まつや清の日記 マツキヨ通信

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「もったいない」を世界に発信したマータイさん亡くなる

2011年09月27日 | ニュース・関心事
ケニアの緑の党の党首でした。冥福をお祈りいたします。


<ワンガリ・マータイさん死去>植樹活動に情熱 驚き、惜しむ声
2011年9月26日(月)18:00
 ケニアのノーベル平和賞受賞者、ワンガリ・マータイさんが亡くなった。世界に向けて「MOTTAINAI(もったいない)」を発信し、環境保護を推し進めたマータイさん。国内のゆかりの人々からは惜しむ声が上がった。

 ◇大きな存在--真珠まりこさん

 06年3月にマータイさんと毎日新聞紙上で対談した、絵本「もったいないばあさん」シリーズの作者、真珠まりこさんは「信じられない。昨年の冬、パーティーでお会いしたときは元気そうだったのに」と言葉を詰まらせた。

 「4度ほど会ったが、いつも優しく温かく話しかけてくれた。他人や自然に感謝しなければいけないという心の先には『MOTTAINAI』があるということをいつも言っていた。コンセプトがしっかりしていて、私たちのように活動を推進する者からは、大きなお母さんのような存在だった」と悼んだ。【柳澤一男】

 ◇太陽みたい--幸田シャーミンさん

 元国連広報センター所長でジャーナリストの幸田シャーミンさんは出張先のドイツで訃報を知り「3年前にお会いした際は元気でエネルギーにあふれていたのに」と絶句した。幸田さんはマータイさんが来日した際、シンポジウムなどで複数回同席した。マータイさんの印象を「太陽のように光を放つような温かい女性だった」と語る。

 女性のエンパワーメント(活力を与えること)を語る上でも欠かせない存在だった。「女性が自らの力を信じ、投獄されても屈せず環境改善のための活動を実践できるよう、マータイさんは女性を引っ張ってきた。『日本とアフリカの女性が協力しあってがんばりたいですね』と話をしたのに残念です」と振り返った。【八田浩輔】

 ◇未来のため尽力--宮脇昭さん

 マータイさんとケニアで一緒に植樹をし、来日中は対談するなど親交のあった横浜国立大名誉教授の宮脇昭さん(83)=植物生態学=は「未来のために木を植える熱意を感じた。共にこれから森づくりをやろうと誓った間柄なので、とても悲しい」と残念がった。【山本悟】

 ◇優しさ忘れない--秋田の小学校長

 マータイさんは07年4月、「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」で秋田県美郷町立千屋小を訪れた。マータイさんが手で植えた時には3メートルほどだったアカマツは5メートルに育っている。マータイさんは校内の満開の桜に感激し「この美しい桜を守りましょう」と呼びかけたといい、校内には今も当時の写真や記事が張られている。小原靖校長は「マータイさんのことは学校報などで子供たちに伝えたい。子供たちには、マータイさんの思いを受け継ぎ、自然を大切にする心、本当の優しさを持ち続けていってほしい」と話した。【鈴木泰広】


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