まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

R6.7.5 静岡県地質調査業協会講習会「令和6年1月1日能登半島地震の被災状況とその特徴」!

2024年07月05日 | 市政

※※※ 
R6.7.5 静岡県地質調査業協会講習会「令和6年1月1日能登半島地震の被災状況とその特徴」!
講師は、金沢工業大学 地域防災環境科学研究所 特任教授 川村國夫さん!
29日、30日に現地調査していたのでリアル、(株)ジーべック社長の松浦さんに機会をいただく! 
※※※
後半は「液状化による地盤流動の特性と対策の視点〜内灘町の現地調査からの知見」で講師は大阪大学常田賢一名誉教授です。

今回は液状化に関心を持ったのですが、次のスケジュールで途中退席。残念です。松浦さんありがとうございました。 

1ページ分。
近年(1980年以降)の地盤流動の経緯
*地盤流動は、側方流動とも呼ばれる
1983年日本海中部地震:濱田らが液状化に伴う地盤流動を指摘 *傾斜地など

地盤流動に関する調査・研究の進展 *土木研究所:大型振動台実験など
1995年阪神淡路大震災:大阪湾岸の護岸の地盤流動により、橋梁の橋桁が落下

1996年道路橋示方書Ⅴ耐震設計編:流動力の規定 *対策:基礎の強化
2011年東北地方太平洋沖地震:千葉県香取市の河川護岸で地盤流動が発生/対策の検討・実施

公共施設と宅地との一体的な液状化対策事業の実施
2016年熊本地震:熊本市の河川護岸で地盤流動が発生/対策の検討・実施
2024年能登半島地震:石川県内灘町の傾斜地・宅地で地盤流動が発生 → 今後、復興!
以上から、1)地盤流動による被害が少なく、液状化と比較して、注目度、重要度は大きくなかった。
2)地盤流動の発生は、主に護岸部であり、住宅被害はその近傍に限定されていた。
能登半島地震での特筆点 (1)護岸部以外の傾斜地で地盤流動が発生したこと。
(2)傾斜地の全域にわたる住宅地で被害が発生したこと。