結局手を出してしまった。
SIGMA DP2
単焦点24.2mm(35mm換算41mm相当)F2.8レンズ
撮影素子 Foveon X3(20.7x13.8mm)搭載
率直な感想を言えば、正直他人にはお勧めし辛いカメラである。
安易にコンパクトサイズの筐体にAPS-Cに匹敵するサイズのイメージセンサーが乗っかっている、
そんな理由だけで購入すると後悔するかもしれない。
基本RAW現像での使用、撮って出しのJPEGはお世辞にも良い出来とは言えない。
AFスピードはカメラ付き携帯電話にも劣るかも。その精度にもかなりの疑問が残る。
価格に見合わないプラスチッキーでチープな質感。
単焦点とは思えないほどの歪曲と色収差。
高感度耐性に至ってはISO200以降は盛大なノイズを覚悟しなければならない。
はっきりいって室内、暗所での撮影は諦めた方が良いだろう。
しかしなんといっても最大の欠点は、不安定なWB(ホワイトバランス)。
オートで設定すると、例外なく青被りを起こす。
これに対する処置は、現像時に青の補色である黄色や、更にそれを補正するための
赤色などを加えてやるしかない。
要は現像時に自分自身でカラーチャートを組み直さ無ければ
まともな画像が期待できないカメラであるわけだ。
レタッチをする人にとってはごく初歩的な作業のようだが、
私のような一般人にはあまり縁の無かった作業。
しかもその作業を何百枚と行わなければならないとなると、
気の遠くなるような作業時間を要することは明白だ。
このカメラ、
撮影モードに「オート」が存在しない。
Pモード/シャッター優先/絞り優先/マニュアルモードのみ。
顔認証AFはもちろん、今や常識となった手振れ補正機能も完全無視。
これらの点からでも、メーカー側の「万人には受け入れてもらえないだろう」という意識が
はっきり読み取れる。
ではそんなDPシリーズがなぜヒットしたのか。
このサイズにして唯一無二の描画力をもつFoveon X3 が載っている魅力としか言いようが無い。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/500
Av (絞り数値) 8.0
露出補正 0
ISO感度 100
正直私程度のカメラ知識では、毎回の撮影が未だに綱渡りのように危ういものだ。
現像にもかなりの手間と時間がかかる。
しかし軽量・コンパクトデジカメサイズでデジタル一眼レフに見劣りしない解像感と階調を求めるのであれば
現状DPシリーズ以外に選択肢は無いと言ってよい。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/400
Av (絞り数値) 2.8
露出補正 0
ISO感度 100
長い間ホコリを被っていたスカブがまだ動くことを確認しつつ…/(^_^;)、
DP2 綱渡りの撮影を追々ご紹介して行こうと思います。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/320
Av (絞り数値) 2.8
露出補正 0
ISO感度 100
早速、背景にさせて頂きます。
私も、精進しないと(汗
かなり癖のありそうなカメラですね。
撮りっぱなしが多い自分にはちょっと厳しいかも?
なんて読みながら後半の写真見たら…。
確かに綺麗ですね。
そりゃ評価も上がるわけです。
「世話が焼けるな、コイツ」的に良い付き合いになりそうですね。
半年振りにスカブで400キロ以上走りました(笑)
狂ったような暑さでしたが、やっぱりスカブの
ある生活はたまりませんね。
納車、待ち遠しいですね(笑)
>しびすけ様
正直最初の1時間は「やっちまったか…」と打ちひしがれていましたが(笑)、
今はその評価も180度変わってしまいました。
まったく別の種類のカメラですね。
一眼とかコンデジとかそういう差別の範疇には当てはまらない、
強烈な個性を感じます。
がんばって使いこなしたいですね…。
デザインでオリンパスのPENがほしくて仕方がない!
でも、使い分けの目的すらわからない自分。。
Canon がE-P1と同じようなコンセプトの製品を出してきたら、
俺も間違いなく食いつくねぇ(笑)。
でも、今のところまだまだ重いしデカイ。
あれをポケットにしまう宮崎葵さんにはかなりの違和感を感じます…(^_^;)
因みにE-P1のマイクロフォーサーズセンサーより、
Foveon X3 センサーの方が面積広いんですよ。
それを踏まえて比べると、このコンパクトサイズにしてDP2のCPは
相当に高いと思います。
俺は登山中のでの「行動カメラ」にこのDP2、
ピークや、山小屋からの撮影を40Dで、と考えています。
白レンズを登山で使用するにはこのシステムしかないと思いました。