現在、ほとんどのデジタルカメラのセンサーには「ベイヤー方式」というイメージセンサーが
使われている。40Dも勿論ベイヤー方式である。
ベイヤー方式は、モノクロセンサーのため色情報が取り込めない。
そこでピクセルの上にカラーフィルターを乗せて色情報を取り込んでいる。
しかしその方法だと1つの画素でRGBのうちひとつだけしか識別できないので、
ベイヤー方式では補完よって、残りの2色を復元しなければならない。
実はその復元過程で偽色が発生してしまう。この偽色を抑える為に一般的には、
センサーの前にローパスフィルターを取り付けるのだが、これを付けると解像度
が下がってしまう。
この問題を解決しているイメージセンサーが、SIGMA の SD 及び DP シリーズに
採用されている FOVEON X3 なのである。
このセンサーは3層の感色層でRGB3色のすべてを取り込むことができるフルカラーセンサーである。
原理的に偽色が発生しないので、ローパスフィルターが不要。
つまり、光の3原色すべての情報や微細な被写体の情報もそのまま取り込むことができるというのだ。
まあ、書いててもあんまり理解できていない私のゴタクを並べていてもしょうがないので
画像をどうぞ見ていただきたい(笑)。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/250
Av (絞り数値) 8.0
露出補正 0
ISO感度 50
このサイズのカメラでこれほどの画が出てくると、正直ちょっと複雑な思いがする。
この立体感、解像感はなんなんだ。
40Dでこれと同等の写りを実現するのには、かなりの技量とそれなりのレンズが
必要になるのではないだろうか。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/80
Av (絞り数値) 8.0
露出補正 0
ISO感度 50
風景写真の世界では、未だに中判以上のカメラが主流のようだ。
山岳写真でも、中判カメラのタメ息の出るような画がいくつも見られるが、
大げさと思われることを覚悟してもなお、この FOVEON X3 が吐き出す画質は
その中判カメラの画像を思い起こさせる何かがあると思う。
それはかつて5Dにも感じたもので、現モデルの5DmkⅡが失ってしまった何かの
ようにも思える。恐らく、印刷するとその印象はさらに強くなるに違いない。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/320
Av (絞り数値) 2.8
露出補正 0
ISO感度 50
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/500
Av (絞り数値) 3.2
露出補正 0
ISO感度 50
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/320
Av (絞り数値) 2.8
露出補正 0
ISO感度 50
う~ん…
とにかく非常にユニークな写りとしか言いようが無い。
ボケは大雑把な感じで決して綺麗とは言えない。
F2.8の単焦点としては???という部分も確かにある。
しかしその画には妙な力強さを感じる。
線が太いというか、そのくせ1400万画素というお荷物をなんなく解像しているようにも見える。
レンズの出来、カメラ本体の出来、現像ソフトの不便さ、お粗末な機能、意外と大きい、
数え上げればいろいろ出てくるのは確かだが、状況によってはいきなり一等賞を撮る。
DPシリーズを愛用しているユーザーにとってはこの瞬間がたまらないんだろうな、
と妙に納得してしまった。
カメラ機種名 SIGMA DP2
Tv (シャッター速度) 1/30
Av (絞り数値) 7.1
露出補正 0
ISO感度 50
しかし、農家の間で流行ってんのかな、これ…(^_^;)?
(群馬県高崎市上室田町にて偶然撮影)
今回も、風が吹くような写真ですね!
また、背景で悩むな~(笑
(でも真剣に読んでしまうんですけどね)
コンデジ(並の大きさ)でも、ここまできれいに写せるんですね。
毎度ご訪問頂きありがとうございます(多謝)!
ここに乗せている圧縮画像を壁紙にするとかなり
汚くなってしまうので、本当はtoshichy98さん
にはぜひオリジナルサイズでご覧になって頂き
たいのですが、Gooブログは1Mを越えるサイズが
アップロード出来ません(泣)。
もし気に入って頂いた画像がありましたら、Mixy
の方でお知らせ頂ければお送りいたしますので
お気軽にお声がけください(笑)。
>しびすけ様
GRとの買い替えは激しくお勧めしません(笑)!
買うなら完全に買い増しですねー。
とにかくオンリー・ワンなカメラです。
いろんな意味でとんがってます。
私はSIGMAのカタログに掲載していた画像を見て
我慢できなくなりました。
↓この方が撮ってます。
http://shinzlogclips.blogspot.com/2009/06/sigma-dp2-catalog-shooting.html
この記事の熱さに完全にやられました。
実際カタログを手に取ると相当熱いです。
機能の説明が一切なし。
ただひたすら写りに関する想いと、とんでもなく破壊力を持った画像。
こんなカタログ、今まで見たことがありません。
ぜひ一度店頭で手にとって見てください(笑)。
でもおっしゃる通り現像ソフトが少ないのが不満です。
SD14もってますがNikon D80よりも面白い写真が撮れますね。
ほんとにほぼすべてのオート機能はあてになりませんし原点が多いカメラですが必ずもっていくカメラです。
レンズそろえたいと思います。
ほんとにSIGMAマウントはSIGMAですらうってませんね(^^;)
コメント、ありがとうございます。
SD14もお持ちなんですか!
foveon X3 は確かに面白いです。
今までのどのデジタルカメラとも違うというか、全く別物といった感じがします。
AWB、何故か夕焼けの時は意外と当たる気がしました(笑)。
AFももうちょっと何とかして欲しいところですが、
なんとかうまく付き合っていきたいと思います。
苦労はあっても、それだけの価値あるセンサーですね…(^_^)v