06松谷議員に対する答弁2.wmv
今日の私の質問に対して、自民党の安竹議員から質問途中に動議が出されました。「松谷議員は、質問の中で密室での予算編成過程と2度も密室という言葉を使った」と。2度目の質問で演壇へ向かう途中でした。
「議長、質問には答弁するが、質問時間が無い、議長どうしますか」と対応。議長は「質問を続けてください」と、動議を不規則発言にしてしまいました。議事運営上は、動議を図るのが筋ですが、何故か、議事進行を優先しました。
utyubeにアップしています。是非、見てください。
※※
総括質問骨子 2009年12月11日
実際の質問は、この原稿どおりではありません。
通告に従いまして3点について伺います。
<予算編成の課題について>
≪1回目≫
まず、予算編成の課題について伺います。静岡市はじめ自治体の予算編成は、未曾有の経済・財政危機と政権交代した民主党が従来の予算編成手法を根本から変えるとしていることから、7兆2000億円の経済対策が出されたものの「2次総の財政フレームも打ち出せない先行き不透明な状態」にあります。しかし、「事業仕分け手法」は、密室での予算編成過程が情報公開されたことで、国民の新たな政治的関心を引き起こしました。27日市ヶ谷での事業仕分け最終日に私も傍聴に行って実感させられました。
事業仕分け手法は、小嶋市長も指摘した4つの側面、外部の目による官僚・職員意識の変革、その事による無駄の排除、編成過程の情報公開、官と民の仕分け通じ政府のあり方について問題提起をしています。今回、後者2つの予算の編成過程の情報公開と政府論としての「大きな公共と確かな政府」という観点で質疑させてもらいます。
「1」 予算編成過程の課題
6点伺います。
1、 事業仕分けを「現段階でやる意思はない」ことはわかりましたが、予算編成過程における情報公開について、市長は基本的にどう考えるのか。
2、 現在、予算編成は「財政局軸に密室」で行われていますが、ホームページ上で、まず、予算編成方針・スケジュールの情報公開、すぐにできますが、やっていただけるか、伺います。
3、 財政局が示した予算編成方針に基づく10月30日第1次集約の当初予算は国の個別事業含めた概算要求内容ほどに公開されていません。いただいた資料では09年度予算2820億円に対して子ども手当含む保健福祉子ども局の828億58百万を最高に2792億6900万。この第1次当初要求について、国の方向性が見えない状況ですが、どのような評価をされているのか、伺います。
4、 行政刷新会議の仕分け人の1人である元我孫子市長・福嶋浩彦氏は、市長時代に、我孫子市の予算編成過程の徹底した情報公開、具体的には新規事業をインターネット上で編成方針から予算確定まで4回にわたり採用されるもの、されないものの経過をコメント付きで情報公開しました。次に市長の引き継がれています。これらをどのように評価をされるか、又、取り入る考えはないか、伺います。
5、 予算編成過程の情報公開を一歩でも前に進めるためには事務事業内部評価過程の公開も一つの方法です。そこで本市の事務事業評価で用いているシートと国や県の事業仕分けにおける共通点、相違点はどのようなところか、また、それぞれに得られる成果についてどのように考えるか、お伺いします。
6、 先程の福嶋氏は、今から4年前に「提案型公共サービス民営化」制度を立ち上げました。民営化という言葉は「小さな政府」論と受け止められがちですが、私は「確かな政府」と読み替えます。福嶋氏は「公共サービスを民間に任せるということが公共を小さくしてしまっていいということではない」「コミュニティの中で公共サービスを担う仕組みを作り多様な民間の主体を育てることによって、公共サービスをより充実させつつ、スリムな市役所を実現する」と述べています。この我孫子市の市民参加型の事業仕分けについてはどのような評価をされるか、また、取り入れる考えはないか、お伺いします。
<包括外部監査について>≪1回目≫
「1」 対処について
1、 次に08年度指定管理者制度に対する包括外部監査報告について質問します。静岡市の外郭団体であり指定管理者でもある文化振興財団、振興公社そして福祉法人・社会福祉協議会等が管理する14施設について、経費の削減、公平性・公正性、透明性の問題など6つの視点での改善の指摘がなされています。生活文化局、保健福祉子ども局、都市局、経済局は、現段階でどのような対処状況であるのか、伺います。
2、 この報告の監査意見で「外郭団体への市の関与」の項目があります。外郭団体が指定管理者を独占している現状に「現在の制度の下では、外郭団体の自立なくして(つまり恒常的な税投入の制限なくして)、公平・公正に指定管理者を選定したことを市民に説明することは難しい」と監査人は指摘しています。これらの指摘についてどのように受け止め、今後の指定管理者制度を改善していくつもりであるのか、伺います。
「2」 社会福祉協議会について
1、 この包括外部監査では社会福祉協議会が指定管理する児童館、子育て支援センター施設も取り上げています。社会福祉協議会は、戦前より行政と連携しながら地域福祉の中核的担いてとして大きな社会貢献をしてきた福祉法人です。敬意を表したいと思います。社会福祉協議会は外郭団体ではありませんが、静岡市による人件費の負担や地域福祉に関する多大な交付金・補助金等を考えると清掃公社同様の外郭団体といっても過言ではありません。社会福祉施設の指定管理者を独占する社会福祉協議会の本来の在り方について静岡市はどのような認識を持っているのか、お伺いいたします。
2、 天下り
この「公共サービス充実」を御旗に社会福祉協議会の常任理事に元保健福祉子ども局の元局長、元部長級、事務局長や多くの施設管理者すべてに静岡市の管理職OBが再就職しています。宮澤議員指摘のように外郭団体と同様です。各団体から年度末に「公然と」局長級、部長級などという人事を要求され、国の「官僚の天下り」を髣髴させる「就職斡旋」を人事当局は常態化させています。宮澤議員への答弁で「経験・能力のある人材を斡旋しているだけで市の関与云々とは関係ない」と答弁がありました。しかし、「天下り」批判は根強いものがあります。この「天下り」批判に対して、どのような認識されているのか、また、いつになったらこのような斡旋は終わるのか、お伺いします。
3、 社会福祉協議会決算
次に社会福祉協議会決算について伺います。お手元資料の08年度決算書によると社会福祉協議会は、正規職員240名、臨時・パート736人、約1000人の職員、3つの分野、社会福祉事業5億7500万、指定管理事業・委託事業13億6100万、介護保険事業12億2700万、計31億6400万という事業体です。介護保険事業や会費、寄付金、共同募金、指定管理者利用料収入の計16億400万を除いた15億6000万、50%近くが静岡市の人件費負担、公益事業委託費、指定管理者委託費、補助金など税金収入となっています。3つの事業会計は会計区分間での流用が認められており、福祉法人会計基準に沿うとはいうものの非常にわかりにくい決算書となっています。
お手元の資料1ページ目の社会福祉事業7億1500万余には、静岡市から人件費32名分の1億8千万の法人運営負担金収入がありながら、支出で人件費積立金1億円を確保し、赤字1億4000万を出し1億64,00万の繰越金で処理しています。また、3ページ介護保険事業14億8600万余では、支出で介護保険事業積立金3億5000万余を確保し、2億5千万余の赤字を出しながら繰越金6億余で処理しています。この基金の先取りは、多額な剰余金隠し、多額な繰り越し金隠しといわざるを得ません。
① その積立金総額は、資料4ページ貸付基金や減価償却基金を除いても、介護保険事業積立金10億円余、訪問介護からの積立合わせて13億円余、人件費積立1億、社会福祉基金3億3000万等で20億円余もあります。今年度税収20億円減収、緊縮予算編成の中で「独立行政法人の埋蔵金」と疑われてもおかしくありません。皆さんは、どう考えられるでしょうか。介護保険事業での努力によるものという反論もあるでしょう。しかし、会計間流用が行われ、社会福祉事業の人員を活用してのもです。1億8000万の人件費負担している法人全体に支えられているものです。負担金・補助金が必要です。国では返還法の議論まであります。これらの積立金の目的と根拠はいったい何であるのか、また、この評価について伺います。
② 人件費積立金1億円は、32人分1億8000万の人件費負担金、7億8000万指定管理者事業の余剰金が原資になっています。監査人は、市の指定管理料の積算の甘さに「経費の削減効果を期待するのはほぼ不可能」と指摘しています。中央子育て支援センターの委託料は、市の上限額の99,9%1億1826万、実際の事業支出額は資料5ページにあるように1億798万、積算との差は1000万あります。法人の努力は認めます。実際、指定管理者の収益は1億2149万と委託料より多くなっています。しかし、1000万という積算の甘さが余剰金の発生理由となっていないか、ということです。なれあい、身内意識はないか、ということです。ここにも事業仕分けがが必要です。指定管理者事業で余剰金が継続的に発生する理由とその評価について伺います。
<新型インフルエンザ対策について>
「1」 流行と現状の評価について
カナダ保健省は新型インフルエンザワクチンのアナフラキシイショックなど副作用の連続にワクチン接種を中止、厚生労働省はイギリス、スイスへの調査団を派遣し、結果によっては中止もありうると厚生労働大臣は記者会見で表明しました。一方で新型インフルエンザによる、疑いも含めて死亡者が107名を越え、他方でワクチンによる死亡者も疑い含め64名、副作用報告も増え始め新型インフルエンザ対策は混とんとしています。
1、 新型インフルエンザの市内の流行状況と重症患者数について伺いたい。そして、それをどう評価されているのか伺います。
2、 次に新型インフルエンザワクチンは任意となっています。しかし、出産ま近のある妊婦さんから、病院では全員ワクチン接種をする方針であるからと、接種を希望していないのに接種を迫られ困っているという連絡をいただきました。これは一例で老人施設や医療機関で実態として強制が生まれているのでないかと危惧しますが、どのように受け止めるのか、伺います。
「2」 ワクチン接種後の死亡者について
1、 11月13日にワクチン接種対象者の基礎疾患をお持ちの高齢者の方の死亡以来、1ヶ月のたたないうちに疑いを含めて64名となりました。基礎疾患を持つ高齢者の方々ばかりで、12月9日現在でワクチン接種者932万人、14万6000人に1人が亡くなっていることになります。11月30日の厚生労働省対策会議では、ワクチン以外の死亡要因が元々あったとする専門家が多数を占めています。昨日のマスコミ報道によれば10代の若者がワクチン接種後になくなったとあります。とても不安を感じます。どのように受け止めているか、伺います。
2、 ワクチン接種死亡者については、発生した自治体が厚生労働省ホームページでは公開されておりません。11月17日、県内で1名死亡したとの報道がなされていますが、これは本市の事例か、伺います。
「3」 新型インフルエンザ、ワクチンによる死亡者数比較
新型インフルエンザによる死亡者数は12月9日段階で107名です。12月4日現在での感染者推定数は1264万人、その段階での死亡者数は疑いも含めて97人、つまり13万人に一人の方が、新型インフルエンザでなくなったことになります。しかもある研究では、タミフル投与後に死亡するケースが高いという結果も出されています。12月6日段階でのワクチンによる死亡者数は、14万6000人に一人の方がワクチンでなくなっています。この数値をどう受け止めているか、お伺いします。
≪2回目≫
「1」 予算編成後の情報公開
1、 答弁を聞いていて、もっと徹底した情報公開の必要性を感じます。一点、予算編成後の情報公開について伺います。政令市の大半の自治体がインターネットを通じて市長の記者会見後に予算の情報公開を積極的に進めています。例えば浜松市、インターネットを通じての情報公開は、昨年度、印刷すると厚さにして2,5センチ、静岡市0,5ミリの5倍の量です。改めていただきたいと思いますがいかがですか。
「1」 社会福祉協議会
1、 《本来のあり方》社会福祉協議会が指定管理者となっている施設は多いのですが、「非営利目的ゆえに税の投入が行われ、財源も豊富」というこの団体が、指定管理者制度で独占的な位置を占めていることには、包括外部監査人が指摘する「公平・公正さが欠ける」ことになります。
民間との競争原理が働く指定管理者制度への参入を続けるのであれば、税の投入を徐々に縮小し自立の道の選択となります。そうでないというなら指定管理者委託事業から徐々に撤退し、民間やNPOなどに委ねて行く必要あろうと思います。7,2兆円の経済対策に「地域社会雇用創造事業」が示されましたが、NPOなど他の民間団体が参入できるような環境整備が必要ですが、どのように考えているのか、お伺いします。
2、 《就職斡旋》就職斡旋についての答弁は納得できるものではありません。社会福祉協議会のプロパーの常任理事・事務局長へ登用や公募人事など、働きかけていく必要性についてはどのように考えているのか、お伺いします。
「2」社会福祉協議会 《決算分析》
1、 質問させてもらった社会福祉協議会の決算分析については、詳細は、予算時の常任委員会での議論に譲ります。2007年指導監査復命書資料頂きましたが、決算報告の様々な事務的不手際については触れていますが、先ほどの指摘にこたえるものではありません。今までどのような指導監査を行い、来年2月に予定されている指導監査をどのようにしていくのか伺います。
<新型インフルエンザ対策について>は、市民グループと問題提起していきたいと思います。以上で質問を終わります。
「議長、質問には答弁するが、質問時間が無い、議長どうしますか」と対応。議長は「質問を続けてください」と、動議を不規則発言にしてしまいました。議事運営上は、動議を図るのが筋ですが、何故か、議事進行を優先しました。
utyubeにアップしています。是非、見てください。
※※
総括質問骨子 2009年12月11日
実際の質問は、この原稿どおりではありません。
通告に従いまして3点について伺います。
<予算編成の課題について>
≪1回目≫
まず、予算編成の課題について伺います。静岡市はじめ自治体の予算編成は、未曾有の経済・財政危機と政権交代した民主党が従来の予算編成手法を根本から変えるとしていることから、7兆2000億円の経済対策が出されたものの「2次総の財政フレームも打ち出せない先行き不透明な状態」にあります。しかし、「事業仕分け手法」は、密室での予算編成過程が情報公開されたことで、国民の新たな政治的関心を引き起こしました。27日市ヶ谷での事業仕分け最終日に私も傍聴に行って実感させられました。
事業仕分け手法は、小嶋市長も指摘した4つの側面、外部の目による官僚・職員意識の変革、その事による無駄の排除、編成過程の情報公開、官と民の仕分け通じ政府のあり方について問題提起をしています。今回、後者2つの予算の編成過程の情報公開と政府論としての「大きな公共と確かな政府」という観点で質疑させてもらいます。
「1」 予算編成過程の課題
6点伺います。
1、 事業仕分けを「現段階でやる意思はない」ことはわかりましたが、予算編成過程における情報公開について、市長は基本的にどう考えるのか。
2、 現在、予算編成は「財政局軸に密室」で行われていますが、ホームページ上で、まず、予算編成方針・スケジュールの情報公開、すぐにできますが、やっていただけるか、伺います。
3、 財政局が示した予算編成方針に基づく10月30日第1次集約の当初予算は国の個別事業含めた概算要求内容ほどに公開されていません。いただいた資料では09年度予算2820億円に対して子ども手当含む保健福祉子ども局の828億58百万を最高に2792億6900万。この第1次当初要求について、国の方向性が見えない状況ですが、どのような評価をされているのか、伺います。
4、 行政刷新会議の仕分け人の1人である元我孫子市長・福嶋浩彦氏は、市長時代に、我孫子市の予算編成過程の徹底した情報公開、具体的には新規事業をインターネット上で編成方針から予算確定まで4回にわたり採用されるもの、されないものの経過をコメント付きで情報公開しました。次に市長の引き継がれています。これらをどのように評価をされるか、又、取り入る考えはないか、伺います。
5、 予算編成過程の情報公開を一歩でも前に進めるためには事務事業内部評価過程の公開も一つの方法です。そこで本市の事務事業評価で用いているシートと国や県の事業仕分けにおける共通点、相違点はどのようなところか、また、それぞれに得られる成果についてどのように考えるか、お伺いします。
6、 先程の福嶋氏は、今から4年前に「提案型公共サービス民営化」制度を立ち上げました。民営化という言葉は「小さな政府」論と受け止められがちですが、私は「確かな政府」と読み替えます。福嶋氏は「公共サービスを民間に任せるということが公共を小さくしてしまっていいということではない」「コミュニティの中で公共サービスを担う仕組みを作り多様な民間の主体を育てることによって、公共サービスをより充実させつつ、スリムな市役所を実現する」と述べています。この我孫子市の市民参加型の事業仕分けについてはどのような評価をされるか、また、取り入れる考えはないか、お伺いします。
<包括外部監査について>≪1回目≫
「1」 対処について
1、 次に08年度指定管理者制度に対する包括外部監査報告について質問します。静岡市の外郭団体であり指定管理者でもある文化振興財団、振興公社そして福祉法人・社会福祉協議会等が管理する14施設について、経費の削減、公平性・公正性、透明性の問題など6つの視点での改善の指摘がなされています。生活文化局、保健福祉子ども局、都市局、経済局は、現段階でどのような対処状況であるのか、伺います。
2、 この報告の監査意見で「外郭団体への市の関与」の項目があります。外郭団体が指定管理者を独占している現状に「現在の制度の下では、外郭団体の自立なくして(つまり恒常的な税投入の制限なくして)、公平・公正に指定管理者を選定したことを市民に説明することは難しい」と監査人は指摘しています。これらの指摘についてどのように受け止め、今後の指定管理者制度を改善していくつもりであるのか、伺います。
「2」 社会福祉協議会について
1、 この包括外部監査では社会福祉協議会が指定管理する児童館、子育て支援センター施設も取り上げています。社会福祉協議会は、戦前より行政と連携しながら地域福祉の中核的担いてとして大きな社会貢献をしてきた福祉法人です。敬意を表したいと思います。社会福祉協議会は外郭団体ではありませんが、静岡市による人件費の負担や地域福祉に関する多大な交付金・補助金等を考えると清掃公社同様の外郭団体といっても過言ではありません。社会福祉施設の指定管理者を独占する社会福祉協議会の本来の在り方について静岡市はどのような認識を持っているのか、お伺いいたします。
2、 天下り
この「公共サービス充実」を御旗に社会福祉協議会の常任理事に元保健福祉子ども局の元局長、元部長級、事務局長や多くの施設管理者すべてに静岡市の管理職OBが再就職しています。宮澤議員指摘のように外郭団体と同様です。各団体から年度末に「公然と」局長級、部長級などという人事を要求され、国の「官僚の天下り」を髣髴させる「就職斡旋」を人事当局は常態化させています。宮澤議員への答弁で「経験・能力のある人材を斡旋しているだけで市の関与云々とは関係ない」と答弁がありました。しかし、「天下り」批判は根強いものがあります。この「天下り」批判に対して、どのような認識されているのか、また、いつになったらこのような斡旋は終わるのか、お伺いします。
3、 社会福祉協議会決算
次に社会福祉協議会決算について伺います。お手元資料の08年度決算書によると社会福祉協議会は、正規職員240名、臨時・パート736人、約1000人の職員、3つの分野、社会福祉事業5億7500万、指定管理事業・委託事業13億6100万、介護保険事業12億2700万、計31億6400万という事業体です。介護保険事業や会費、寄付金、共同募金、指定管理者利用料収入の計16億400万を除いた15億6000万、50%近くが静岡市の人件費負担、公益事業委託費、指定管理者委託費、補助金など税金収入となっています。3つの事業会計は会計区分間での流用が認められており、福祉法人会計基準に沿うとはいうものの非常にわかりにくい決算書となっています。
お手元の資料1ページ目の社会福祉事業7億1500万余には、静岡市から人件費32名分の1億8千万の法人運営負担金収入がありながら、支出で人件費積立金1億円を確保し、赤字1億4000万を出し1億64,00万の繰越金で処理しています。また、3ページ介護保険事業14億8600万余では、支出で介護保険事業積立金3億5000万余を確保し、2億5千万余の赤字を出しながら繰越金6億余で処理しています。この基金の先取りは、多額な剰余金隠し、多額な繰り越し金隠しといわざるを得ません。
① その積立金総額は、資料4ページ貸付基金や減価償却基金を除いても、介護保険事業積立金10億円余、訪問介護からの積立合わせて13億円余、人件費積立1億、社会福祉基金3億3000万等で20億円余もあります。今年度税収20億円減収、緊縮予算編成の中で「独立行政法人の埋蔵金」と疑われてもおかしくありません。皆さんは、どう考えられるでしょうか。介護保険事業での努力によるものという反論もあるでしょう。しかし、会計間流用が行われ、社会福祉事業の人員を活用してのもです。1億8000万の人件費負担している法人全体に支えられているものです。負担金・補助金が必要です。国では返還法の議論まであります。これらの積立金の目的と根拠はいったい何であるのか、また、この評価について伺います。
② 人件費積立金1億円は、32人分1億8000万の人件費負担金、7億8000万指定管理者事業の余剰金が原資になっています。監査人は、市の指定管理料の積算の甘さに「経費の削減効果を期待するのはほぼ不可能」と指摘しています。中央子育て支援センターの委託料は、市の上限額の99,9%1億1826万、実際の事業支出額は資料5ページにあるように1億798万、積算との差は1000万あります。法人の努力は認めます。実際、指定管理者の収益は1億2149万と委託料より多くなっています。しかし、1000万という積算の甘さが余剰金の発生理由となっていないか、ということです。なれあい、身内意識はないか、ということです。ここにも事業仕分けがが必要です。指定管理者事業で余剰金が継続的に発生する理由とその評価について伺います。
<新型インフルエンザ対策について>
「1」 流行と現状の評価について
カナダ保健省は新型インフルエンザワクチンのアナフラキシイショックなど副作用の連続にワクチン接種を中止、厚生労働省はイギリス、スイスへの調査団を派遣し、結果によっては中止もありうると厚生労働大臣は記者会見で表明しました。一方で新型インフルエンザによる、疑いも含めて死亡者が107名を越え、他方でワクチンによる死亡者も疑い含め64名、副作用報告も増え始め新型インフルエンザ対策は混とんとしています。
1、 新型インフルエンザの市内の流行状況と重症患者数について伺いたい。そして、それをどう評価されているのか伺います。
2、 次に新型インフルエンザワクチンは任意となっています。しかし、出産ま近のある妊婦さんから、病院では全員ワクチン接種をする方針であるからと、接種を希望していないのに接種を迫られ困っているという連絡をいただきました。これは一例で老人施設や医療機関で実態として強制が生まれているのでないかと危惧しますが、どのように受け止めるのか、伺います。
「2」 ワクチン接種後の死亡者について
1、 11月13日にワクチン接種対象者の基礎疾患をお持ちの高齢者の方の死亡以来、1ヶ月のたたないうちに疑いを含めて64名となりました。基礎疾患を持つ高齢者の方々ばかりで、12月9日現在でワクチン接種者932万人、14万6000人に1人が亡くなっていることになります。11月30日の厚生労働省対策会議では、ワクチン以外の死亡要因が元々あったとする専門家が多数を占めています。昨日のマスコミ報道によれば10代の若者がワクチン接種後になくなったとあります。とても不安を感じます。どのように受け止めているか、伺います。
2、 ワクチン接種死亡者については、発生した自治体が厚生労働省ホームページでは公開されておりません。11月17日、県内で1名死亡したとの報道がなされていますが、これは本市の事例か、伺います。
「3」 新型インフルエンザ、ワクチンによる死亡者数比較
新型インフルエンザによる死亡者数は12月9日段階で107名です。12月4日現在での感染者推定数は1264万人、その段階での死亡者数は疑いも含めて97人、つまり13万人に一人の方が、新型インフルエンザでなくなったことになります。しかもある研究では、タミフル投与後に死亡するケースが高いという結果も出されています。12月6日段階でのワクチンによる死亡者数は、14万6000人に一人の方がワクチンでなくなっています。この数値をどう受け止めているか、お伺いします。
≪2回目≫
「1」 予算編成後の情報公開
1、 答弁を聞いていて、もっと徹底した情報公開の必要性を感じます。一点、予算編成後の情報公開について伺います。政令市の大半の自治体がインターネットを通じて市長の記者会見後に予算の情報公開を積極的に進めています。例えば浜松市、インターネットを通じての情報公開は、昨年度、印刷すると厚さにして2,5センチ、静岡市0,5ミリの5倍の量です。改めていただきたいと思いますがいかがですか。
「1」 社会福祉協議会
1、 《本来のあり方》社会福祉協議会が指定管理者となっている施設は多いのですが、「非営利目的ゆえに税の投入が行われ、財源も豊富」というこの団体が、指定管理者制度で独占的な位置を占めていることには、包括外部監査人が指摘する「公平・公正さが欠ける」ことになります。
民間との競争原理が働く指定管理者制度への参入を続けるのであれば、税の投入を徐々に縮小し自立の道の選択となります。そうでないというなら指定管理者委託事業から徐々に撤退し、民間やNPOなどに委ねて行く必要あろうと思います。7,2兆円の経済対策に「地域社会雇用創造事業」が示されましたが、NPOなど他の民間団体が参入できるような環境整備が必要ですが、どのように考えているのか、お伺いします。
2、 《就職斡旋》就職斡旋についての答弁は納得できるものではありません。社会福祉協議会のプロパーの常任理事・事務局長へ登用や公募人事など、働きかけていく必要性についてはどのように考えているのか、お伺いします。
「2」社会福祉協議会 《決算分析》
1、 質問させてもらった社会福祉協議会の決算分析については、詳細は、予算時の常任委員会での議論に譲ります。2007年指導監査復命書資料頂きましたが、決算報告の様々な事務的不手際については触れていますが、先ほどの指摘にこたえるものではありません。今までどのような指導監査を行い、来年2月に予定されている指導監査をどのようにしていくのか伺います。
<新型インフルエンザ対策について>は、市民グループと問題提起していきたいと思います。以上で質問を終わります。
今日は2日目、深澤 陽一議員(自民党)、栗田 知明議員(市民クラブ)、 寺尾 昭議員(共産党)、 大村 一雄議員(自民党)、 風間 重樹議員(静友クラブ)、 早川 清文議員(自民党)、 山本 明久議員(共産党)、 尾 剛司議員(新政会)の質問が行われました。三浦雅司議員が欠席で質問とりやめました。
標記の答弁は風間議員の事業仕分けの質問への経営企画局長答弁です。いや、正直私はこの事実を把握していませんでした。私も明日、事業仕分けの質問をするんですが、打ち合わせ過程で「事業仕分けで他自治体に職員で参加するとか、どうなんでしょうか」などという発言をしていました。
いやー職員機構とは絶えず緊張関係を持っていかないといけないんですね。浜松市の事業仕分けに岡山市、新潟市、静岡市の職員が仕分け人として参加していたなどということはおくびにも出しませんでした。怖い!市民の代表として振舞い続けることの大切さを今日の答弁で学びました。
今日は、山本議員が思い切った質問スタイルをとりました。3回登壇で1問しかしない、つまり、第1次総、第2次総についてという大きなテーマで演説主体のやり方でした。ああいうやり方も面白いですね。1日、議員質問と答弁を聞いているわけですから「知識」は増えます。明日は、質問です。午前の終わりか、午後一番です。
標記の答弁は風間議員の事業仕分けの質問への経営企画局長答弁です。いや、正直私はこの事実を把握していませんでした。私も明日、事業仕分けの質問をするんですが、打ち合わせ過程で「事業仕分けで他自治体に職員で参加するとか、どうなんでしょうか」などという発言をしていました。
いやー職員機構とは絶えず緊張関係を持っていかないといけないんですね。浜松市の事業仕分けに岡山市、新潟市、静岡市の職員が仕分け人として参加していたなどということはおくびにも出しませんでした。怖い!市民の代表として振舞い続けることの大切さを今日の答弁で学びました。
今日は、山本議員が思い切った質問スタイルをとりました。3回登壇で1問しかしない、つまり、第1次総、第2次総についてという大きなテーマで演説主体のやり方でした。ああいうやり方も面白いですね。1日、議員質問と答弁を聞いているわけですから「知識」は増えます。明日は、質問です。午前の終わりか、午後一番です。
※写真はいよいよ近づいてきた12月12日13:00より青葉イベント広場での「stop温暖化!世界同日アクション」のチラシ 是非ご参加下さい。
総括質問第一日目、遠藤 裕孝議員(自民党) 小野 勇議員(公明党) 水野 敏夫議員(新政会) 佐野 慶子(市民自治福祉クラブ)山根田鶴子(清庵クラブ) 井上 智仁(公明党) 鈴木 節子議員(共産党) 馬居喜代子議員(公明党)の質問でした。
標記の答弁は、公明党の小野議員の質問に対する小嶋市長答弁です。小野議員からは、事業仕分け自体は公明党が一番最初の発案者を強調しての静岡市での採用の考えはないのか、を質問した時の答弁です。勿論、市長は事業仕分けのきちんと分析はしてくれました。
言いたいところは、基礎自治体は市民と一番近い所にいて「日々、市民からチェックされているので事業仕分け手法を使う必要も無い」というところのようです。しかし、この「おごり」は何なんでしょうか。本当にチェックされているというなら、予算編成の中身も変わるはずです。
昨日は、7,2兆円の経済対策が大きく影響していたと思いますが、自民党議員団控え室前には、市の大幹部の方々がゾロゾロ待機していました。冗談っぽく「大幹部が並んでいるんですね」に「イヤ!ダラ幹です」とすばやく「気の利いたセリフ」が跳ね返ってきました。座布団3枚です。
総括質問第一日目、遠藤 裕孝議員(自民党) 小野 勇議員(公明党) 水野 敏夫議員(新政会) 佐野 慶子(市民自治福祉クラブ)山根田鶴子(清庵クラブ) 井上 智仁(公明党) 鈴木 節子議員(共産党) 馬居喜代子議員(公明党)の質問でした。
標記の答弁は、公明党の小野議員の質問に対する小嶋市長答弁です。小野議員からは、事業仕分け自体は公明党が一番最初の発案者を強調しての静岡市での採用の考えはないのか、を質問した時の答弁です。勿論、市長は事業仕分けのきちんと分析はしてくれました。
言いたいところは、基礎自治体は市民と一番近い所にいて「日々、市民からチェックされているので事業仕分け手法を使う必要も無い」というところのようです。しかし、この「おごり」は何なんでしょうか。本当にチェックされているというなら、予算編成の中身も変わるはずです。
昨日は、7,2兆円の経済対策が大きく影響していたと思いますが、自民党議員団控え室前には、市の大幹部の方々がゾロゾロ待機していました。冗談っぽく「大幹部が並んでいるんですね」に「イヤ!ダラ幹です」とすばやく「気の利いたセリフ」が跳ね返ってきました。座布団3枚です。
11月の土曜日、日曜日と隣家のお父さんと息子さんたちが例年のことですがイルミネーションの準備を始めました。家族の皆さんの協力でだんだんとLEDがデザインされていきます。
そして、今日の写真のようなすばらしいイルミネーションが登場します。去年より一段とあでやかさが増したように思います。寒い1日でしたが、思わず写真を撮りに行ってきました。
デフレと円高、鳩山政権は7,2兆円の景気対策を打ち出しました。しかし、60数年ぶりという歳入より国債費が高いという異常な事態です。7,2兆円のうち3兆円が建設国債です。
経済同友会の桜井さんは、「財政規律を重んじるとしてきた鳩山政権が7,2兆円を打ち出したことを評価したい」とコメントを出しています。極めて危機的事態とする藤井財務大臣です。
こうした中で静岡市も20億円の減収となっていますが、かくなるゆえは外郭団体の『埋蔵金』探しもひとつ選択となります。11日の質問ではそんな問題意識で質問したいと思っています。
それにしてもイルミネーション、きれいです。
そして、今日の写真のようなすばらしいイルミネーションが登場します。去年より一段とあでやかさが増したように思います。寒い1日でしたが、思わず写真を撮りに行ってきました。
デフレと円高、鳩山政権は7,2兆円の景気対策を打ち出しました。しかし、60数年ぶりという歳入より国債費が高いという異常な事態です。7,2兆円のうち3兆円が建設国債です。
経済同友会の桜井さんは、「財政規律を重んじるとしてきた鳩山政権が7,2兆円を打ち出したことを評価したい」とコメントを出しています。極めて危機的事態とする藤井財務大臣です。
こうした中で静岡市も20億円の減収となっていますが、かくなるゆえは外郭団体の『埋蔵金』探しもひとつ選択となります。11日の質問ではそんな問題意識で質問したいと思っています。
それにしてもイルミネーション、きれいです。
101人目の新型インフルエンザによる静岡県初の死亡者が公表されました。遺族の希望で自治体名は非公表です。11月17日に新型インフルエンザワクチンによる死亡者が5人目から8人目の1人が静岡県の方でした。
12月11日の静岡市議会総括質問で取り上げるつもりです。こうした中で『新型インフルエンザ ワクチン・タミフルが危ない!!』(ジャパンマシニスト社)が発刊されました。是非読んで見てください。
私も書いています。欲しい方は、書店でお買い求め下さい。12月12日の「ストップ温暖化!世界同日キャンペーン』青葉イベント広場でのイベントで販売します。必要な方はご参加下さい。
※※
ワクチントーク全国 編
A5判・並製/104頁/本体価格1,000円/
ISBN978-4-88049-187-5
緊急出版
打つ前に! 服用する前に!
◆ウイルスと予防と薬について、しっかり知恵を「備蓄」したい!!
◆新型ワクチンで副作用の悲劇をくり返さないで!!
◆マスコミ報道はここがおかしい
ウイルスに万能な薬はない。
インフルエンザはウイルスによっておこる「かぜ」。
なにより安全で有効な対処法は、じゅうぶんに休息をとりウイルスと闘う抵抗力をおとさないようにすること。
効果や安全性に問題のあるワクチンやタミフル。
それに警鐘をならすのは薬品メーカーとは一切関係のない被害者の声を知っている専門家たち。
あなたはこの本を読んで、打つか!? 使うか!?
もくじ
はじめに
インフルエンザをめぐる誤解について
I ……だから、勧めません。
脅威! で得をする人、犠牲になる人
元国立公衆衛生院疫学部感染症室室長 母里啓子
新型インフルエンザは大流行したのか/死亡率の見方/ワクチンは安心のための掛け捨て保険?/厚生労働省もワクチンに「一定」の効果を「期待」??/人が免疫を身につけるということ4
「新型」ワクチンに、効果があるか?副作用は?
医療問題研究会代表 林 敬次
「効果あり」の根拠とは/世界のどこにも研究はない/二〇〇人に一人の副作用
タミフルも解熱剤も脳症を防がない
医薬ビジランスセンター代表 浜 六郎
服用なしでは「新型」は治らない!?/解熱剤が重症化、死亡を高めた/脳症との因果関係/催幻覚剤の性質も……/「脳症が怖い」から使いたい?/ハイリスクの人には必要?/使い道のない薬
厚生労働省やマスコミは、なぜ真実を伝えないのか
新型インフルエンザ市民対策会議代表世話人 古賀真子
ワクチン買取費用総額一三八五億円/さながら販売戦略会議/記者室から出て悲痛な声を拾って/厚生労働省担当官の言葉
医療現場を長年取材してきた
私が言えること
ジャーナリスト 鳥集徹
この本は「常識外れ」の人ばかり?/マスコミ記者の心理/数字の「まやかし」を読む必要/「死亡率阻止八二%」の信頼性/医療ライターにも医療界との利益相反
II 私はこんな診療をしています。
臨床医への四つの質問
町医者五〇年の実感 毛利医院 毛利子来
新型はいつものインフルエンザ程度 宝診療所 高木泰子
タミフルと親御さんの判断 ひらの亀戸ひまわり診療所 平野敏夫
可能性を天秤にかけて 梅村こども診療所 梅村 浄
課題は「伝える力」を養うこと 阪南中央病院 伊集院真知子
説得してもほかの医者に行って接種吹上共立診療所 黒部信一
十分な説明を尽くした上で たかまつこどもクリニック 高松 勇
若干の不安感をもちながら 八王子中央診療所 山田 真
コラム
1 感染者周辺で起こったこと 神戸市在住・主婦 長田和代
2 三五年間の家族の禍福 インフルエンザワクチン被害者の父 吉原賢二
3 タミフルによる突然死ではないのか? 薬害タミフル脳症被害者の会 秦野竜子
4 ワクチン副作用被害はどうなる? 予防接種情報センター京都 栗原 敦
5 京都大学を休校にしなかった理由 京都大学高等教育研究開発推進センター准教授 田中真介
6 地方議員としてできること 静岡市市議会議員 松谷 清
おわりに ワクチントーク全国 青野典子
12月11日の静岡市議会総括質問で取り上げるつもりです。こうした中で『新型インフルエンザ ワクチン・タミフルが危ない!!』(ジャパンマシニスト社)が発刊されました。是非読んで見てください。
私も書いています。欲しい方は、書店でお買い求め下さい。12月12日の「ストップ温暖化!世界同日キャンペーン』青葉イベント広場でのイベントで販売します。必要な方はご参加下さい。
※※
ワクチントーク全国 編
A5判・並製/104頁/本体価格1,000円/
ISBN978-4-88049-187-5
緊急出版
打つ前に! 服用する前に!
◆ウイルスと予防と薬について、しっかり知恵を「備蓄」したい!!
◆新型ワクチンで副作用の悲劇をくり返さないで!!
◆マスコミ報道はここがおかしい
ウイルスに万能な薬はない。
インフルエンザはウイルスによっておこる「かぜ」。
なにより安全で有効な対処法は、じゅうぶんに休息をとりウイルスと闘う抵抗力をおとさないようにすること。
効果や安全性に問題のあるワクチンやタミフル。
それに警鐘をならすのは薬品メーカーとは一切関係のない被害者の声を知っている専門家たち。
あなたはこの本を読んで、打つか!? 使うか!?
もくじ
はじめに
インフルエンザをめぐる誤解について
I ……だから、勧めません。
脅威! で得をする人、犠牲になる人
元国立公衆衛生院疫学部感染症室室長 母里啓子
新型インフルエンザは大流行したのか/死亡率の見方/ワクチンは安心のための掛け捨て保険?/厚生労働省もワクチンに「一定」の効果を「期待」??/人が免疫を身につけるということ4
「新型」ワクチンに、効果があるか?副作用は?
医療問題研究会代表 林 敬次
「効果あり」の根拠とは/世界のどこにも研究はない/二〇〇人に一人の副作用
タミフルも解熱剤も脳症を防がない
医薬ビジランスセンター代表 浜 六郎
服用なしでは「新型」は治らない!?/解熱剤が重症化、死亡を高めた/脳症との因果関係/催幻覚剤の性質も……/「脳症が怖い」から使いたい?/ハイリスクの人には必要?/使い道のない薬
厚生労働省やマスコミは、なぜ真実を伝えないのか
新型インフルエンザ市民対策会議代表世話人 古賀真子
ワクチン買取費用総額一三八五億円/さながら販売戦略会議/記者室から出て悲痛な声を拾って/厚生労働省担当官の言葉
医療現場を長年取材してきた
私が言えること
ジャーナリスト 鳥集徹
この本は「常識外れ」の人ばかり?/マスコミ記者の心理/数字の「まやかし」を読む必要/「死亡率阻止八二%」の信頼性/医療ライターにも医療界との利益相反
II 私はこんな診療をしています。
臨床医への四つの質問
町医者五〇年の実感 毛利医院 毛利子来
新型はいつものインフルエンザ程度 宝診療所 高木泰子
タミフルと親御さんの判断 ひらの亀戸ひまわり診療所 平野敏夫
可能性を天秤にかけて 梅村こども診療所 梅村 浄
課題は「伝える力」を養うこと 阪南中央病院 伊集院真知子
説得してもほかの医者に行って接種吹上共立診療所 黒部信一
十分な説明を尽くした上で たかまつこどもクリニック 高松 勇
若干の不安感をもちながら 八王子中央診療所 山田 真
コラム
1 感染者周辺で起こったこと 神戸市在住・主婦 長田和代
2 三五年間の家族の禍福 インフルエンザワクチン被害者の父 吉原賢二
3 タミフルによる突然死ではないのか? 薬害タミフル脳症被害者の会 秦野竜子
4 ワクチン副作用被害はどうなる? 予防接種情報センター京都 栗原 敦
5 京都大学を休校にしなかった理由 京都大学高等教育研究開発推進センター准教授 田中真介
6 地方議員としてできること 静岡市市議会議員 松谷 清
おわりに ワクチントーク全国 青野典子
県立総合病院副院長でNPO「災害・医療・町づくり」を組織する安田清医師のリーダーシップで進められてきた城北学区防災訓練でのトリアージ、毎年進化し続け、全国初となる「市民トリアージ」となりました。
1180名という参加者のうち300名ほどが安東中学、観山中学、中央高校、看護協会、地元医師グループの方々です。既に7:30から研修を受講していて、患者さん・リーダ役を中軸で担ってくれました。
私も住民の1人として「市民トリアージ」に挑戦しました。大きく4チームに分かれ、1チームに20人ほどの患者グループが円陣を組んで椅子に座っています。その一人ひとりに参加者が症状を聞きながら判定します。
5人の患者の判断をして交代します。300名位の方が経験したでしょうか。その「市民トリアージ」終了後に、今度は実戦形式で搬送訓練と連動します。地震後をイメージしていかないと真剣さが生まれません。
真剣になると「クラッシュ状態の患者さん」を搬送するというのはいいが、本当に責任をもてるのか、どこに運ぶのか、など議論が始まりました。まずは、トリアージとは何か、を知ること、かなと思いました。
それにしても、膨大な地域のエネルギーを組織して繰り広げられる防災訓練、町内会活動にとって一大行事で、役員関係者の苦労も相当なものです。今年も終了後に反省会がしっかりと開催されていました。
1180名という参加者のうち300名ほどが安東中学、観山中学、中央高校、看護協会、地元医師グループの方々です。既に7:30から研修を受講していて、患者さん・リーダ役を中軸で担ってくれました。
私も住民の1人として「市民トリアージ」に挑戦しました。大きく4チームに分かれ、1チームに20人ほどの患者グループが円陣を組んで椅子に座っています。その一人ひとりに参加者が症状を聞きながら判定します。
5人の患者の判断をして交代します。300名位の方が経験したでしょうか。その「市民トリアージ」終了後に、今度は実戦形式で搬送訓練と連動します。地震後をイメージしていかないと真剣さが生まれません。
真剣になると「クラッシュ状態の患者さん」を搬送するというのはいいが、本当に責任をもてるのか、どこに運ぶのか、など議論が始まりました。まずは、トリアージとは何か、を知ること、かなと思いました。
それにしても、膨大な地域のエネルギーを組織して繰り広げられる防災訓練、町内会活動にとって一大行事で、役員関係者の苦労も相当なものです。今年も終了後に反省会がしっかりと開催されていました。
サールナートホールで開催された宗教者懇話会主催の第2回「宗教者が語る公開シンポジウム『いのちを見つめる』」に参加しました。立正佼成会の呼びかけによるもので2007年度に結成されたとのことでした。
シンポは、基調講演 久能山東照宮 宮司 落合偉洲さん、司会 日蓮宗妙心寺派 富春院 住職 鈴木眞道さん、パネリスト 日蓮宗 感応寺 副住職 伊藤佳通さん、静岡聖光学院 福本良雄さんの流れ。
400年前に千葉県御宿に難破したメキシコ船と船乗り。海女さん達の必死の救出に373人のうち73人が生き残り家康が駿府城で面談、船で無事に本国へ送還。今も友好の絆として語り継がれていると落合さんの提起。
国家と国家の戦争が始まろうとしても民間人どおしの「いのちを助け合う」外交が戦争の抑止力になると指摘に、宗教者にとっての「いのち」とはは何か、を問うシンポジウムにふさわしい内容で感動しました。
続く、伊藤さんがそれに応えて世界の飢餓への宗教者への支援がモノであると同時に死者を弔う祈りであるとの指摘や福本さんのキリストの「いのち」を巡る教えと友人の死についての提起、迫力ありました。
第2部の懇親会には、民主党藤本、藤末両参議院議員、民主党小長井県議、白鳥市議、自民党天野県議なども参加。そして、何と川勝平太静岡県知事も京都での学会終えてぎりぎりの参加ありで会場は大興奮。
川勝知事の日本における多神教のアニミズムが仏教を経て、また、キリスト教と融和など、さすが、学者知事としての日本における宗教世界での「西洋と東洋の融合論」には感服してしまいました。
シンポは、基調講演 久能山東照宮 宮司 落合偉洲さん、司会 日蓮宗妙心寺派 富春院 住職 鈴木眞道さん、パネリスト 日蓮宗 感応寺 副住職 伊藤佳通さん、静岡聖光学院 福本良雄さんの流れ。
400年前に千葉県御宿に難破したメキシコ船と船乗り。海女さん達の必死の救出に373人のうち73人が生き残り家康が駿府城で面談、船で無事に本国へ送還。今も友好の絆として語り継がれていると落合さんの提起。
国家と国家の戦争が始まろうとしても民間人どおしの「いのちを助け合う」外交が戦争の抑止力になると指摘に、宗教者にとっての「いのち」とはは何か、を問うシンポジウムにふさわしい内容で感動しました。
続く、伊藤さんがそれに応えて世界の飢餓への宗教者への支援がモノであると同時に死者を弔う祈りであるとの指摘や福本さんのキリストの「いのち」を巡る教えと友人の死についての提起、迫力ありました。
第2部の懇親会には、民主党藤本、藤末両参議院議員、民主党小長井県議、白鳥市議、自民党天野県議なども参加。そして、何と川勝平太静岡県知事も京都での学会終えてぎりぎりの参加ありで会場は大興奮。
川勝知事の日本における多神教のアニミズムが仏教を経て、また、キリスト教と融和など、さすが、学者知事としての日本における宗教世界での「西洋と東洋の融合論」には感服してしまいました。