本日の静岡市議会の議会運営委員会で、お茶が放射能セシウム1kg500ベクレル基準値を越え大問題になっているとして、自民党、新政会、公明党から下記の意見書が提案され、早急にと、提案説明、質疑、討論なしで簡易採決(全会派賛成)となりました。
議会運営委員会直前に自民党会派から意見書案を見せられ、会議が始まり、あっというまのことでした。討論ができると聞き流し異論をはさみませんでした。これがうかつでした。議会運営委員会委員長の発言をしっかりと聞いていないといけません。
意見書項目は3点。
1、新たな規制値
2、損害賠償の範囲
3、政府の農家支援
1の項目が問題です。
前文で「…また、その使用方法は茶葉の種類や飲用目的により様々で、他の飲食物と同一にとらえることは適切でないと考える。よって、政府におかれては茶の規制値について、飲用物としてのお茶の特性を考慮して、専門的知見及び科学的根拠に基づき、つぎのとおり対応されるよう強く要望する。」
決議として、
「1.茶の特性を踏まえ、消費者が口にする食の形態に応じ、放射性物質が人体に与える健康被害を科学的根拠に基づいた、検査基準と検査方法を早急に確立し、新たな規制値として公表すること」となっています。
お茶が「他の飲食物と同一にとらえることが適切でない」とは何を意味するのか?「消費者が口にする食の形態に応じ」とは何を意味するのか?
このことの意味することについてまったく確認しませんでした。
お湯をいれての飲用茶基準がないことは問題であるかというと、そう簡単ではないと思います。ほうれんそうの味噌汁を作って、みそ汁の引用基準をつくることか、にもなってしまいます。食べるお茶も販売されています。
この決議は、静岡県のお茶業界の声です。
知事が指摘している問題は、生葉も荒茶も製茶も皆同じ1キログラム当たりセシウム500ベクレルである事についてです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/cha-housyanoukekka_h23.html#H23.5.15made
荒茶・製茶は、生葉の検出値の5倍くらいになりますので、最初、県は検査を最初拒みました。上記の5月11日から5月19日公表の数値から、荒茶・製茶を検査すれば500ベクレルを越えるサンプル、つまり生葉で100ベクレル以上は7か所も出ています。
そして一方で飲用茶の検出値を公表し問題ないとしたのです。もともと暫定基準で水道水が10ベクレルから200ベクレル、子供は100ベクレルとして緩和されたために、1,9ベクレルから14ベクレルだから「全く問題ない」とする知事発言になっています。
飲用茶は、生葉の検出値のおよそ10分の1から25分の1くらいです。WHOの水道水10ベクレルとすると3か所で基準値を越えています。そうした中で、静岡市の藁科地区、両河内地区での自主検査で製茶シウムが679ベクレル、461ベクレルが公表されました。
藁科地区20工場のの再検査が厚生労働省横浜検疫所で行われ6月14日に公表。製茶セシウム500ベクレル以上が4か所となりました。そこで、県はわざわざ発表を遅らせて、県の放射線監視センター独自の調査として飲用茶の検査結果を一緒に発表。
それによると
614→5,8
601→7,8
604→7,8
581→7,6
654→7,3
77分の1から105分の1くらいです。
「生葉→飲用茶」と「製茶→飲用茶」と調査結果の発表形式が異なりわかりずらい点があります。生葉→製茶が5倍とすれば、5月11日~19日の10分の1から25分の1は、「製茶→飲用茶」は50分の1から125分の1になります。
WHO水道水10ベクレルで行くと、500ベクレルから1250ベクレルとなり500ベクレル基準はそう無茶な数字でありません。こうした点を踏まえて、上記意見書をどう評価すべきかです。ご意見を下さい。
因みに、水道水の規制値10Bg/kgは、毎日2Lづつ1年間飲み続けると体内被曝、0.1mSvを受ける量であり、自然界から、2.4mSv/年、健康チェックで0.5mSv/年など、通常の生活からも被爆する現状での体内被曝で健康影響を考慮しなければなりません。
議会運営委員会直前に自民党会派から意見書案を見せられ、会議が始まり、あっというまのことでした。討論ができると聞き流し異論をはさみませんでした。これがうかつでした。議会運営委員会委員長の発言をしっかりと聞いていないといけません。
意見書項目は3点。
1、新たな規制値
2、損害賠償の範囲
3、政府の農家支援
1の項目が問題です。
前文で「…また、その使用方法は茶葉の種類や飲用目的により様々で、他の飲食物と同一にとらえることは適切でないと考える。よって、政府におかれては茶の規制値について、飲用物としてのお茶の特性を考慮して、専門的知見及び科学的根拠に基づき、つぎのとおり対応されるよう強く要望する。」
決議として、
「1.茶の特性を踏まえ、消費者が口にする食の形態に応じ、放射性物質が人体に与える健康被害を科学的根拠に基づいた、検査基準と検査方法を早急に確立し、新たな規制値として公表すること」となっています。
お茶が「他の飲食物と同一にとらえることが適切でない」とは何を意味するのか?「消費者が口にする食の形態に応じ」とは何を意味するのか?
このことの意味することについてまったく確認しませんでした。
お湯をいれての飲用茶基準がないことは問題であるかというと、そう簡単ではないと思います。ほうれんそうの味噌汁を作って、みそ汁の引用基準をつくることか、にもなってしまいます。食べるお茶も販売されています。
この決議は、静岡県のお茶業界の声です。
知事が指摘している問題は、生葉も荒茶も製茶も皆同じ1キログラム当たりセシウム500ベクレルである事についてです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/cha-housyanoukekka_h23.html#H23.5.15made
荒茶・製茶は、生葉の検出値の5倍くらいになりますので、最初、県は検査を最初拒みました。上記の5月11日から5月19日公表の数値から、荒茶・製茶を検査すれば500ベクレルを越えるサンプル、つまり生葉で100ベクレル以上は7か所も出ています。
そして一方で飲用茶の検出値を公表し問題ないとしたのです。もともと暫定基準で水道水が10ベクレルから200ベクレル、子供は100ベクレルとして緩和されたために、1,9ベクレルから14ベクレルだから「全く問題ない」とする知事発言になっています。
飲用茶は、生葉の検出値のおよそ10分の1から25分の1くらいです。WHOの水道水10ベクレルとすると3か所で基準値を越えています。そうした中で、静岡市の藁科地区、両河内地区での自主検査で製茶シウムが679ベクレル、461ベクレルが公表されました。
藁科地区20工場のの再検査が厚生労働省横浜検疫所で行われ6月14日に公表。製茶セシウム500ベクレル以上が4か所となりました。そこで、県はわざわざ発表を遅らせて、県の放射線監視センター独自の調査として飲用茶の検査結果を一緒に発表。
それによると
614→5,8
601→7,8
604→7,8
581→7,6
654→7,3
77分の1から105分の1くらいです。
「生葉→飲用茶」と「製茶→飲用茶」と調査結果の発表形式が異なりわかりずらい点があります。生葉→製茶が5倍とすれば、5月11日~19日の10分の1から25分の1は、「製茶→飲用茶」は50分の1から125分の1になります。
WHO水道水10ベクレルで行くと、500ベクレルから1250ベクレルとなり500ベクレル基準はそう無茶な数字でありません。こうした点を踏まえて、上記意見書をどう評価すべきかです。ご意見を下さい。
因みに、水道水の規制値10Bg/kgは、毎日2Lづつ1年間飲み続けると体内被曝、0.1mSvを受ける量であり、自然界から、2.4mSv/年、健康チェックで0.5mSv/年など、通常の生活からも被爆する現状での体内被曝で健康影響を考慮しなければなりません。