赤旗報道(4月7日)によると、衆院委員会で原発事故集中審議がおこなわれ日本共産党吉井議員が質問した内容が掲載されている。
要約すると、吉井議員が昨年5月26日の委員会で、地震や津波による「電源喪失」が招く炉心融解の危険性を指摘。これにたいし原子力安全・保安委員の寺坂院長は、「論理的にはかんがえうる」とのべ、、現実には起こらないと答弁していた。
今回の委員会(福島原発事故をふまえて)
吉井議員 「理論的な話でなく、現実のものなったではないか」
寺坂委員長 「現実に、指摘されたような事故が発生した。当時の認識に甘さがあったことを深く反省している。・・・・・」
2006年3月1日の委員会では、当時の原子力安全委員長だった鈴木氏は、吉井議員に外部電源やデーゼル発電機、蓄電池など多重な電源設備があり、他の原発からの電力の融通も可能だから「大丈夫だ」と答弁していました。
今回の委員会(福島原発事故をふまえて)
吉井議員 「設計上”大丈夫”だと、いう話しだったが、すべての電源が喪失したのではないか。」
鈴木理事長 「国民に大変な心配や、心労、迷惑をかけていることを大変申し訳ないと思っており、痛恨のきわみだ。」
と陳謝しています。(赤旗4月7日)
このように政府の「原発は安全だ」という神話の欺瞞が破綻したわけです。
政府は、今、稼働中の原発を停止しての安全点検を速やかにおこなうこと。建設を進めている14基の原発を白紙撤回することを政府はただちに決定することが必要です。
詳しい内容は赤旗(4月7日)を見てください。