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ふとん道楽

ふとんのマスダ 仕事ブログ

ヘンプふとんわた サンプル

2010年05月20日 | 

昨日はヘンプ輸入元である麻福の社長さんがご来店。今後このヘンプをどのような形で活用していくかを話し合いました。同時に製綿工場も見学され、サンプルで頂いた原料がシート状に加工されていく工程を興味深く視察されました。

その時にサンプルで加工したものがヘンプ50%+インド綿50%のブレンドふとんわたです。前回はヘンプ80%+メキシコ綿20%でしたが、わたにコシやハリが無いため布団の素材としてはイマイチな結果でしたので、今度はコシのあるインド綿を半分の割合で混ぜてみようと試みました。

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結果は・・・写真では分かりにくいですが、そこそこ弾力性のあるわたが出来上がりました。「そこそこ」という表現ですので勿論コットン100%の弾力性には敵いません。あくまでも布団の素材として許せる範囲の弾力性です。

「このわたを糸にする」という方には、魅力的な素材かもしれませんが。。。

なお今回加工分に限り、この未知なる製品「ヘンプふとんわた」のサンプルを希望者に無料で差し上げます。応募方法は140円切手と送り先を記入したA4サイズほどの封筒を一通お送りください。おり返しサンプルわたを入れてお送りします。

一応「ヘンプ80%+メキシコ綿20%」と「ヘンプ50%+インド綿50%」が有りますので、どちらかを希望と書いて頂ければお好きな方を。また「両方欲しい」という方には半分ずつ少量に分けてお送りします。なおヘンプふとんわたはヘンプの独特な臭いがありますのでご了承ください。

後々ヘンプふとんわたに関するご意見やご感想なども頂ければ幸いです。お客様の反応により将来商品にするかどうかを判断したいと思います。よろしくお願いいたします。

お問い合わせ:増田製綿工場

 
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ヘンプふとんわた

2010年05月18日 | 

以前ブログで話題にしたヘンプの原料が約15kg入荷しました。

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このヘンプは紡績の落綿(落麻)で繊維はそれほど長くありませんが
ふとんわたを作るのであれば長いよりも短い方が適しています。

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ただしヘンプもラミー同様に原料100%では機械との相性で加工が難しいため
今回もメキシコ綿を20%ブレンドしてふとんわたを作りました。

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そして出来上がりはご覧の通り。。。
1枚300gの綺麗なシートわたの完成です!

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作りたてという事で一見ボリューム感のある綿に仕上がっていそうですが、ふとんわたとしてはコシが無いというかハリが無いというかイマイチな感じがしますので、もし布団用にと考えるのであればコシの強いインド綿を混ぜる方が良いかもしれません。麻ですので夏用の肌掛け・敷きパットがよろしいかと。。。これからの時期にピッタリですね!

ただし手紡ぎ用として考えるなら・・・ちょっと面白い素材だと思います。

明日はヘンプの輸入元の社長さんとお会いし、ヘンプふとんわたの商品化に向けての話し合いをする予定です。今後の当店のヘンプ製品にご期待ください。

お問い合わせ:増田製綿工場

 
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新・ラミーふとんわた

2010年04月27日 | 

在庫のラミーふとんわた(ラミー80%+インド綿20%)が先日完売となり、新たなロット生産に着手する事となりました。

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ただし今回の生産分からは、20%混ぜる綿をインド綿からメキシコ綿に切り替えました。その理由はラミーが長繊維のため短繊維のインド綿より長繊維のメキシコ綿の方が相性が良いだろうと考えたからです。

そして実際にラミー80%とメキシコ綿20%の割合で混ぜて綿打ちをしてみたところ、さすが長繊維だけあって仕上がりはインド綿の時よりもしなやかになりました。さらにメキシコ綿の色がラミーに近い事もあり混綿の状態も自然で繊維に艶があります。

今回のメキシコ綿への切り替えは、、、大成功でした。。。

またインド綿より高価なメキシコ綿ではありますが価格は据え置きです。

ラミーふとんわた
http://www.cotton.shop-site.jp/blend.futon.html#anchor7

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お問い合わせ:増田製綿工場

 
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ヘンプスライバー+オーガニックコットン その3

2010年04月17日 | 

それではヘンプスライバーとオーガニックコットンのブレンド&カード綿打ちに取りかかります。綿をブレンドする機械のコンベアにオーガニックコットンを敷き、その上にヘンプスライバーを重ねて機械に送り込みます。

Rimg0325 Rimg0326 ←上の層がヘンプで下の層がコットン

機械でブレンドされた綿は一旦綿室に溜まります。
ヘンプとコットンが均一にブレンドされているのがお分かりでしょうか?

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最後に、ブレンドされた綿をコンベアでカード機に送り込むと、、、

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綺麗にカードがかけられたヘンプコットンシートが完成です。
ちなみにシート1枚の重さは300gです。

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ヘンプスライバーとコットンのブレンドは今回が初めてでしたが、作業はスムーズに進み予想以上に綺麗な綿が完成しました。きっとこの綿も手紡ぎされて糸になり、何かの作品に生まれ変わるのでしょうね。。。楽しみですね!今後も当店はこのように変わった綿打ちのお仕事に積極的に取り組んで行きたいと思います。

お問い合わせ:増田製綿工場

 
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ヘンプスライバー+オーガニックコットン その2

2010年04月16日 | 

ブレンド作業に入る前にちょっとだけ下準備をします。それは、先にヘンプのみにカードをかけて繊維をふわふわに解しておきます。そうすることでヘンプとコットンが均等に混ざりやすくなるからです。

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カードがけ前のヘンプ(1.3kg)は買い物ポリ袋に入る程度の質量でしたが、カードをかけ終了後は、何と二十倍以上の質量に膨れ上がりました!!このボリュームのあるふわふわ感・・・写真でお分かり頂けますでしょうか?このヘンプだけでも糸紡ぎができますね。。。

とりあえずヘンプにカードをかけ終えて、ようやくコットンとのブレンド作業に入ります。

つづく。

 
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