米の安全・・・汚染米を考える

　今、国内で三笠フーズ等による汚染米の不正販売により、酒や赤飯、学校給食
に加工されて、国民の「食の安全」が脅かさいます。
　これは、不正転売を行った三笠フーズ等の販売業者とこれを見逃してきた農水省の責任は明らかです。
　これらの原因となった、自民党の農業政策に重大な問題があります。
　自民党は、１９９３年のウルグアイランド（多国間通商交渉）で、アメリカなど
圧力に屈してミニマムアクセス（最低輸入機会）米の輸入を受け入れています。この輸入米の中の「残量農薬やカビ菌に汚染された」事故米が三笠フーズなどに不正販売されて、今回のような問題が発生したのです。自民党はミニマムアクセス米は輸入義務だと偽って米の輸入の続けています。自民党は、直ちに米の輸入をとりやめて、日本国内でコメの完全自給を行う政策に転換すべきです。
　自民党の農政では、国民の「食の安全」は保障できません。
　自民党の責任は非常に大といえます。

学校給食の民間委託・・・「食の安全は？」

　今、山口市役所は、大内及び鴻南中学校の学校給食の民間委託化を進めようとしており、両中学校の父兄への説明会は開催している。
　説明会での民間委託する理由は、調理員さんの定数を減員して、人件費は２校で８００万円を節約できると説明していたが、日本共産党の市会議員の追求では逆に１００万円程高くなるという結果になったいう。
　山口市は欺瞞の説明を行ってまでも、学校給食の民間委託を進めるのは何かおかしいなあー？。
　これだけの理由だけで、民間委託を行ってよいものだろうか？
　「食の安全はどうなるのか？」これが問題である。学校給食の食材は、地産地消
が確保され、学校給食が直営で行われて、はじめて「食の安全が確保される」のである。
　今、三笠フーズの事故米偽装販売で、日本中で「食の安全」が大きな問題になっているのに、市民不在の学校給食の民間委託は辞めるべきである。
　山口市が進めている政策（学校給食の民間委託やJR新山口駅ターミナル整備事業：大型公共事業）は、大多数の市民の意見を聞かずに進められている。
　このように無駄と思える政策のために、私たち市民は税金を払っているのではない。
　私は、わずかな税金を山口市に支払っているが、今の市政に税金を払いたくない。市民不在の市政を進める市長さんは、辞めてもらいたい。
　学校給食の直営を堅持して、「食の安全を守る」ために市民は抗議しよう。

農林水産省、しっかりしろよ。

　三笠フーズのは、焼酎や米菓の回収や給食関係に深刻な状況
にある。黄燐水産省が事故米を無責任に販売したことがきっかけである。
　一番悪いのは、事故米を食糧米と偽装して販売した三笠フーズである。この数年の食品偽装問題は、金儲けのためなら国民を騙していいという企業家のモラルの低下にある。
　これを監督する農林水産省の役人は、汚染米の三笠フーズへの農林水産省から払い下げについては責任は無いと発言しているし、大田大臣は、汚染米転売問題を「じたばた騒いでいない」と発言は、「国民の食の安全を守る」べき農林水産省
の最高責任者と不適格な人物で即刻辞任すべきである。　
　もともと米の輸入は、日本がトヨタなど大企業の輸出規制自由化の引き換えのため、米の輸入を義務化したことに原因がある。このため、輸入米の流通のモラルの低下がおこり、「汚染米転売問題」が発生したものである。
　「国民の食の安全の確保」のためには、「米の輸入を規制して、日本農業を基幹産業」と位置づけて国内でお米を生産すれば、日本の農業者の生活も安定する。

　農林水産省の役人よ、しっかりしろよ。国民は怒っているぞ。　

自民党の総裁選に国民は騙されてはいけない

　自公内閣の福田総理が政権を放り投げた。安倍氏に続いてである。無責任もいいところである。言葉は悪いが、「国民を馬鹿にしている」のかと自民党に文句を言いたい。
　若者の不正規雇用や後期高齢者医療制度・年金問題・原油高騰に対する無策ぶりなど国民の生活不安は続いている。国民の生活の安全を守りきれない自公政権が全く必要ないという結果が、支持率に現れているの。
　自民党は支持率回復のため、なりふり構わず「自民党総裁選挙」をマスコミを使って盛り上げて、その勢いで国会を解散して衆議院選挙で過半数以上の議席を得て、悪政を続けようとする作戦である。
　私たちは、このようなサル芝居に騙されず冷静に判断することが大事であると思う。
　自民党の「総裁選挙」作戦にだまされないようにしよう。