見るので、
「ふふん。自分も言うたやんか」と、ニヤッと笑いました。

とうとう「姐御」認定

2017-07-10 19:35:17 | 仕事
月曜日の朝、出勤すると、職人さんが撮影した「補修した場所の完了写真」が
入っているSDカードが、私の机の上に5~6枚。

朝礼を終えて事務所に入ってきたイケ監。

「ごめんなー。土曜日、職人が、写真を撮り回っててん。
 (枚数の多さに)発狂せえへん?」
「いや、中身を確認してるとこやけど、PCに作ってるフォルダ内に整理して入れる作業に
 時間がかかるだけやし、全然ok!」

それは、なんとか午前10時半に終わって。

次に、それらの写真をエクセルの「工事写真帳」に貼り付けていく作業。
慣れているので、素晴らしい速さでこなします。
しかし、何百枚もやってたら、飽きるし、疲れます。

適当なところで切り上げて、これまでに作成した「工事写真帳」の印刷をし、
インデックスをつけて、ファイリング。

そのかたわら、補修場所の図面を書いたり。
これがまた途方もない枚数で、イケ監からは「最後でいい」と言われているのですが、
自分の机の上にどっさり積んであるので、ちょっとずつでも、書いておきたいのです。

この工事現場事務所に来て4ヶ月少々経ち、イケ監の指示待ちではなく、
自分のペースで仕事ができるようになりました。

さらに、今日は、「工事写真帳」に貼り付けようとした写真が、
どうしてもアカンと思うレベルだったので、イケ監に見せると
「うーん。これは、ちょっとなぁ・・・」

補修場所の場所を、図面で確かめて、
「B棟の2階やろ?ほな、撮って来よか?!」

デジカメと「写真を撮るための小さなホワイトボード」を借りて、該当場所を探し、
撮って、「工事写真帳」に貼り付けました。

午後、発注者さんとの大事な打ち合わせ中のイケ監の携帯電話に、
住民さんから電話があって。
「わかりましたー。うかがいますー」
電話を切ると、私を呼んで、
「ごめん、○○号室に、この『補助錠』を持って行ってくれる?」
「わかったー!えーっと、○○号室て、○棟やね?ほな、行ってくるわ」

作業服をはおり、そのお部屋へ行って、ピンポンとチャイムを鳴らし、
「○○(会社名)の者ですけど、さきほどお電話いただいた『補助錠』を持って来ました」
住民のおばさま、まさかこんなにすぐ来るとは思ってなかったようで、少し驚いた顔。

「取り付け方はわかりますか?」
「はい、大丈夫です。返すときはどうしたらいいの?」
「工事が終わった頃に返していただくので、またその時にご連絡します」
という会話をして、事務所に戻りました。

打ち合わせ中のイケ監、ちらっと私を見て
「どうやった?」
「うん、オッケー」
彼は、そのまま打ち合わせに戻りました。

・数千枚の工事写真を自分のPCに取りこんで、「工事写真帳」に貼り付ける。
・それを印刷して、ファイリングし、背表紙やインデックスをテプラで作る。
・職人さんが事務所に必要なものを借りに来たら、「あ、あれね」と、見つけて、渡す。
・工事写真を自分で撮りに行く。
・住民さんの部屋に要望があったものを持って行く。
・エクセルで「数量表」も作る。
・新たに覚えたJWーCADで、図面も書く。

私って、マジで「スーパー現場事務職員」です。(笑)

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午後5時、帰る間際に、イケ監と雑談してて、
「○○さん(私)が怒るから、ここはちゃんと掃除しとかなあかんて、職人に言うとくわ-」
「ちょ、ちょっと待って?! アタシが、めっちゃ怖い人みたいな言い方、せんといてよ」

「お局さんみたいな?」
なんでやねん?!そりゃ、表現がおかしいやろ?!と思いながら、大笑い。
たしかに、この現場事務所には、女性は私一人やけど。

「でも、『姐御肌(あねごはだ)』っていう感じ、する」
「そうやろ? 友達にも、よー言われる。
 ブログで知り合った男友達には『姐さん』って呼ばれてるし。
 明日から『姐御』とか『姐さん』って呼んでも、ええでー」

一緒に働き始めて5ヶ月目にして、早くも私の性格を見抜かれ、「姐御」認定されました。
けっこう嬉しい。(・-・*)ヌフフ♪

現場用語の流行り廃り

2017-07-04 19:17:21 | 仕事
「今日は、補修図面を書くのは中断し、『工事写真帳』を、大量に印刷しよう」
と決めたので、午前10時くらいから、それに専念することにしました。
その枚数、約1,000枚。
インデックスを作り、チューブファイルにファイリング。

この工事現場事務所に採用されて、早くも4ヶ月になります。

最近では、イケ監から「次はこれをやってください」なんて指図を受けることなく、
自分のペースで、仕事をやっています。

事務所に来た職人さんをつかまえて
「ごめーん、C棟のバルコニー側の補修部分④の写真がまだやから、
 撮ってきてほしいです」
と、直接、やりとりをしています。

月初めの昨日は、イケ監から頼まれたわけでもないのに、「ゴミカレンダー」を印刷して、
職人さんが詰所として使っている3室に
「おはようございまーす!」

玄関先にマスキングテープで貼り、
「今月の『ゴミカレンダー』を、ココに貼ってるので、よろしくお願いしまーす!」

どれだけ「現場慣れ」している事務職員やねん。

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台風3号が襲来するおそれがあるため、現場作業はほとんどストップし、
ほとんどの職人さんは休みを取っていた今日。

いつもより現場を見回る回数が少なく、ほとんど一日中現場事務所でPCに向かい
仕事をしていたイケ監。

雑談をする時間も多く、楽しかったです。
私にとっては、台風さまさまです。

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今日の雑談の一部を、ご紹介。

「さっき事務所に来てた鳶さんがつけてた安全帯、ハーネス型やんね?」
よく知ってるなぁという顔でニヤッと笑うイケ監。
「オレも、ハーネスつけてみようかなぁ。そやけど、そんな現場監督、見たことないし」
「あははー!!!絶対、ないない!!!」
「橋梁やったら、あるかも知れんけど」
この「ハーネス型安全帯」は、2年前に派遣された工事現場で初めて見て、
その言葉を覚えました。

  ★★★★★

「私、高所作業車乗ったことあるで!もちろん、新規(新規入場者教育)受けて、
 メットかぶって、仲の良かった職人さんに、乗せてもろてん。
 『ウィーン』って上がって、めっちゃ楽しかった!!!!
 高車(高所作業車)乗ったことがある女って、なかなか、おれへんのちゃう?」
イケ監、ニヤッと笑って
「あんま、おらんわー」

  ★★★★★

「さっきの電話で言うてた『ベトコン』って、何なん?」
「えー?知らんの?オレが(隣の部屋で)昼寝するときに枕にしてるやつ」
「あー!あれかー!でも、語源は、何なん?」
「ん?わからんなぁ」

ここで、調子に乗って、現場用語について、畳みかける私。

「現場用語って、語源がわからへんもんが多いよねぇ。
 たとえば昔使ってた言葉やけど、『ぼうしん』って、聞いたことある?」
「いや、聞いたことない」

( ̄Д ̄;) ガーン

「そっかー。昔は『職長』のことを、『ぼうしん』って呼んでてん。
 語源は、英語のボースン(boatswain)、船の甲板長・水夫長から、きてるらしい」

この言葉については、ブログ内で8年以上前に書いたのに、なぜか「人気記事」の一つに
入っていることが、たまに、あります。
「ぼうしん」という現場用語について(2008/10/31)

「ふーん」と、31歳のイケ監は、まったく興味のない顔。
そりゃそうだ。聞いたこともないんだから。

独特な「現場用語」の中には、長年使われている言葉があるかたわら、
新たに生まれたり、廃れていく言葉があるんだなぁと、面白く思いました。

門前の小僧習わぬ経を読む

2017-06-29 19:55:02 | 仕事
イケ監が事務所を出て現場に行ってるあいだ、図面を書きながら留守番。

職人さんが入ってきて
「すいませーん!事務所から電源を借りれないですか?
 バルコニー側に『ちょうちん』が、なくって」
すぐに事態を把握した私は、事務所の「資材置場」として使っている部屋の窓を開け、
コンセントを指さして、
「さっき、監督に他の職人さんから『ちょうちん』がないと電話があって、現地に行ったんですけど。
 こっちから電源を取ったほうが早いですよね」
「『ドラム』、お借りできますか?」
「はい、これを使ってください」

事務所のバルコニーから足場に出る職人さんに電工ドラムを渡し、
再びPCに向かい、仕事に戻りました。

こういう建築現場事務所で働いたことがない方にとっては、
「PP袋」とか「アンカー」とか「バンセン」とか「ドラム」とか「ちょうちん」とか、
何を指すか、チンプンカンプンだと思います。
そういう「現場用語」の意味を、いつの間にか、理解し、対応できる自分。

やっぱり、「工事現場の事務職員」が「天職」だと思う毎日。
楽しいです。

私の今の状態にピッタリなのは、この諺(ことわざ)

「門前の小僧習わぬ経を読む」




ちなみに、これが現場事務所として借りている一室の「資材置き場」。

今日のイケ監

2017-06-28 19:45:20 | 仕事
お留守にしている住民さんのお宅の玄関先に、
「今日は廊下面の面格子を塗装したので、窓を開けないでください」
という主旨のことをA4サイズの紙に書き、
「じゃ、この注意書きを玄関先に貼ってくるわ」

と、出て行ったと思ったら、すぐ戻ってきて。

「『明日朝まで』というのを書き忘れた-!」
書き足す紙をふと見ると、熟語の書き間違いを発見して、ビックリしました。

小学校高学年の、漢字が得意なら書けるレベルの熟語。
その熟語の意味がわかっていないようで、音で覚えているらしい漢字を、
二つ、並べているのです。

「ちょ、ちょっと待って!!これ、もしかして、『○○』というつもりで書いたん?」
「うん」
「全然違うから!」

と、ネットで調べさせ、書き直させました。
ああ、彼があんな紙を住民さんの部屋に貼る前に、気づいて良かった。

とりあえず、彼が日本語・漢字に対し、ダメなのがわかった日。

「これから、書いたものは、私が全部チェックするから!」
私は、彼のオカンか。秘書か。

でも、イケメンだから、全てが許される気がする。うふ。

そうそう、彼が事務所にいないとき、職人さんがやってきて
「バンセン、ないですか?」
「PP袋、ないですか?」
「PSの鍵、貸してください」
「(電動工具の)充電器、どこにあります?」
などと言われたら、
「はーい」と、すぐに対応できる私。

やっぱり工事現場事務所の事務員として、最強だわ。我ながら。(笑)


サポート

2017-06-22 19:06:05 | 仕事
私が3ヶ月前から常駐している現場は、公営住宅の外壁等改修工事。
昭和40年代に建築されただけあって、住民の方には申し訳ないですが、
かなり、ボロボロです。

当初の予定より補修工事に時間がかかることがわかり、
さらに、バルコニーの手摺りを全戸取り替えることになったため、
工期が3ヶ月ほど延びることになりました。

イケメン監督に毎日会えるのが楽しみで通勤しているようなものなので、
工期が延びるのが決定し、超嬉しいです。

現場事務所として、その住宅の空き部屋を使っています。

間取りは、2DK。
玄関をあけてすぐ、本来ならダイニングとして使う場所に、レンタルした長机とパイプ椅子を置き、
打ち合わせスペースとして使用しています。

その奥に、振り分け間取りというんでしょうか?6畳ほどの2部屋。
元々は、ふすまがあったようですが、取り払っていて、すべてオープンな感じです。
畳も取り払って、養生シートを床や壁に貼っています。

左が、イケ監と私の仕事部屋。右は、工具置き場。

トイレは、すごく古くて、あちこちにサビや、取り切れない汚れが。
一応洋式なのですが、外に、音が丸聞こえなので、イケ監が事務所にいるときは、
我慢することもあります。

あまり快適とは言えない環境で仕事をしていても苦にならないのは、イケ監のおかげ。

私も、彼に対し、なかなか良いサポートをしています。

今日、初めて訪れた下請け業者さんと打ち合わせしている会話が耳に入り、
「じゃ、あとで、この『住戸一覧表』を、印刷してお渡ししますね」
と、こちらの部屋に来て、壁に貼っている表を見るので、
「あ、エクセルで作ったあの表ね」と、わかりました。

即座に印刷し、打ち合わせを続けている彼に渡すと、
目で「ありがとう」

私はアンタの秘書か

今日は、他にも、住民さんが事務所に来られたり、電話してこられたり、
要望や質問がいろいろあったのですが、私のわかる範囲であれば答え、
でなければイケ監にそのお部屋に行ってもらうなど、対応しました。

私がこの現場に来て1ヶ月ほどしたとき。
「ボクはこんな大きい現場を一人でやるのは無理やと思ってたけど、
 ○○さん(私)とやったら、二人でこの現場を回せていけると思う」
と言ってくれて、すごく嬉しかったのですが、どうやら、その通りになりそうです。